雲平寺の真実と王の詩!「師任堂(サイムダン)、色の日記」(第13‐16話)あらすじと3つの見どころ

2017年03月24日19時00分ドラマ
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韓国と日本(KNTV)にてほぼ同時放送している「師任堂(サイムダン)、色の日記」<完全版>第13話~16話でイ・ギョム(ソン・スンホン)のサイムダン(イ・ヨンエ)への誤解が全て解ける!サイムダンは流民たちと最高の高麗紙作りを目指すことに…第13話~16話のざっくりあらすじと見どころをご紹介!スペシャルサイトで日本版予告動画が公開されている。
【「師任堂(サイムダン)」を2倍楽しむ】では、実在の人物紹介や時代背景などを紹介していくので視聴の参考にどうぞ。

■(第13話~第16話)あらすじ
20年前に雲平寺で起きた惨劇の真相とサイムダンがギョムを裏切った理由が明らかなり、ギョムは生涯サイムダンを傍で見守る決意をするまでを描いている。サイムダンもまた、雲平寺の大虐殺が自分のせいでなかったと知ることに
一方、現代ではジユンたちが見つけた金剛山図の真作をミン教授に強奪されてしまい、夫ミンソクの身にも危険が及ぶまでを描く。

<500年前>
流民たちは一緒に汗を流して紙作りをするサイムダンに心開くようになる。出来上がった紙を納めに行くが、店の主人は変わっていた。仕方なく道端で売るが妨害される。ギョムのお陰で難を逃れるが、流民たちに責められサイムダンは途方に暮れる。ところが、ギョムの粋な計らいにより比翼堂でサイムダンたちの色紙が評判となり、完売!約束通り儲けを流民たちに分配する。流民の親分はなぜ自分たちにそこまでしてくれるのかと聞き、サイムダンは20年前に自分のために大勢の流民が殺害されたと打ち明け、生涯かけてその借りを返すつもりだと話す。これを聞いていた老人パルボンは、サイムダンに罪はない、自分が高麗紙の技法をミン・チヒョンに教えたため、皆殺しにされたのだと告白。

サイムダンその直後、チヒョンの差し金で流民たちが逮捕されてしまう。なけなしの財産を担保に流民たちを釈放させたサイムダンは、パルボンが隠し持っていた技法書で高麗紙を作って流民たちの税金も払おうと考える。しかしそれには見本紙が必要。市場に出回っている高麗紙は粗悪品。サイムダンは雲平寺の高麗紙に書いた父の遺書を思い出した。その書は王が己卯士禍で処刑したかつての忠臣たちを偲ぶ内容で、王の命取りとなる危険な詩。この詩のためにサイムダンたちは地獄に突き落とされたのだった。

一方、王命を受けて密かにミン・チヒョンの悪行を調査するギョムは、チヒョンが造紙署への専売で巨利を得る一方で、賄賂を使って官吏たちに税金をまけさせたり、重臣たちを抱き込んで勢力を強めていることを知る。しかし、一介の地方官だったチヒョンが、なぜ20年間も領議政の後押しを受け、栄華を極めることができたのか?金に目がくらんだフィウムダンの手下が、「領議政の息子に秘密があるらしい」と教える。さらに、雲平寺の大火事の犯人と噂された平昌の役人こそがミン・チヒョンだったという事実も掴む。
ついにギョムも雲平寺で何が起こったのかを突き止め、サイムダンが自分を守るために他の男に嫁いだと知る。自分とサイムダンを地獄に送った王に恨みを募らせるが、王を敵に回すことは、王の詩を知る唯一のサイムダンを危険に晒すことと大伯母に諭される。サイムダンのもとに駆け付けたギョムは、永遠に交わらなくても、生涯そばにいるとサイムダンを強く抱きしめる。

サイムダンミン・チヒョンは、領議政の不出来な息子の仕出かした事件の後始末をすることで、弱みを握り、紙市場の利権をわがものにしていた。ところが、明の使者から最近の高麗紙の質が落ちたと苦情を言われる。ギョムが自分の過去を調べていることを知るや、息のかかった重臣たちを使ってギョムとペク・インゴルを糾弾させる。さらに狩猟先で、高麗紙の質が落ちたことを王に印象付けるギョムを威嚇する。

チヒョンの子供を産んだことでチヒョンから偽りの戸籍をもらい正妻となったフィウムダン。20年間尽くしたが、いまだに些細な失策も許されない。それなのに、人妻でみじめな暮らしをするサイムダンは、初恋の人ギョムから愛し続けられている。彼女は激しく嫉妬しサイムダンへの憎しみを募らせる。
フィウムダンをさらに怒らせたのはサイムダンの息子ヒョルリョンの優秀さ。ある日、息子ジギュンとサイムダンの息子ヒョルリョンがケンカしたことで、サイムダンを姉母会に呼び出す。ところが、廃妃シン氏に借りた支那緞子を着てやって来た彼女の艶やかな姿に、母親たちは息をのむ。何とか、ヒョルリョンを退学にしようとするフィウムダンだが、サイムダンの堂々とした姿と正論にひそかにサイムダンを擁護しようとする母親が出る。フィウムダンはなんとか退学に持ち込もうと手を尽くすが、これがきっかけでサイムダンが絵筆を握ることに。そしてサイムダンが天才画家と謳われた少女だったことが明らかになる。

