目指せ捕盗庁の茶母!NHK「オクニョ 運命の女(ひと)」第4話あらすじと見どころ、予告動画

2018年04月28日09時50分ドラマ
(C) 2016MBC

母の死の真相を調べるためになんとしても捕盗庁の茶母になりたいオクニョ(チョン・ダビン)は、地下牢のパク・テスの教えを受けて明の言葉や武芸の実力を磨いていく!いよいよ今回中盤で少女オクニョからチン・セヨン扮する大人のオクニョにバトンタッチ!一方、商団員となったパク・テスは次第にコン商団の中で次第に頭角を現していくが…「オクニョ 運命の女(ひと)(原題:獄中花)」第4話のあらすじをみどころを紹介、予告動画は番組公式サイトで視聴できる。
※この記事は、2017.04.02~2018.04.01NHKBSプレミアムにて放送時に紹介したものです。

【「オクニョ」を2倍楽しむ】では、ドラマの時代背景や見どころ、キャストの紹介やインタビューなどをまとめて紹介している。

■キャスト相関図(第1話~)NHK

オクニョ (C) 2016MBC■第4話あらすじと見どころ
商団員となったテウォンはオクニョの知り合いでスリのチョンドンに、以前儲け話を持ち掛け断られた平市署長のオ・ダルチュンの家から銀塊を持ち去るよう頼む。後日、血相を変えてテウォンの元にやってきたオ・ダルチュンは、以前の提案をのむのですぐに金の工面としてくれと泣きつく。そこでテウォンはダルチュンの協力を得て計画を決行し、銀塊を手にするが、大行首の逆鱗に触れてしまう。

テウォンの計画とは、凶作が続いても備蓄米が回ってこない民のために、腐らせるくらいなら税穀米の一部を米ぬかと砂に入れ替えて、盗んだ米を市場に流して民の手に入るようにしようというなんとも大胆なもの。この計画にコン大行首がなぜ激怒したのか?コンジェミョンを演じたのはベテラン俳優イ・ヒド。「ホジュン~宮廷医官への道~」「薯童謠」「チャングムの誓い」「イ・サン」「トンイ」「馬医」すべてに出演したイ・ビョンフン監督作品に欠かせない名優だ。

典獄署に連行された明の罪人がチ・チョンドクを人質に取り無実を訴え、騒ぎを起こす。駆けつけたオクニョは、明の言葉で罪人を説得しようとするが、養父チョンドクに代わって人質に取られる。しかし、急所の経穴を押して見事に罪人を制圧!みんなから喝采を受ける。これを地下牢のパク・テスに報告し、本格的に武術を教えてほしいと頼むオクニョ。武術を学べは危険が増えると、一度は断られるが、養父から受け取った母の形見の指輪を見せて説得する。指輪に見覚えがあったパク・テスはオクニョにある情報を伝える。

パク・テスはオクニョにどんな情報を教えたのか?テスの言葉の中で、“イ・ホ”という名前が出てくる。実在した李峼(山偏 に告)のことで、後の第12代王・仁宗。在位中に原因不明の病でわずか9か月足らず(8ヶ月と15日)で亡くなった王朝史上もっとも治世の短い王。【朝鮮王朝系図】を参照。

この情報からオクニョは当時の話を聞こうと元女官たちを訪ねるが門前払いされる。その他の元女官たちも年配者も若者もなぜかことごとく亡くなっていて、情報を得ることができない。そこで門前払いをされた家を再訪問するが、元女官は血まみれで死んでいた。
一方、ユン・テウォンは、母の命日に1人で祭祀を行い、悲しい母の死を思い出す。

テウォンの母にまつわる悲しい思いでは回想シーンで描かれる。コ・スの少年時代を演じたのは「善徳女王」でユ・スンホの幼少期、「六龍が飛ぶ」でイ・バンソク役を演じた子役俳優チョン・ユンソク。
“祭祀(チェサ)”とは命日などに先祖を祀る宗教的儀礼や儀式。これは儒教の肝心要の“孝”の象徴。王朝の後期にキリスト教=カトリックが伝わったが、カトリックの信者がこの祭祀を否定したことが弾圧されるきっかけとなった。詳しくは「イ・サン」第60話の「■もっとドラマを楽しむために:天主教って学問?」で詳しく説明。


5年後、成長したオクニョは母の死の真相に迫るため、犯罪を取り締まる官庁・捕盗庁(ポドチョン)の茶母(下働き)の試験を受け、武術はもちろん、経国大典の刑典まで覚えて試験官を驚かせたが不合格に。

オクニョの少女時代から大人へのバトンタッチについてはコチラで詳しく紹介。撮影の3、4か月前からアクションスクールに通ったというチン・セヨンは、元々体力には自信があったが、剣アクションはきつかったとインタビューで答えている。しかし、武芸試験での腕前はなかなかのもの。文武に優れたオクニョがなぜ不合格になったのか?今回は面接官カン・ソノに注目。彼もまた、オクニョの人生を変える人物。演じたのは、「チャングムの誓い」で中宗を演じたイム・ホ。
経国大典とは朝鮮の基本法典。詳しくは【「オクニョ」を2倍楽しむ】の豆知識「オクニョが暗記していた“経国大典”って?」を参照。


テウォンは仲間たちと官軍を装って、闇取引をするチョン・ナンジョンの商団を奇襲する。この報告を受けたナンジョンは、あらかじめ手をまわしていたにも関わらず現れたのを不審に思い、何処の部署なのかを調べさせる。

一方、ユン・ウォニョンを呼び寄せた文定大妃は、明の使臣としてオ・ジャンヒョンが来るので、機嫌を損ねないようにと忠告する。慕華館(モファグァン)で使臣をもてなそうとするウォニョンだが、使臣の態度はよそよそしく、わずか8ヶ月余りの治世だった先代王・仁宗の死の真相を明らかにしろと命じられる。明の皇帝は毒殺を疑っているとのこと。それを解明するのが訪朝の理由だとも。ウォニョンからこれを聞いた文定大妃は、敵対する大尹派の残党が明に密告したのだと考える。

慕華館(モファグァン)とは使臣をもてなすための施設。詳しくは「秘密の扉」第15話」の豆知識で紹介。

ある夜、使いを頼まれたオクニョは、謎の男たちに襲われる。多勢に無勢で剣を突き付けられたオクニョは…。

kandoratop【作品詳細】【「オクニョ」を2倍楽しむ】

NHKBSプレミアム|韓国ドラマ 「オクニョ 運命の女(ひと)」
 2018.04.08スタート 毎・日23:00-24:00 再放送、地上波初
 2017.04.02-2018.04.01 毎・日21:00-22:00 BSプレミアム、BS初