【2017冬ドラマ】登場人物全員悪人?瀬戸朝香主演「女の中にいる他人」NHKBS予告と取材会動画公開

2016年12月27日12時50分ドラマ
©NHK

夫の不倫&殺人に妻は…1966年に公開された成瀬巳喜男監督の同名サスペンス映画を、2年ぶりの女優復帰となる瀬戸朝香主演でリメイクした「女の中にいる他人」が、NHKBSプレミアムにて毎週日曜夜10時から放送!番組公式サイトで予告動画が公開されている。

映画『女の中にいる他人』は、イギリス人作家、エドワード・アタイヤのミステリ小説『細い線』(The Thin Line)を井手俊郎が脚色し成瀬巳喜男が監督した心理サスペンス。ある日、夫に「不倫」と「殺人」を告白された平凡な主婦が、家族を守るために次第に別の顔を持った女へと変貌していく。

今回NHKでは、映画版で新珠三千代が演じた主婦を主人公に、田沼百合子役名で瀬戸朝香主演でドラマ化する。同・小林桂樹が演じた夫役は和夫役名で尾美としのり、その他、石黒賢、板谷由夏、木野花、甲本雅裕ら演技派俳優が共演する。

脚本を担当したのは「ママはアイドル!」「もう誰も愛さない」を手掛けた吉本昌弘、演出は「イグアナの娘」「アルジャーノンに花束を」「お迎えデス。」などの塚本連平。
「このドラマには「悪い人」しか出て来ません」という吉本は、日常を守るために「言い訳をし、小さな嘘さえつく。そう考えると、登場人物たちは決して荒唐無稽ではない身近な存在なのかもしれません」と言い、「一度観るだけでなく、私はこのタイプ、私だったらこうすると、それぞれのキャラクターに自分を置き換え、何度でも楽しんでいただけたら幸い(最高)です」とコメントしている。

2年ぶりの女優復帰にしていきなり難役の主役を任されたことで悩んだという瀬戸は、撮影が進むごとに演技の勘を掴んできたという。「自分にとっても素敵な作品に仕上がると思い、見ている方もハラハラドキドキでこの先どうなっていくんだろうという期待を胸にご覧いただけるのではないかなと思っています」と自信をのぞかせている。瀬戸ののコメントは、尾美としのり、石黒賢、板谷由夏のコメントと一緒にNHK_PRで12月8日に行われた取材会の動画が公開されている。
NHK_PR「会見動画」

主題歌は手嶌葵が歌う「赤い糸」。

■あらすじ
田沼百合子(瀬戸)は、2人の子供に恵まれ、夫の和男(尾美としのり)と義母の初江(木野)とともに主婦として平穏に暮らしていた。ある日、夫の友人・楠本将文(石黒)の妻・沙織(西山)が絞殺されるという事件が起こる。夫の和男は、殺された沙織と浮気していたことを告白。百合子は、沙織を殺害したのは夫ではないかと疑念を抱く。
逃げ切れないと悟った和男は、百合子に沙織を殺したのは自分だと告白。警察に自首しようとする和男を百合子は必死に引き止め、平穏な家族の生活を守るため、夫の犯罪を隠蔽する決意をするのだった。
そんな百合子の行く手には、真相を暴こうとする者たちが次々に現れる。過去の因縁から執拗に百合子にまとわりつき、百合子を破滅させようと企む美智子(板谷)、和男の会社の部下で曰くありげな黒木(甲本)、そして犯人を追う刑事(森岡豊)…。いつしか百合子の心の中には、百合子自身も知らなかったもう一人の自分(心のなかにいる他人)が動き始める。愛する家族を守るために…。

真実を暴こうとする者たちを百合子がどうかわしていくのかが見どころだ。放送はNHKBSプレミアムにて2017年1月8日(日)から毎週日曜よる10時~10時50分まで、全7回で放送。原作は『細い線』(エドワード・アタイヤ)、主演は瀬戸朝香、共演は尾美としのり、その他、板谷由夏、石黒賢、木野花、甲本雅裕、西山繭子ほか。

NHKBSプレミアム「女の中にいる他人」番組公式サイト

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