WOWOW「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」鈴木亮平主演で6月放送!予告動画で先取り

2017年03月15日15時07分ドラマ

『銀河鉄道の夜』『雨ニモマケズ』などで知られる、国民的作家・宮沢賢治!孤高の存在として語られる印象とは裏腹に、じつはユーモアに溢れた好奇心の人だった…このたび、WOWOWプライム 毎週土曜よる10時放送の「連続ドラマW 宮沢賢治の食卓」が鈴木亮平主演で6月に放送決定!番組公式サイトで予告動画を公開した。第1話は無料放送。

日テレ×WOWOW×Hulu共同製作ドラマ「銭形警部」やTBSドラマ「天皇の料理番」などストイックな役作りが毎回話題となり、2018年NHK大河ドラマ「西郷どん」の西郷隆盛役にも期待が高まる鈴木亮平が今回あらたに挑むのは、日本を代表する詩人・童話作家の宮沢賢治。

本作は、賢治が愛した食や音楽を切り口とする“ヤング宮沢賢治、愛と青春の旅立ちの物語”。特に傑作詩篇「永訣の朝」にうたわれた最愛の妹・トシとの死別に描かれる兄妹愛の行く末は、涙なくして観られない。今までの映像作品ではなかなか描かれなかった、泣いて笑って躍動する、瑞々しい宮沢賢治 by 鈴木亮平に期待したい!

主演を任された鈴木亮平は、「“宮沢賢治”というと朴訥としたイメージを勝手に持っていたのですが、当時の資料を調べていくと、とても熱くて人間臭い人だったようで驚きました。時には周りをも巻き込んでしまう、子供のように豊かな感受性と情熱を持った”宮沢賢治”という一人の人間を、まるで今そこに生きているかのようにのびのびと演じられたらと思います」と意気込みを語っている。

また、脚本を読んだ印象については「いわゆるグルメドラマの枠をはるかに超える濃厚な感動作でした。”宮沢賢治”の詩の世界と、当時の東北の人々の暮らしと、素朴で美味しい料理が混じり合って、絶妙なマリアージュが生まれています。この企画、この脚本に巡り会えたことに感謝しています」とコメント。

視聴者に向けては、「“宮沢賢治”のファンはもちろん”宮沢賢治”の作品を全く知らない方でも存分に楽しんでいただけるドラマです。“生きる”とは。“人を想う”とは。ただ泣けるだけでなく、心の深い場所まで揺さぶられる感動作になりそうですので、楽しみにしていてください」と熱い思いを語った。

■あらすじ
大正10年、若き青年・宮沢賢治は裕福な実家を飛び出して、東京へ家出してきていた。自活の道を歩みながら8か月に及んだ東京暮らしの間も、心をとらえて離さないのは最愛の妹・トシのことだった。夏の終わりのある日、ふいに届いた電報には『トシ ビヨウキ スグ カエレ』とある。大慌てで帰郷する賢治を待っていたのは、元気な様子のトシ。賢治の身を案じた父・政次郎の目論見にまんまと騙されたのだった。久々に帰郷した賢治は自分の胸を熱くする《何か》を見つけられずにいた。そんな中、東京で味わったコロッケを手作りし、家族と《分かち合う》ことから気づきを受け、《幸せを分かち合うこと》を自らの理想であると自覚し始める。それは、賢治の代表作『銀河鉄道の夜』の一節にある、《ほんとうのさいわい》であり、賢治の思想の根幹にあった《世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない》に通じるものだった。そして賢治はトシの志を受け継ぎ、新設されたばかりの稗貫農学校で教職に就くことを決心する。

原作:魚乃目三太(少年画報社刊「思い出食堂」より)
監督:御法川修(『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』 『人生、いろどり』 『泣き虫ピエロの結婚式』)
脚本:池田奈津子(「砂の塔~知りすぎた隣人」 「アリスの棘」「アルジャーノンに花束を」 )
プロデューサー:武田吉孝(WOWOW)
出演:鈴木亮平 ほか

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