吉良の額に傷跡が…討ち入り前夜!10日「忠臣蔵の恋」第11話予告動画と第10話詳細あらすじ、予告動画

2016年12月09日12時50分ドラマ
©NHK

ついに吉良上野介(伊武雅刀)が上杉家下屋敷に来る!密偵・きよ(武井咲)がみた仇の額には刀傷が…そしてきよが見た吉良の別の顔は?いよいよ討ち入り前夜!明日10日、NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20話)第11話「吉良の顔」のあらすじと前回(10話)の詳しいあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。NHKオンデマンドで見逃し配信。

■きよの涙
前回(12/3放送分)より、きよが上杉家下屋敷に密偵として潜入したが、富子の温厚な人柄に戸惑うきよ。吉良夫妻の長男・綱憲を必死に看病する姿は特にきよの心を打ったようだ。
富子の方でも、気働きができて優しいきよがすっかり気に入った様子。だが、任務のために一瞬、ほんの一瞬綱憲に危害を加えようとしてしまったきよ。富子の前で流した涙は、富子への申し訳なさからだった。

緊迫するストーリー展開の中でほんわかムードを醸しているのは吉良の奥方・富子。演じているのは風吹ジュン(64歳)。年を重ねてもかわいらしさを失くさない貴重な女優。そんな風吹は、女優の前に1974年「愛がはじまる時」で歌手デビューしている。当時、巻き髪のロングヘアで元祖あひる唇でブレイクした。

■きよへの未練を断ち切った村松三太
前回は、三太夫(中尾明慶)がきよへの未練をきっぱり捨てる回でもあった。きよとの連絡係をする小平太は、今もきよが三太夫の許嫁だと思っていた。そんな小平太に三太夫が、きよと十郎左がすでに夫婦同然。二人の固い絆に自分が入り込む余地はないと教えた。

忠臣蔵小平太役を演じたのは泉澤祐希。幼少期から子役としてテレビを中心に活躍する若手俳優。2006年大河ドラマ「功名が辻」で、上川隆也演じる山内一豊、仲間由紀恵演じる千代夫婦の養子、拾役の好演で注目され、2009年『よるのくちぶえ』で映画初主演を果たした。テレビ初主演は、2014年「東京が戦場になった日」。来年2017年公開の『君と100回目の恋』『サバイバルファミリー』にも出演する。

■前回(第10話)おさらい
母の名前・さえを名乗り、吉良上野介(伊武雅刀)の奥方、富子(風吹ジュン)付き女中となったきよ(武井咲)。富子は実家・上杉家の下屋敷で暮らしていた。きよは同じ女中たちから情報収集。どうやら富子はあまたの縁談がある中、吉良に一目ぼれして嫁いだらしい。驚いたことに老獪で評判の良くない吉良と富子との夫婦仲はとてもいいようで、側室も取らなかったとのこと。富子はきよの琴をとても気に入り、温かく凛とした姿はどこか瑶泉院にも似ており、富子との日々はきよの予想を裏切る穏やかなものだった。

忠臣蔵同志・毛利小平太が町人を装いきよに差し入れの菓子を届けた。きよに課された使命の一つは、富子の実家上杉家と吉良家の関係を探ること。討ち入りの際に、上杉家に行く手を阻まれると太刀打ちできないからだ。そしてもう一つは吉良の人相をきよが確かめ知らせること。しかし吉良はなかなか富子の元に現れない。赤穂による報復を恐れてのこともあるが、どうやら上杉家では刃傷沙汰を起こした吉良を快く思っていない様子。
富子はこれが不満。というのも、上杉家は世継ぎに恵まれず、吉良夫妻の長男、綱憲(柿澤勇人)を養子に出したのだった。その恩をわすれて吉良を軽んじる上杉の家臣たちが富子は許せないのだ。
これは赤穂にとっては吉報。これは小平太を通じて堀部や十郎左たちに伝えられた。

10月、ついに大石内蔵助が江戸に出発、11月江戸に到着。50名の浪士たちが先駆けて江戸入りしており、いよいよ討ち入りが具体的になってきた。だが、いまだに吉良は姿を見せない。そんな中、上杉家を継ぎ当主となった綱憲が病に倒れ富子のもとに移された。かいがいしく看病する富子の姿に、きよは十郎左を看病する自分を重ね、その時の経験を富子に教えた。そして、こんな時こそ父(吉良)が傍にいてあげればと、進言。
看病に疲れた富子に代わったきよは、「このまま綱憲の具合が悪くなれば…」と恐ろしいことを考えた。そんなきよの本心を知らない富子は、上杉と吉良の間で心労も多いだろう我が子を思いやり、婚家と実家を守らねばならない女子の辛い心情をきよに打ち明けた。さらに、自分のわがままで吉良に嫁いだことが、今となってはよかったのかどうかわからないと憂いた。
富子を気遣うきよのやさしさに富子は感謝し、きよは富子への申し訳なさに涙を流した。

翌日、綱憲の熱が下がり吉良がやってくることに。そんな中、討ち入りの日が決まったという密文が届いた。

忠臣蔵■第11話「吉良の顔」
吉良(伊武雅刀)がきよ(武井咲)のいる上杉家下屋敷に来る。赤穂浪士の誰も知らないその顔をきよは確認する。そして、討ち入りと狙いを定めた日、吉良が屋敷にいないとの情報を得る。危機一髪、連絡係の毛利(泉澤祐希)に知らせることが出来たきよは、決行の日が決まったら知らせてほしいと頼む。前日には約束の木に印をつけ知らせると毛利は告げる。富子(風吹ジュン)と共にいる吉良は、噂とは別の顔を見せ、きよを動揺させる。そこには夫婦、親子の姿と苦悩があった。そんな中、きよはついに……。

NHK総合土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20回)は毎週土曜日午後6時10分より放送。再放送は翌週月曜日午後4時15分から。出演はNHK初主演を務める武井咲、福士誠治、今井翼、田中麗奈、中尾明慶、佐藤隆太、笹野高史、陽月華、中村倫也、皆川猿時、大東駿介、石丸幹二、平田満、伊武雅刀、三田佳子ほか。NHKオンデマンドにて見逃し配信。

NHK総合 土曜時代劇「忠臣蔵の恋」番組公式サイト
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