原作は村上春樹も翻訳した名作!ディカプリオ版『華麗なるギャツビー』NHKBSプレミアムで放送!予告動画

2016年09月19日14時36分映画
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出展:作品公式サイトより

今年、念願の米アカデミー賞主演男優賞を獲得したレオナルド・ディカプリオと鬼才バズ・ラーマンが再タッグを組んで、文豪フィッツジェラルドの傑作小説を映画化した大作『華麗なるギャツビー』が、今夜9月19日(月・祝)NHKBSプレミアムシネマにて放送!予告動画は作品公式サイトで視聴できる。ブルーレイ、DVD &4K UHDも2014年にリリースされた。

F・スコット・フィッツジェラルドの原作『グレート・ギャツビー』は、2006年に新訳版(中央公論新社刊)にて村上春樹が翻訳、刊行された。フィッツジェラルドはアメリカを代表する小説家だが、生前はあまり経済的に恵まれてはいなかった。1925年『グレート・ギャツビー』が出版され、20年代を代表する名作と謳われたが、時代が悪かった。1929年ウォール街を襲った世界恐慌、妻・ゼルダが統合失調症をわずらいスイスの病院で長期療養を余儀なくされた。その後も執筆した作品はヒットせず、一時はハリウッドでシナリオライターをやっていた。状況は一向に改善されることなく、フィッツジェラルドはしだいにアルコールに溺れるようになり、1940年12月21日最後の小説執筆中に死去した、享年44。フィッツジェラルドの死後、34年たってジャック・クレイトン監督、ロバート・レッドフォード主演で『華麗なるギャツビー』が映画化されて、再び脚光を浴びることとなった。

今夜放送されるのは、2013年レオナルド・ディカプリオ主演で公開されたリメイク版。
22年越しの悲願のアカデミー賞を受賞した『レヴェナント 蘇えりし者』でワイルドなレオ様を披露しているが、元は1974年生まれの子役としてCMやテレビドラマに出演していた。19歳のとき出演した『ギルバート・グレイプ』でジョニー・デップ扮するギルバート・グレイプの弟、重い知的障害を持ったアニー役で一躍脚光を浴びる。1996年公開、バズ・ラーマンの『ロミオ+ジュリエット』は世界的に大ヒット。ベルリン国際映画祭でディカプリオは銀熊賞(男優賞)を受賞した。そして1997年公開ジェームズ・キャメロン監督『タイタニック』で人気、実力ともにトップの座を確立した。その後、俳優業のみならず慈善活動にも積極的で、9月23日ニューヨークの国連本部で開催された「国連気候変動サミット」において、世界120カ国あまりの各国首脳に「この星で我々が存在するための最大の課題」に取り組むよう演説をして話題になった。2014年、ディカプリオは国連平和大使に任命され、当時のディカプリオの演説の模様はYouTubeにアップされている。
国連機構変動サミット、レオナルド・ディカプリオ演説

■あらすじ
ニューヨークの郊外にある豪邸で、毎夜豪華絢爛なパーティーが繰り広げられていた。その主催者、大富豪のジェイ・ギャツビー(ロバート・レッドフォード/レオナルド・ディカプリオ)には秘められた過去があった。パーティーの参加者のほとんどは、そのギャツビーがいかなる人物か詳細をしらない、謎の人物なのである。
数年前、ギャツビーはデイジー・ブキャナン(ミア・ファロー/キャリー・マリガン)と恋に落ちたがギャツビーは戦場へ…。帰ってきたら恋人デイジーは大金持ちのトム・ブキャナンと結婚していた。その後ギャツビーは違法な事業で成功を収め、巨万の富を得る。そしてデイジーを取り戻すため、夜な夜な豪華絢爛なパーティーを開いていた。ギャツビーはデイジーの愛を、取り戻すことができるのか…
物語の語り手はギャツビーの大邸宅の隣に住んでいる、物静かな青年ニック・キャラウェイ(サム・ウォーターストン/トビー・マグワイア)から見たギャツビーが描かれている。

ディカプリオ主演の『華麗なるギャッツビ―』はスタイリッシュな映像に定評があるバズ・ラーマン監督。ディカプリオのほかトビー・マグワイアなど人気俳優が顔をそろえる。そのほか、ミュウミュウ、プラダ、ブルックスブラザーズ、ティファニーなどの高級ブランドが使われている。

放送は、今夜9月19日(月・祝)夜9時からNHKBSプレミアムシネマにて。予告動画は以下の作品サイトで視聴できる。

NHKBSプレミアムシネマ
『華麗なるギャッツビー』作品サイト