生死を彷徨う十郎左(福士)!きよ(武井)吉良邸に潜入!「忠臣蔵の恋」第9話予告動画と第8話詳細あらすじ

2016年11月18日18時00分ドラマ
©NHK

大石内蔵助(石丸幹二)がついに討ち入りを宣言するが、無理がたたって磯貝十郎左(福士誠治)が病に倒れる!献身的に看病するきよ(武井咲)を見た三太夫(中尾明慶)は…そしてついにきよが吉良邸に潜入する!NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋」(全20話)、11月19日放送の第9話「生死の境」のあらすじと前回(8話)の詳しいあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。NHKオンデマンドで見逃し配信。

※大相撲中継のため再放送日時が変更
(再放送)総合:2016年11月28日(月)午後4時15分

討ち入りまであと1年。第8話は、脱盟していく者とそれを思う同志たち、仙桂尼、三太夫、そして仕える殿を持たない條右衛門、十郎左の母上など色々な人達の想いが描かれた回でもあったが、やはり何より印象に残ったのは、十郎左をきよの蜜月生活だろう。

第7話で、夫婦になりたいというきよの本心を十郎左が見抜いた茶碗のシーン、第8話では、新婚夫婦のように並んで座って昔話に笑った火鉢のシーン、きよが閉める戸に十郎左の顔がゆっくり隠れていく別れのシーン…。現代劇では決して表現できない時代劇の控えめの恋に胸を焦がしたドラマファンも多かったようだ。

忠臣蔵12日に放送した前回は、村松三太夫(中尾明慶)が現れたことで、十郎左ときよの蜜月生活がピリオドを打つことになった。さらに、きよが何者かに襲われそうになったことで別れの時が早まった。きよを危険にさらしたくないとの十郎左の気持ちはわからないでもないが、せめて三太夫には本当のことを話してほしかった。
次回は、病の十郎左を心配するきよのそぶりから、さすがに鈍感な三太夫も二人の関係を察するようだが…。

忠臣蔵■前回(第8話)おさらい
身も心も結ばれたきよ(武井咲)と十郎左衛門(福士誠治)。火鉢に手をかざし二人は幼い頃の思い出を語りつかの間の幸せをかみしめた。

吉良(伊武雅刀)が隠居したとの情報が入った。そうなれば吉良はどこにでも自由に動くことができ、十郎左たちの手の届かないところに隠れるかもしれない。仇討ちを急がねばと江戸の浪士たちの間には緊張が走った。そんな中、高田郡兵衛(竹井亮介)が内田家の養子になるために脱盟するという知らせが届いた。養子の話を固辞すれば仇討の本意を見抜かれてしまうための苦渋の選択だった。

仙桂尼(三田佳子)を訪ねたきよは、瑤泉院 (田中麗奈)の元で大石内蔵助(石丸幹二)と言葉を交わし、頼もしい方だとお見受けしたと報告。それに同意する仙桂尼だが、大石たちの心意気がお家再興に向かって、仇討ちに向かないことを願った。「それでは亡き殿の無念を晴らせないのでは!」と返すきよの表情に大人びた変化をみとった。そして、木屋孫三郎(藤木孝)が、きよがのぞむなら吉良邸にご奉公の口を利いてやると言っていたと伝えたが、きよに仇討ちの片棒を担いてほしくないと続けた。

帰り道、見知らぬ男に後をつけられたきよは、このまま帰れば十郎左に危害が及ぶかと、おじ佐藤條右衛門(皆川猿時)のいる道場に駆け込み難を逃れた。條右衛門は男が吉良の密偵かもしれないと考え、仇討に備える家臣たちの動向を伝えた。そして、仕える殿を持たないわが身を憂いた。きよは、「明日はどうなるのかわからない今、條右衛門おじさまだけが頼りなのに…」といって條右衛門の自棄になる気持ちを封じた。

一方、十郎左の元に村松三太夫(中尾明慶)が訪ねてきた。三太夫はきよが同居していることを知っており、仇討ちに加わりたいので自分もこの家に居候させてほしいというのだ。十郎左はこの申し出を受けることにし、帰宅したきよにここを出ていくようにと話した。首を横に振って「いやです」と立ち去ろうとするきよを引き留め、「あと一日だけだぞ」と優しく諭し、十郎左の母・貞柳尼(風祭ゆき)への使いを頼んだ。

翌日、貞柳尼は訪ねて来たきよをねぎらい、亡き殿から賜った品々を困窮している十郎左の足しにしてほしいときよに託した。

その頃、十郎左は本所の吉良邸の様子を窺っていた。すぐ近くに道場を構えた安兵衛が現れ、浪人暮らしをしている不破数右衛門(本田大輔)が仇討に加わることを大石が許可したことを伝えた。そして尾行されたきよの安否を尋ねた。十郎左は酒屋に飛んで帰って、「襲われそうになったことを話せば林昌軒に帰れといわれるから、話せなかったのか」と、きよの気持ちを慮り、「さぞや恐ろしい思いをしただろう。済まない」と言いながらも「もはやいらぬ未練。すぐに支度しろ」と別れを急いだ。

夫婦茶碗と荷物を抱えたきよに十郎左は「ここで暮らしたのが冥途の土産になる」といい、きよも同じ想いと告げ、礼をして出て行った。

tyuusinn■第9話「生死の境」
大石内蔵助(石丸幹二)がついに討ち入りを宣言。江戸各所に潜んでいる浪士たちの動きも活発に。その頃十郎左衛門(福士誠治)は生死の境を彷徨っていた。父のもとに戻っていたきよ(武井咲)だったが、たまらず十郎左衛門の元へ。懸命に看病するきよと十郎左衛門の姿は、きよを想う三太夫(中尾明慶)にも夫婦とうつる。意識の混濁した中で十郎左衛門は「吉良を討たねば」という言葉を絞り出す。それを聞いたきよは、自分も浅野家の家臣として、同志の一人としてあることを決意する…。

NHK総合土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20回)は毎週土曜日午後6時10分より放送。再放送は翌週月曜日午後4時15分から。出演はNHK初主演を務める武井咲、福士誠治、今井翼、田中麗奈、中尾明慶、佐藤隆太、笹野高史、陽月華、中村倫也、皆川猿時、大東駿介、石丸幹二、平田満、伊武雅刀、三田佳子ほか。NHKオンデマンドにて見逃し配信。

NHK総合 土曜時代劇「忠臣蔵の恋」番組公式サイト
NHKオンデマンド公式サイト

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