沢口靖子と若村麻由美が対立?「科捜研の女16」1/12第9話あらすじ、直筆年賀メッセージと予告動画公開

2017年01月11日12時00分ドラマ
出典:テレビ朝日番組公式サイト

抜群のパートナーシップで結ばれてきたマリコ(沢口靖子)と早月先生(若村麻由美)が、鑑定を巡って言い争い対立することに!新メンバー渡部秀も加入した「科捜研の女」シリーズ16第9話のあらすじ紹介と正月スペシャルの事件をおさらい、予告動画は番組公式サイトで公開している。最新話はTVerにて見逃し配信。

1月3日に放送された「科捜研の女」正月スペシャルは11.2%とレギュラー放送よりちょっぴり視聴率を落としてしまった。2016年の13.6%、2015年14.8%からも2ポイント以上数字を落としたが、渡部秀演じる橋口呂太が“科捜研”の物理担当として新加入し、インパクトありすぎの登場やマリコの“ロタウィールス”とあだ名をつけて笑わせてくれ、最新科学捜査もいつも以上に満載で見ごたえたっぷりだった。
事件自体は、24年前に誘拐された当事者による復讐誘拐という、なんとも悲しい物語だった。特に、事件の真相が明らかになった後、マリコが犯人に向けて話しかけるシーンでは、演じた沢口靖子の涙ぐみながらの熱演にいつも以上に胸を打たれた。
そして、事件解決の糸口をつかんだのは、なんと仏頂面の藤倉刑事部長(金田明夫)というのも、いつもと違って興味深かった。
※視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区。

そんな沢口は、2017年初のレギュラー回となる明日12日(木)の放送を前に、番組ファンへの新年のあいさつを兼ね、沢口が“直筆”でつづった寒中見舞いを9日の朝日新聞朝刊に折り込まれる形で関東地区100万世帯に届けた。番組公式サイトにも、沢口はじめ内藤剛志、若村麻由美、そして科捜研のメンバーからの直筆の年賀コメントが公開されている。⇒メンバーからの寒中見舞い

呂太役の渡部秀は「仮面ライダーオーズ/000」主人公・火野映司役を演じた俳優と前回のナビコン記事でも紹介したが、正月スペシャルのもう一人のキーマン、小澤亮太も戦隊ヒーロー。スーパー戦隊シリーズ第35作「海賊戦隊ゴーカイジャー」にてテレビドラマ初出演および初主演を果たし、その関連映画でも主演を務めたイケメン俳優だ。

■正月SP事件あらまし
京都市内で父親の間山悟(羽場裕一)が公衆トイレに入った一瞬の隙に乳児が誘拐された。乳児を外に置いたままトイレの個室に入ったことや、その後の夫婦の喧嘩の様子から土門刑事(内藤)は間山の犯行を疑い始めた。犯人からの電話が琵琶湖からということもあって、土門たちは滋賀県警の岩内刑事(六平直政)たちと共同捜査することに。その後の調査で、24年前に同様の手口の乳児誘拐事件があり、間山夫婦が当時容疑者として浮上していたことが判明。だが、事件は未解決のまま3000万円の身代金は奪われ、乳児も帰ってこなかった。岩内刑事は当時の捜査員の1人だった。

警察では24年前の復讐誘拐も視野に入れ、当時の誘拐された乳児の父親・石井和夫(鶴見辰吾)に疑いをかけた。その後、岩内刑事がバイクに轢かれ遺体で発見され、状況から石井への容疑が深まった。事件当夜、石井にはクラシックコンサートに行っていたというアリバイがあったものの、アリバイはすぐに崩れ、本人の自供により、石井は誘拐犯として逮捕された。だが、石井は犯人ではなかった。実は、24年前の誘拐事件にはとんでもない秘密が隠されていた。

24年前間山の経営するバイク店は資金繰りに困っていた。そんなとき、妻・圭子(森尾由美)が訪ねていた友人宅で赤ん坊の奥澤純一が急死し、圭子は純一の死亡を隠すために石井の息子・健太の誘拐を持ち掛けた。そして、3000万円の身代金をせしめて、誘拐した健太は奥澤純一として育てられた。

24年後、純一を育てた母が死亡する間際に、すべてを純一に打ち明けたのだった。実の母親は、自分が誘拐された後、自殺し、父親・石井も寂しそうに暮していることを知った純一は、一児をもうけ幸福そうな間山夫妻に復讐することに。24年前と同じ手口で間山夫妻の赤ん坊を誘拐したのだった。これに気づいたのが岩内刑事だった。岩内は石井宅を訪れ、今回の誘拐が生きていた石井の息子の犯行だと教えたのだ。これを門の外で見ていた純一は、帰る岩内をバイクで尾行。ところが運悪くバイクで転んだ拍子にバイクが岩内を直撃し、殺してしまったのだった。

一時、石井のアリバイ証明もなったクラシックコンサートのチケットは、実父・石井に容疑がかからないようにと純一が送ったものだった。新聞の折り込みと一緒に送られてきたチケットが、息子からのプレゼントかもしれないと石井は直感し、会場に出向いたのだった。

誘拐事件が生きていた息子・健太(純一)による犯行だと確信した石井は、息子のために、現場に自分の指紋のついたお守りを残したのだった。逮捕されてからも石井は一切の黙秘を続けた。

健太は、マリコたちから実父の思いを聞き、すべてを自供した。石井と純一は姿かたちもそっくりで、千差万別のはずの指紋の特徴までがそっくりだった。マリコは「24年離れ離れになっていてもずっと親子だった」と、純一、いや石井健太に声をかけた。

一方、間山夫妻のぎこちなさは、やっと授かった我が子が自分の子供ではないかもしれないと疑っていたためだった。
実の子も疑う父もいれば、24年間離れていてもたった1枚のクラシックのチケットで息子からのプレゼントだと気付く父もいる。土門は、「最後に父子でクラシックコンサートを聞かせてやりたかった」とマリコに話した。

■第9話「解剖を拒む女」あらすじ
京都市内で資産家・和田茂(小倉一郎)の遺体が発見。状況から見て事件性はなかったが、気になる点がありマリコ(沢口)は遺体を解剖に回そうとする。だが、被害者の妻で内科医でもある絵美子(濱田マリ)が、茂の死は糖尿病の発作による病死であり、解剖の必要はないと主張。
まずは解剖せずに遺体を調べるマリコと解剖医の早月(若村麻由美)だったが、「病死」では説明のつかない所見につきあたる。さらに、被害者は何らかの薬物を投与された可能性も浮上。医者の絵美子になら、犯行は可能かもしれない。土門刑事(内藤剛志)も、絵美子の供述の小さな「嘘」を見つけ、絵美子への疑いを深めていく。
マリコは、早月が絵美子の娘(演・森日菜美)に同情して鑑定に私情を挟んでいるのではないか、と早月を追及。
「そんなに私の検査結果が信用できない?」とマリコを睨む早月。
二人の間に、一触即発の空気が漂っていた。
 
「科捜研の女16」は毎週木曜日よる8時からテレビ朝日で放送。主演は沢口靖子、共演は内藤剛志、若村麻由美、風間トオル、金田明夫、斉藤暁、橋口呂太、山本ひかる、西田健、石井一彰ほか。

テレビ朝日「科捜研の女16」番組公式サイト
民放ポータルテレビ「TVer」公式サイト

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