【ライブレポート】山崎育三郎、一夜限りのコンサートでミュージカル俳優最強説を裏付け!ALダイジェスト公開

2017年01月16日15時28分芸能
カメラマンクレジット:矢部志保

2016年8月にカバーアルバム『1936 〜your songs〜』をリリースし、テレビドラマやバラエティ番組等でも活躍中のミュージカル俳優・山崎育三郎が、1月15日に豊洲PITで一夜限りのコンサート「山﨑育三郎 コンサート 〜1936 your songs〜」を開催した!オフィシャルレポートが到着したので写真と一緒にご紹介、Youtubeにカヴァーアルバム「1936 ~your song~」ダイジェスト映像が公開中だ。

ステージは、アルバム「1936 〜your songs〜」収録のJ-POPナンバーや、山崎の思い入れのあるミュージカル作品「レ・ミゼラブル」「モーツァルト!」「ミス・サイゴン」「エリザベート」の楽曲などを織り交ぜ、現在の日本のミュージカルシーンを支えるその圧倒的な歌唱力と、表現豊かなパフォーマンスで会場を魅了した。途中のMCで山崎は「ミュージカル俳優最強!」説を唱えたが、まさにその論説を裏付けるパワフルかつ華麗なステージを見せた。

フロアが暗転すると、それまでのざわめきがピタリと止まった。青い光に包まれたステージにバンドメンバーが登場し定位置につく頃、真っ赤なロングジャケット姿の山崎がステージに登場。センターにスッと立つと、「青春の影」のイントロをア・カペラで歌い始めた。まっすぐに伸びる歌を、息を飲むようにして聴き入る観客。初っぱなからその歌声に圧倒された形だ。続く「君は薔薇より美しい」ではミュージカル仲間の石原絵理、奥山寛、樺島麻美、高橋卓爾の4人がダンサーとして登場し、山崎が振付けしたダンスを一緒にパフォーマンス。総立ちの会場を盛り上げた。さらに「もっともっと!」と煽ったのは「愛は勝つ」。往年の名曲に合わせて、山崎のイメージカラーである赤いペンライトが大きく揺れていた。

次のブロックは数々のミュージカル作品に出演した山崎が、一番思い入れのあるという4作品の中から、「レ・ミゼラブル」の「カフェソング」、「モーツァルト!」の「僕こそ音楽」「影を逃がれて」、「ミス・サイゴン」の「WHY GOD,WHY?」、「エリザベート」の「最後のダンス」「ミルク」を、簡単なシーンの解説を挟みながら披露。それぞれのシーンが目の前に浮かび上がってくるような、情感豊かな歌声に酔いしれた。

山崎

大作すぎるミュージカルナンバーを続けて歌い、「疲れた」と笑いながらも、自身初となるチャレンジに果敢に挑む山崎。「以前からピアノを弾きます、と言ってましたので」と、ピアノ一本、山崎の弾き語りで尾崎豊の名バラード「Forget-me-not」を熱唱。有言実行、素晴らしい演奏を聴かせた山崎に賞賛の拍手が送られる。さらにバンドと一緒にピアノを鳴らした「奏(かなで)」、ステージが桜色に染まった「桜坂」と、オリジナルアレンジで歌い上げ、大ヒットソングもすっかり自分のカラーに染め上げていた。

山崎

バンドセッションの後、白いジャケットに衣装チェンジしてステージに戻ってきた山崎が「A Whole New World」「君はともだち」「under the sea」とディズニー映画でお馴染みのナンバーを次々繰り出すと、会場のテンションもさらにアップ。あたたかい空気の中、ダンスやコーラスを務めてくれたミュージカル仲間4人との共演話に花が咲く。ここで出たのが「ミュージカル俳優は最強なんじゃないか」説。「歌って踊れて演技ができて、野球もできて…」と自分の話にもっていって笑いをとっていたが、ここまでのパフォーマンスを見て、この説を否定する者は誰もいないだろう。「エンターテインメントの中の王様だ」という言葉にも納得だ。そして5人はさらに最強のパフォーマンスを見せる。「アメリカに留学していた時に、友達の車でいつも聴いていた曲を4人と僕の5人でア・カペラで歌いたいと思います」。その思い出の曲はビリー・ジョエルの「The Longest Time」。山崎のメインヴォーカルと4人のコーラスで、美しいハーモニーを聴かせた。

山崎

ステージはラストに向けてさらに熱を帯びていく。軽快に「女々しくて」を歌った後、CDには未収録のカバーナンバー「男の子女の子」では、サイン入りのボールをフロアに投げ入れ、自慢の肩を見せる。「まだまだ終わりません!」とラストは「TOKIO」で華やかに本編を締め括った。

山崎がステージを降りた後も観客は総立ちのまま、“イックン”コールを続ける。その声に応え再び登場すると、「本当に今日が楽しみでした。今後もこういうコンサートを絶対にやっていきたいので、CDもいろいろ計画しているので、楽しみにしていてください」と今後の展望を語った。そして「ずっと応援してくださっているファンの皆様との絆の曲です」と、ピアノ伴奏を山崎の声だけで中島みゆきの「糸」を思いを込めて熱唱。最後にもう一曲、と出演者全員をステージに呼び込み、昨年の「第58回 輝く!日本レコード大賞」で企画賞を受賞した時にも披露した「君は薔薇より美しい」を再び披露し、大盛況の中、約2時間のステージは終了した。

最後に山崎は「今年は去年以上に育三郎イヤーになるんじゃないかと思います」と語った。ドラマやミュージカルでの活躍はもちろん、彼にしかできないパフォーマンスと唯一無二な歌声を、コンサートという形で再び披露してくれることを期待したい。


山崎育三郎が日本の名曲を歌う。カヴァーアルバム「1936 ~your songs~」ダイジェスト映像
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