サイムダン<現代>
ソンギャラリーの館長が夫との離婚を考えていることを知ったジユンは、単身乗り込み館長に面会。ミン教授の金剛山図は贋作だと教え、真作は未発表の古書と共に自分たちの手元にあると告げ取引を持ち掛ける。その条件は、真作と古書を渡すので贋作を燃やし、Rテックを潰した際のソンジングループの裏帳簿を欲しいというもの。秘書から2人の密会を聞いたミン教授はジユンを問い詰め、彼女が真作を持っていると確信し、館長の夫であるソン会長に真作を奪い取ろうと持ちかける。

真作「金剛山図」を奪ったミン教授は勝ち誇ったようにジユンの目の前でそれを焼き捨てる!その頃、ソンギャラリーの裏帳簿を入手したミンソクは、彼を裏切った後輩と車内で揉み合いになり、車ごと崖から転落して行方不明に…。

サイムダン■見どころ①ギョムとサイムダンの嘆きと究極愛
今回はギョムとサイムダンの胸が張り裂けるほどの嘆きが一番の見どころ。
ギョムは、サイムダンを忘れられずにサイムダンを苦しめる輩と戦ったり、紙に絵を描いて比翼堂に飾ったりと、硬軟織り交ぜてサイムダンを見守る。裏切られた相手にもここまで尽くすギョム。すべてが誤解だと知ったギョムの嘆きはどれほど大きいか?やり場のない怒りを馬の激走で晴らそうとするシーンは胸が痛む。しかし乗馬のシーンでは、彼以上に馬が熱演!「馬医」「三銃士」でも馬が倒れるが、あちらは病気馬や老馬…引き換えこちらは駿馬の激走からのつんのめりだけにスケールが違う。
もう一つの嘆き…ギョム以上に悔しいのはサイムダンだろう。いきなり別の男と結婚させられた挙句に、夫は頼りない。ダメ夫のために両班でありながらボロを纏って力仕事まで…。真実を知った時の崖の上のサイムダンの悔しさは筆舌に尽くしがたいほどのもの。そんな思いが崖の上の叫びになっている。
嘆きの後は究極愛!ギョムがサイムダンを抱きしめるシーンは最高の胸キュンシーンだ。もう一つお勧めしたいのは、夜に作業場に向かうサイムダンを気遣う灯りのサプライズ。これと同じようなサプライズは現代ドラマにもある。キム・スヒョン主演ドラマ「プロデューサー」だ。ネタバレになるので誰がやったかは明かさないが、第12話で行政を脅してこの胸キュンサプライズが実現する。

■見どころ②紙づくりパート2:流民との絆と高麗紙
サイムダンが20年前を懺悔するセリフで流民の命を“尊い”といったことで、流民の親分のサイムダンを見る目が変わった。どうやらギョム以外にも見守り騎士がもう一人誕生しそうだ。
そんな流民たちとサイムダンが始める高麗紙作り。。高麗時代は“高麗青磁”などの工芸品を生み出したが、“高麗紙”も有名。色が白くなめらかで丈夫ということで、特に中国・宋で高く評価され、多量に輸出された。その後、元の時代でも仏教紙に用い、一度に10万枚にものぼる紙を買い入れたと伝わっている。
「中日新聞+プラス」の達人に聞け!で高麗紙について詳しく解説しており、「高麗紙には、色が白くなめらかな白硾紙(ペクチュジ)、絹地と間違えられるほど綺麗な絹紙、高麗青磁を思わせる高麗青磁紙、それに金粉をまいた金粉紙などが早くからつくられていた」と紹介している。

サイムダン■見どころ③最高の悪役:ミン・チヒョン
ドラマ序盤で酒を盗み飲みした使用人を縛り付けて鳥の餌にしたかと思えば、今回はギョムに情報を売った男の指を切り落とすという極悪非道ぶり。しかもそれを、妻フィウムダンに、監督不行き届きとしてプレゼントするのだから恐ろしい。
演じたのはチェ・チョロ。「トンイ」「千秋太后(チョンチュテフ)」など時代劇で強烈な印象の悪役演技を見せてくれるが、現代ドラマでは「僕の妻はスーパーウーマン」「ずる賢いバツイチの恋」で愛すべき小悪役でも魅せてくれる。もっとも、プライベートも少々やんちゃのようで、「トンイ」は名演技を見せながらも途中降板してしまった。
ギョム(ソン・スンホン)とチヒョン(チェ・チョロ)はお互いの秘密を完全に知ったことで、次回からはいよいよ本格的に敵対していくことになる。

「師任堂(サイムダン)、色の日記」は、韓国KBSおよびKNTVで好評放送中。次のパートのあらすじと見どころ紹介をお楽しみに。

【「師任堂」を2倍楽しむ】では、他にも時代背景や実在の人物、キャストの魅力、豆知識などを紹介していくので、視聴の参考にどうぞ。

日本公式サイト
KNTV「師任堂(サイムダン)、色の日記」<完全版>番組公式サイト
「師任堂(サイムダン)、色の日記」スペシャルサイト

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