第2部突入!「忠臣蔵の恋」14日、十郎左(福士誠治)切腹!第14話予告動画と第13話ネタバレあらすじ

2017年01月13日21時02分ドラマ
ℂNHK

先週7日(土)は「忠臣蔵の恋・外伝」が放送され、実在の磯貝十郎左衛門(福士誠治)やきよのモデルとなった6代将軍徳川家宣の側室、喜世(後の月光院)について紹介したが、明日14日は、3週間ぶりの放送となるNHK土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20話)の第2部に突入!第14話「梅の便り」のあらすじと前回(13話)の詳しいあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開中。NHKオンデマンドで見逃し配信。
1/7「忠臣蔵の恋・外伝」紹介記事

これまでの討ち入りのシーンを中心にしたドラマや映画と違って、「忠臣蔵の恋」は戦闘シーンのない静かなものだった。
そんな中、討ち入り前に命を落とした毛利小平太(泉澤祐希)のためにきよが吉良邸に蜜柑をそっと置いたシーン、そして寺坂吉右衛門(川口覚)の「切腹さえも許されない」とのセリフが印象に残った。吉右衛門は、劇中はぐれてしまったきよに声をかけた同志で、内蔵助から密命を受けたとしている。その密命は、討ち入りの様子を広島に蟄居させられている浅野内匠頭の弟で後に養子となった赤穂藩主の大学こと浅野長広に知らせること。
寺坂吉右衛門については、討ち入り直前に逃げたという説や足軽の身分の者が討ち入りに加わっていることを内蔵助がご公儀に憚りがあるとして逃したという説など諸説ある。

また、前回はきよと十郎左の胸キュンシーンも回想でたっぷり見せてくれたが、ラストではきよの下駄が壊れてしまった。壊れた下駄に、きよが討ち入りのためにどれだけ走り回ったか、そして間違いなく彼女が四十八人目の忠臣だと教えてくれた。

いよいよ明日放送の14話では福士誠治演じる十郎左の切腹シーンもあり、“磯貝ロス”が心配だ。

忠臣蔵■前回(第13話)おさらい
元禄15年12月14日深夜の討ち入りは、情報が洩れぬよう自らの命を賭けてこれを防いだ毛利(泉澤祐希)を除く四十七士となった。吉良邸表門は大石内蔵助(寺坂吉右衛門)率いる23名、大石主悦率いる24名は裏門に別れ、整然と突入して行った。きよの想い人十郎左衛門(福士誠治)は裏門組。
梯子を上って表門を開け、内蔵助が認めた討ち入りの主意書を雪に突き刺しついに討ち入りが始まった。

善左衛門(大東駿介)や條右衛門(皆川猿時)ら討ち入りには加われない者たち、そして剣術師範の堀内源左衛門と医師・寺井玄達らが、門の外で支援の態勢を取った。きよ(武井咲)も十郎左衛門(福士誠治)らが本懐遂げる姿を見届けようと駆けつけた。瑤泉院/阿久里(田中麗奈)が用意してくれた48個の蜜柑(みかん)も届いた。きよは共に本懐を遂げることのできなかった毛利のために、毛利の蜜柑を吉良邸の門にそっと置いた。

細井邸では、堀部安兵衛の友・細井広沢(吉田栄作)が安兵衛の妻・ほり(陽月華)と共に成功を祈り、きよの女丈夫ぶりを「まるで四十八人目の同志」といった。
一方、瑤泉院は討ち入りの成功をひたすら祈った。

忠臣蔵吉良邸。1時間ほどたったころ、突然しんと静まり返った次の瞬間、かちどきが上がった。門が開き、内蔵助を先頭に出てきた隊列の中に、愛しい十郎左が。点呼のための蜜柑は1つも余ることなく47人の同志たちに渡った。立ち去る十郎左は自分の蜜柑をきよに手渡し、「きよ殿、どうか息災で」…十郎左と交わした最期の言葉だった。
2時間に及ぶ戦いに全員無事だった四十七士は、打ち取った吉良の首を浅野内匠頭の墓前に供えるために泉岳寺へ向かった。

安兵衛(佐藤隆太)は友・細井に大声で戦勝を伝えた。内蔵助の命を受けた吉田忠左衛門(辻萬長)は汐留橋あたりで隊列をはなれ、幕府大目付へ討ち入りの自訴に向かった。

その頃上杉家下屋敷では吉良の息子・上杉綱紀(柿澤勇人)が、母・富子(風吹ジュン)に父(伊武雅刀)が赤穂浪士に仇討されたことを報告。仇をとると言う綱紀を上杉家の家老が止めた。

沿道は噂を聞きつけた江戸庶民であふれ、その中にはきよの父・勝田元哲(平田満)もいた。十郎左の後を追うきよは人ごみに押され一行を見失ってしまった。そんなきよを寺坂吉右衛門(川口覚)が見つけた。切腹を許されなかった寺坂は、内蔵助から密命を受けて大学(中村倫也)のいる広島に向かう途中だった。

きよが到着したとき泉岳寺は静まり返っていた。一同は、ご公儀からの沙汰がでるのを待つために細川、毛利、水野、松平の4大名家にお預けになった後だったのだ。條右衛門(皆川猿時)からおそらく切腹を仰せつかることになるだろうと聞いたきよは、こらえていた涙があふれた。子どものように大声を上げて泣きながら條右衛門に負ぶわれて浅草の父のもとへ向かった。

上杉家下屋敷。母・富子の実家、上杉家の跡取りとなったために、父・吉良上野介の遺恨もはらせないと嘆く綱紀。そんな我が子に「これでよいのです。争いは更なる遺恨を生むだけ。恨むな、憎むな、吉良の女子は取り乱してはならぬ」、吉良の遺言を聞かせた。

忠臣蔵■第14話「梅の便り」
元禄16年正月。吉良邸討ち入りから年が明けても、赤穂浪士の処分は下されなかった。きよ(武井咲)は助命嘆願の伝手を求めて動く。そんな時、きよを訪ねてきたのは、十郎左衛門(福士誠治)がお預けとなっている細川家の家来、堀内(北見敏之)だった。堀内は十郎左が大石らと共に穏やかに過ごしていると様子を伝える。大事なお守りと称すあるものを肌身離さず持っているとも。互いの存在を感じあう二人だが、切腹の処分が下される。十郎左が死座の最後まで離さなかった物とは…。

NHK総合土曜時代劇「忠臣蔵の恋 四十八人目の忠臣」(全20回)は毎週土曜日午後6時10分より放送。再放送は翌週月曜日午後4時15分から。出演はNHK初主演を務める武井咲、福士誠治、今井翼、田中麗奈、中尾明慶、佐藤隆太、笹野高史、陽月華、中村倫也、皆川猿時、大東駿介、石丸幹二、平田満、伊武雅刀、三田佳子ほか。NHKオンデマンドにて見逃し配信。

NHK総合 土曜時代劇「忠臣蔵の恋」番組公式サイト
NHKオンデマンド公式サイト

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