寅さん(渥美清)沖縄でリリー(浅丘ルリ子)と同棲!13日『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』放送!予告動画

2016年09月13日10時10分映画
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寅さん(渥美清)とリリー(浅丘ルリ子)、ついに沖縄で同棲!毎回、お互いの心を通わせて来た二人の愛は果たして成就するのか? 灼熱の沖縄を舞台に大人のロマンスが展開するシリーズ第25作『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』(1980年8月公開)が、本日9月13日(火)NHKBSプレミアムシネマにて夜9時から放送、作品公式サイトで予告動画が公開されている。

「男はつらいよ」シリーズは、1969年~1995まで全48作品公開された山田洋次原作・脚本・監督・渥美清主演のヒット作。物語は、寅さん(渥美)と、さくら(倍賞千恵子)、おいちゃん(森川信)、おばちゃん(三﨑千恵子)をはじめとする柴又の人々と心の交流と、毎回登場するマドンナとの寅さんの恋バナに、ほのぼのと心温まる展開。

浅丘ルリ子は、日活映画『緑はるかに』(55年)でデビューし、当時の役名がそのまま芸名になった。日活では小林旭、石原裕次郎映画のヒロインをつとめトップ女優に。
『男はつらいよ』のリリー役は、本名、松岡清子という、かつてレコードを出したことがある旅回りの歌手。浅丘は、11作『寅次郎忘れな草』(73)、15作『寅次郎相合い傘』(75)、25作『寅次郎ハイビスカスの花』(80)、48作『寅次郎紅の花』(90)で四回演じている。

『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』は、リリーが沖縄で倒れたという知らせを受けて、寅さんが急きょ沖縄向かい、二人は部屋を借りてそのまま共同生活をすることになる。
飛行機嫌いの寅さんが、とらやのみんなに説得されてリリーのために飛行機に乗る。また、おなじみの“啖呵売”に寅さんの本音が出ている。

「今日は儲けは一切考えない、本来ならばこれ全部タダでやっちゃう、しかし、私には病気の妻がいます、私の恋する恋女房、これがいい女だ。(沖縄県那覇市・牧志第一公設市場・ゴム草履)」(出典:作品公式サイトより)

だが、リリーと下宿先の息子・国頭高志(江藤潤)との間に、寅さんが焼き餅を焼き、「あんたと私が夫婦だったら」というリリーの女性としての想いを知る高志は、彼女を大切にしない寅さんに怒りをぶつける。
情熱的なリリーと、売り言葉に買い言葉の寅さんの喧嘩は、お互いの愛情の発露のようでもある。そんな二人に気をもむとらやの人々。爽快なラストシーンも含めて、シリーズ屈指の傑作となった。

■あらすじ
懐かしいリリー(浅丘ルリ子)から、寅さんへ手紙が舞い込んでくる。彼女は沖縄で仕事中に倒れて、入院しているという。“寅さんに一目逢いたい”というリリーの願いを叶えるべく、寅さんは那覇へ向かう。懸命の看病の甲斐あって、リリーは退院。二人は小さな家を間借りして同棲を始める。ある日、気を許し合っただけに、二人は大げんかをしてしまう…、

■作品紹介
監督: 山田洋次
脚本: 山田洋次、朝間義隆
原作: 山田洋次
出演:渥美清、浅丘ルリ子、倍賞千恵子、江藤潤、前田吟、下條正巳 ほか

NHKBSプレミアムシネマ
『男はつらいよ 柴又慕情』作品公式サイト