ついに討ち入り!24日「忠臣蔵の恋」第13話のみかんは実話?第12話詳細あらすじと予告動画

2016年12月23日18時57分ドラマ
©NHK

明日24日、NHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20話)では、ついに討ち入り決行!瑤泉院(田中麗奈)が用意してくれたみかんをきよ(武井咲)は、本懐を遂げた浪士たちに渡すことができるのか?第13話「別れの雪」のあらすじと前回(12話)の詳しいあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。NHKオンデマンドで見逃し配信。

■討ち入り前の2つの胸キュン
前回は、討ち入り直前の緊迫する中、泉澤祐希が演じた毛利の死を覚悟の決意に涙が誘われた反面、二つの素敵なロマンチックな場面にほのぼのさせられた。一つは、祝言はないものの夫婦として結ばれたきよと十郎左。討ち入りの前、琴の爪を渡すきよが何ともいじらしかった。まさに、武井咲と福士誠治時代劇のベストカップル決定!
もう一つは、堀部安兵衛とほり。ほり(陽月華)の頬についた飯粒をつまんで自分の口に運ぶ安兵衛。これまでのタフで強い剣豪というイメージのある安兵衛を佐藤隆太が繊細に演じていた。

tyuusingura■忠臣蔵みかん
さて、瑤泉院が宿願を果たした同志たちの喉を潤すようにと用意してくれたみかん。第1話でも登場した印象深いシーンだ。実際の討ち入りの際にもみかんが配られ、播州赤穂では「忠臣蔵みかん」の登録商標を持つみかんもある。

史実によると、みかんを配ったのは赤穂四十七士の1人、近松勘六の下男の甚三郎。討ち入り前に国もとに帰るようにいわれたが、断固として拒否し、討ち入りの時も門前で控えていた。そして本懐を遂げた浪士たちに餅とみかんを配ったそうだ。甚三郎は大石内蔵助からも信頼されており、討入りの前には瑤泉院へ仇討の費用明細などを届ける使者になったとの説もある。討ち入りで費用明細というのも驚くが、討ち入りについてはネタバレになるので次回もう少し詳しくご紹介するとして、そんな甚三郎の忠義に近松は「あまりにも哀れでかわいそうに思う。自分の養子にして内蔵助殿に頼んで、討入りに共に参加させてやればよかったと思う」と述べたそうだ。(出典:元禄赤穂事件の一部始終)

忠臣蔵■前回(第12話)おさらい
討ち入り前日、きよ(武井咲)は何者かに尾行され、毛利(泉澤祐希)と茶屋に入り事情説明。毛利は、禍の芽を摘むべきと、自らの命を投げ出す覚悟で尾行者を亡きものにすることを決意。

毛利から十郎左衛門(福士誠治)が今夜は母・貞柳尼(風祭ゆき)の家にいると聞き、きよと十郎左と久しぶりに再会。祝言を挙げなくとも二人は真の夫婦に映るという貞柳尼の言葉を受け、きよは母上と呼んだ。
その夜きよは、毛利から託された脱盟状を十郎左に見せ、「もし明日自分が現れなかった時にはこの脱盟状を大石様に渡してほしい」という毛利の言葉を伝えた。同志を不安にさせないために命を投げ出した毛利の思いを受け取った十郎左は「そなたは生きろ。生きてわが妻として母を看取ってくれ」ときよに告げ、二人は結ばれた。

元禄15年12月14日、討ち入りの朝。きよは瑤泉院=あぐり(田中麗奈)に討ち入り決行の報告をし、赤穂浪士が立ち寄る堀部家へ。誰もが、きよが上杉家から抜け出してこられたことを驚き、喜んだ。村松三太夫(中尾明慶)も、きよに、残していく弟の事を託して出て行った。そして、十郎左もやってきた。夜になり毛利を除く全員が揃った。十郎左が毛利の脱盟状を大石に渡し、皆の前で発表された。
最後の酒席で堀部弥兵衛(笹野高史)が、條右衛門(皆川猿時)ときよの兄・善左衛門(大東駿介)との働きと今宵の外回りの警備を任せていると報告し、二人は大石から慰労の盃を受けた。

いよいよ同志たちが討ち入りの準備に帰っていく中、大石がきよの働きに礼を告げ、瑤泉院から預かった頭巾を持ち討ち入りに臨むとの伝言を頼んだ。そして、出ていく十郎左を追いかけたきよは、二人の思い出の琴の爪を、自分の代わりにと十郎左に渡した。

みんなを見送った後、きよは安兵衛の妻・ほり(陽月華)に連れられて安兵衛の友で儒学者・細井広沢(吉田栄作)の屋敷へ。細井から今朝方2体の遺体が見つかり、1人は赤穂の浪士、もう一人はご公儀の家来だったと聞いたきよは、毛利の死を悼み、ご公儀に討ち入りの一件がばれたかと気をもむ。そこに元家老の落合(山本龍二)が48個のみかんを持って訪ねてきた。無事本懐を遂げた後、きよから一堂に渡してほしいと託ってきたのだった。

忠臣蔵■第13話「別れの雪」
四十七士が吉良邸の表門と裏門に別れ、整然と突入して行く。きよ(武井咲)も駆けつけた。この目で十郎左衛門(福士誠治)らが本懐遂げる姿を見届けようと、きよとその兄、善左衛門(大東駿介)や條右衛門(皆川猿時)ら討ち入りには加われない者たちが、門の外で耳を澄ます。突然しんと静まり返った次の瞬間、かちどきが上がった。門が開き、出てきた隊列の中に、愛しい十郎左が。点呼のための蜜柑を渡しながら、近寄るきよ。最後の言葉を交わした十郎左は消えていく。そして…。

NHK総合土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20回)は毎週土曜日午後6時10分より放送。再放送は翌週月曜日午後4時15分から。出演はNHK初主演を務める武井咲、福士誠治、今井翼、田中麗奈、中尾明慶、佐藤隆太、笹野高史、陽月華、中村倫也、皆川猿時、大東駿介、石丸幹二、平田満、伊武雅刀、三田佳子ほか。NHKオンデマンドにて見逃し配信。

NHK総合 土曜時代劇「忠臣蔵の恋」番組公式サイト
NHKオンデマンド公式サイト

【秋ドラマ一覧】【「忠臣蔵の恋」関連・各話あらすじ】