「ホジュン~宮廷医官への道~」第16-20話あらすじ:苦悩の日々~恨みが消える時…関連動画

2017年02月01日11時29分ドラマ
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今回は、ハンセン病に対する悲し過ぎる偏見のエピソードがたくさん出てくる…BSフジで放送中のイ・ビョンフン監督の不朽の名作「ホジュン~宮廷医官への道~」明日2月2日(木)第16話~20話のあらすじを紹介、YouTube「MBCClassic」で全話の予告動画が公開されている。但し日本語字幕なし。

【「ホジュン宮廷医官への道」を2倍楽しむ】では、各話のあらすじと見どころ豆知識や事大閉経などを紹介していくので、初めての方はもちろん、すでに視聴された方もこの機会に再視聴をされては?

■キャスト人物相関図(公式サイト)
ホ・ジュン役:チョン・グァンリョル
イ・ダヒ役:ホン・チュンミン
イェ・ジン役:ファン・スジョン
ユ・ドジ役:キム・ビョンセ
ユ・ウィテ役:イ・スンジェ

■第16話 苦悩の日々
再度、紹介状をお願いしようと昌寧へ向かったホ・ジュンだが、右相様は朝廷の命を受け使者として明国へ向かった後。生きる目標を見失い、ただ酒場に入り浸って毎日を送るホ・ジュン。そんな変わり果てた息子にショックを受けた母親は寝込んでしまい、ダヒひとりが両班の家の雑用をしながら家計を支えていた。一方、ユ医院ではドジが高名な両班の病を治し、科挙に向けますます医術に磨きをかけていた。
そんな時、ク・イルソ夫婦に大望の赤ちゃんが授かった。念願の赤ちゃんだが、気になるのは息子か娘か。オグンに脈を診断してもらったところ胎児は娘と言われショックの2人。それでも諦め切れない2人は、お腹の中の娘を息子に変えることができるという医者を訪ねて行くが、なんとそこに座っていたのは…。
破門され、抜け殻のようなホ・ジュンの情けない姿に注目。カリスマ俳優のチョン・グァンリョルは、こうした情けない演技もうまい!

hojyun■第17話 転女為男法
寒空の下、くずや餅を売る母親とダヒを見たホ・ジュンは、プサンポと一緒に働く決意をし、2人で咸安の両班の家にやって来た。5代続いて一人息子の家で、そこの嫁が30過ぎてようやく妊娠したため、妊婦の健康を管理するのがホ・ジュンの役目。しかし、プサンポには別の目論見があった。脈診で息子の可能性が高いとわかったにもかかわらず主人には娘と伝え、それをホ・ジュンが「転女為男法」を使って息子に変えてみせるとウソをつき、報奨金を巻き上げようという魂胆。何も知らないホ・ジュンは妊婦のための補薬を煎じるが、すでにプサンポの悪行は役人の耳に入っており、詐欺を働く医員としてプサンポと共にホ・ジュンも捕まり、役所に連行されてしまう。
日本でもかつては男児=跡取りの出産が妻の務めとされたが、儒教の教えの根付く韓国では、典型的な父系社会で、息子の待遇は娘とは比べ物にならないほど。先祖をまつる法事(チェサ)でも、女性たちは参加できなかったり、食事も同じ部屋でできなかったりすることもある。

hojyun■第18話 サムジョクの過去
馬淵洞での出来事を経て、自分には医員の道以外ないと悟ったホ・ジュンは、再びユ・ウィテのもとを訪れ、許しを請うが、ユ・ウィテは受け入れてくれない。
なんとしてもホ・ジュンに医員の道を続けてほしいイェジンは、今度はサムジョクにホ・ジュンの面倒を見てくれるよう頼み、ホ・ジュンにも今はサムジョクのもとで医術を学ぶ以外に道はないと説得する。サンジョクのいる三寂寺は鞍岾山の山中にあり、ハンセン病患者たちが治療をしながら一緒に暮らしている。警戒心むき出しの患者たちや、強烈な薬の臭いなどにホ・ジュンは気後れするが、やがて治療に打ち込むようになる。
そんななか、サムジョクを殺気立った視線で見つめる若者がいることに気づく。サムジョクの息子、サンファだった。親子と思えない複雑な感情が漂う2人の関係を疑問に思うホ・ジュン。
今回、サムジョクの過去が明らかになるのでお見逃しなく。

hojyun■第19話 贖罪の道
目に入れても痛くないほどかわいがっていた一人息子のサンファが行方不明になり、懸命に捜すサムジョクは、心当たりを片っ端から捜すが見つからない。落胆して家に戻ったサムジョクは、サンファが遊んでいたそばをハンセン病患者が通りかかったという使用人の話しを聞く。飛び出して再び捜し始めるサムジョクは、山の途中でサンファの靴を見つけ、その先でサンファの服をはおった少年を見つける。
恐ろしい形相で近寄ってくるサムジョクに、少年は「助けて下さい。私はヘビと雷魚しか食べていません」と怯えながら許しを乞う。我を失い、少年の家に駆け込んだサムジョクは…。
衝撃的な事件が起きる。今では、想像もつかないほど厳しかったハンセン病に対する悲しい偏見をお見逃しなく。

hojyun■第20話 恨みが消える時
薬材を求めて町に来たホ・ジュンが酒幕で一服していると、ハンセン病患者が現れて大騒ぎになっていると知らせが入る。あわてて駆けつけると、そこにはさんざん痛めつけられたサンファが…。三寂寺を抜け出したサンファとスヨンは空腹に耐えられず、食べ物を分けてもらおうと民家に立ち寄ったところで、大人たちに取り囲まれ、理由も聞かずに殴られたのだ。ホ・ジュンはハンセン病患者に対して敵意をむき出しにする村人からサンファたちを救い出し、なんとか説得して三寂寺に連れて帰る。行き場を失ったサンファはスヨンと一緒に死のうとするが、その矢先、サムジョクが意識不明の重態に陥る。
日本でもハンセン病に対する偏見は強かった。遠藤周作の小説「わたしが・棄てた・女」や、松本清張の「砂の器」などでも描かれているこの病気は、らい病とも呼ばれ、日本政府は長期にわたって、患者を隔離し、子供をつくれないように強制断種、強制堕胎するなど、ひどい人権侵害をしていた。こうした国の誤った政策に対して損害賠償を求める裁判が行われ、2001年5月11日、熊本地裁で原告全面勝訴の判決が出された。決して物語の中だけでなく、日本にもあっただろう悲しい出来事に注目しよう。

kandoratop【作品詳細】【「ホジュン宮廷医官への道」を2倍楽しむ】

BSフジ「ホジュン 宮廷医官への道」番組公式サイト
 2017.01.12スタート 月~金9:54-10:59
YouTube「ホジュン予告動画」(日本語字幕なし)