大ベストセラーシリーズ『ハゲタカ』、『コラプティオ』などの真山仁が、戦後日本の政界・産業界の闇に切り込む話題作『売国』を玉木宏主演で初ドラマ化！気鋭の特捜部検事と宇宙開発を志す若き研究者の視点を通して描く社会派エンターテインメント「巨悪は眠らせない 特捜検事の逆襲」が、明日10月5日（水）よる9時から放送！番組公式サイトで予告動画が公開中だ。

物語は、東京地検特捜部の気鋭の検事・冨永真一（玉木宏）と、宇宙開発の最前線に飛び込んだ若き研究者・八反田遙（相武紗季）。2人の視点を通し、日本の政界・産業界に巣食う深い闇をあぶり出す。

NHK連続テレビ小説「あさが来た」のヒロインの夫・新次郎役で粋な若旦那役で魅せてくれた玉木宏は、10月9日（日）からスタートするフジテレビ「キャリア～掟破りの警察署長」で警察署長役で主演する。だが、その前に、朝ドラ後、民放ドラマ初作品に選んだのは、東京地検特捜部の気鋭の検事役で主演する本作。玉木にとって、テレビ東京のドラマは初出演、さらに社会派ドラマも初挑戦となる。
初づくしの本作で演じる検事・冨永真一について玉木は、「冨永は30代後半で、年齢は重ねているけれども、検事として特捜部に移ったばかりで、どこか初々しさがあって…。そういった、年齢的な若さではない「初々しさ」を演じていきたいです」と分析。
また、原作に出てくる地方でのロケもあった関東近郊の各所での撮影については、いい気晴らしになったと言っており、「キャスト、監督、スタッフと素晴らしい方々が集結していますので、題材も含め、見応えのある作品になると思います。まだ探り探りではありますが、今までにないような重厚な作品をお届けできるよう頑張りますので、ぜひ楽しみにしていてください」と出来上がった作品に手ごたえを感じている様子。

共演は、仲代達矢、相武紗季、奥田瑛二、萩原聖人、西村雅彦、勝村政信、鈴木浩介など超豪華共演者が集結。監督は社会派ドラマに定評がある若松節朗、脚本は硬軟様々な話題作を手掛ける金子ありさ。

■あらすじ
東京地検・特捜部検事の冨永真一（玉木宏）は、幼女誘拐殺害事件で形勢不利に陥っていた裁判を見事勝利に導いた。その実績と徹底した証拠重視主義を買われ、公判部から特捜部に抜擢される。副部長の羽瀬喜一（奥田瑛二）から早速命じられたのは、闇献金疑惑の捜査だった。
羽瀬が最優先で特定するよう命じた関係先は、「永田町のドン」と呼ばれる元副総理・橘洋平（仲代達矢）。冨永は事務官の五十嵐鉄夫（萩原聖人）の補佐を得て、着実に捜査を進めていく。そのさなか、裏金リストが記されている手帳が、群馬県の土木会社会長、本郷五郎宅で見つかる。本郷は地元の市会議員から県議、国会議員まで土建業界票のとりまとめをしていたとみられ、同業者から告発されたのだ。手帳が押収された翌日、本郷は自殺。本郷の妻・登紀子（草笛光子）に事情聴取を試みるが、気の強い彼女には取りつく島もない。

そんなある日、冨永の親友・近藤左門（鈴木浩介）が謎めいたメッセージを残して失踪。文部科学省のキャリア官僚で宇宙開発を担当していた左門は失踪直前、冨永宛にスマートフォンを託していた。中には宇宙開発の現場で起きている事件を告発する動画が。左門が名前を挙げた人物は、官房長官の中江信綱（西村雅彦）と、冨永が捜査中の「永田町のドン」橘洋平だった…。
左門によれば、二人は「産業の選択と集中」を推進するなか、水面下で宇宙開発技術をアメリカに売り渡そうとしているという。本郷土木闇献金事件と、宇宙開発をめぐる疑獄事件。２つの事件は大物政治家によって繋がりをみせ始める。
ほどなく左門は特定秘密保護法違反の疑いで指名手配される。左門を救うため、冨永は身を挺して巨悪に立ち向かう覚悟を固める。

八反田遙（相武紗季）は、宇宙工学の研究者として鹿児島から宇宙航空研究センター（通称・宇宙セン）にやって来た。亡くなった父はかつて内之浦のロケット発射場で技官をしており、宇宙センでロケット開発に携わったこともある。その父を知る寺島光太郎教授（勝村政信）に師事することになり、憧れの研究生活を始めた遙。だが、次第に宇宙開発の厳しい現実に直面することになる。
研究室でパソコンのモニタリングをしていた遙は、不審な操作ログの痕跡を見つけ、思いがけない事実を知ってしまう。捜査で宇宙センを訪れた冨永と面識があったことから、知りえた事実を打ち明けようと冨永に接触。ひたむきな遙の訴えは冨永の心を動かしていく――。

「巨悪は眠らせない」――。冨永は政界と産業界に巣食う深い闇を暴き、親友を救うことができるのか？

【同時放送】TX・TVO・TVA・TSC・TVh・TVQ

原作脚本
【原作】真山仁『売国』（文春文庫刊）
【脚本】金子ありさ

監督・演出
【監督】若松節朗

【協力】
JAXA（宇宙航空研究開発機構）

制作
【制作協力】テレパック
【製作著作】テレビ東京

◇テレビ東京番組公式サイト