卓球&水谷隼ファン必見!宮藤官九郎×窪塚洋介×松本大洋『ピンポン』NHKBSで放送!予告動画

2016年10月03日17時40分映画

今夏のリオ五輪を大いに沸かせてくれた卓球男子!日本人初のシングルスでのオリンピックメダリストとなった水谷隼選手のスーパープレイを思い出させるスゴ技続出の卓球映画『ピンポン』が今夜10月3日(月)夜9時よりNHK BSプレミアムシネマにて放送、予告動画はYouTubeで視聴できる。

『ピンポン』は、「この星の一等賞になりたいの、卓球でオレは!そんだけ!」主人公ペコ(窪塚洋介)の印象的なセリフが心に残る、卓球に青春をかける高校生の物語。原作は、松本大洋の人気コミックで、宮藤官九郎脚本、窪塚洋介主演。

水谷選手たちの活躍で、卓球が温泉旅館のお遊びというイメージはすでに払しょくされているが、この映画が公開された2002年はまだまだ、卓球が生ぬるいスポーツと思われていた。そんなイメージを一変させ、卓球が熱くてかっこいいスポーツだと、思わせてくれたのが、今夜放送の映画が『ピンポン』だ。

主演の窪塚洋介をはじめ、実は錚々たる顔ぶれがそろっているのだ。当時、モデルとして人気だったARATA(現・井浦新)、歌舞伎俳優の中村獅童はこの映画で注目を浴びるようになった。とくに劇中の中村獅童は原作どおりのスキンヘッドで鋭い目つき。今でこそ、若手歌舞伎俳優として人気を博しているが、この映画に出演するまで世間ではほぼ無名で、「『ピンポン』のドラゴン役の人って、歌舞伎俳優なの!?」と驚かれるぐらいだった。脚本がクドカンこと宮藤官九郎で、大人計画の荒川良々、近藤公園、そして松尾スズキも出演している。演劇界では看板俳優だったが、まだこの映画公開当時、映像での知名度が低かった大倉孝二、佐藤二朗などの個性派俳優も出演している。そして香港人俳優のサム・リーも出演。そして、当時まだ10歳の染谷将太が出演している。今では主役を張るほどの人気俳優、今年の元旦に菊地凛子と入籍し、公私共々絶好調、ぜひ劇中どこに登場しているのか探し出してほしい。

劇中の卓球シーンはCGを駆使しており、迫力ある戦いが描かれており、めちゃくちゃかっこいい。さらにかっこいいのが主題歌、SUPERCAR(2005年解散)の「YUMEGIWA LAST BOY」は大ヒット。2002年当時の「かっこいい」を際立たせた映画が『ピンポン』、公開から13年経った今見ても、古さを感じないクールなかっこよさが際立った作品である。

■あらすじ
子どものころから凄腕の卓球少年だったペコ(窪塚洋介)。無愛想で笑わないスマイル(ARATA)にとってペコはヒーローそのものだった。しかし高校生になったペコは上海から来たエリート留学生チャイナ(サム・リー)に完敗。インターハイでも敗れ人生のどん底を味わう。一方スマイルはコーチに才能を見いだされ、メキメキと腕を上げるのだが…。高校生の男の子たちが、卓球に情熱、命をかける物語。

【ピンポン】(2002)
監督:曽利文彦
脚本:宮藤官九郎
原作:松本大洋『ピンポン』(小学館)
出演:窪塚洋介、ARATA(現:井浦新)、サム・リー、大倉孝二、荒川良々、近藤公園、松尾スズキ、夏木マリ、竹中直人ほか。
『ピンポン』DVD&Blu-rayはTCエンタテインメントより絶賛発売中。

NHK BSプレミアムシネマ6月9日(火)夜9時より宮藤官九郎脚本、曽利文彦監督、窪塚洋介主演『ピンポン』を放送。松本大洋の人気コミックを完全映画化。臨場感溢れるピンポンの試合シーンは一見の価値あり。予告動画はYouTubeにて視聴できる。

NHK BSプレミアムシネマ番組公式サイト
『ピンポン』予告動画(YouTube)