嵐・相葉雅紀主演「貴族探偵」第2話は編集者とのアヴァンチュール!?人気ミステリ作家殺人事件に挑む!予告動画-フジテレビ

2017年04月23日11時30分ドラマ
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嵐・相葉雅紀主演「貴族探偵」第2話は人気ミステリ作家殺害事件!人気作家・厄神(大和田伸也)に取材を申し込まれてその別荘へ向かう女探偵の愛香(武井咲)と編集者の美咲(紺野まひる)は謎の落石の被害に…!そんな中、貴族探偵(相葉雅紀)に遭遇!一緒に厄神の別荘へ向かうことになるのだが、そこには厄神の死体が…!?「貴族探偵」第2話は4月24日(月)夜9時から放送、予告動画は公式サイトで公開中。

初回視聴率は11.8%。月9枠として実に3期ぶりの二桁発進であるが、キャスト陣の豪華さ、そして月9ドラマ30周年記念作品であることを考えると少々物足りなさも感じてしまう。しかし、この攻めに攻めたドラマ、はまると抜け出せなくなりそうな中毒性を感じさせる仕上がりだった。

物語の舞台は現代日本であってそうでない。貴族探偵はまさに“小説の中”で描かれる人物なのだ。
原作小説では貴族探偵が様々な登場人物の視点から描かれる。少しずつ明らかになるその人物像を自分の中で組み立てていくのもこの小説の魅力の一つなのだが、映像でそんな貴族探偵を描くのは至難の業。あの小説の不思議な魅力を表現するのは難しい…、かと思えば、ドラマでもあの不思議な魅力、きっちりと描かれているではないか。しかし、その不思議さ、醸し出していたのは貴族探偵ではなく、周りの使用人たちであった。

執事の(松重豊)にメイドの田中(中山美穂)、そして運転手の(滝藤賢一)。この3人の演技派たちが不思議なあの世界を上手く作り上げていたのだ。非日常をうまく落とし込んだキャラクター設定は見事なもの。相葉ふんする貴族探偵単体では、そのあまりの爽やかさ故“好青年”に見えてしまうのだが、この3人の使用人の存在が好青年を“アヴァンチュールが大好きな貴族”にしてくれていた。今後、この貴族探偵と使用人たちの謎が愛香によって解き明かされるのかも期待したい。

さらに、刑事・鼻形(生瀬勝久)と女探偵・愛香(武井咲)のコンビのテンポの良さも心地よい。愛香にとって欠かせない相棒・ギリ(仲間由紀恵)もドラマに良いアクセントを加えてくれていた。
そして女探偵・切子(井川遥)と貴族探偵の関係は。過去に何があったのか…。

この不思議なドラマはまるで人気ミステリーシリーズのハイブリッド。どこか「TRICK」シリーズのテンポの良さ、キャラクターの濃さがあり、「金田一少年の事件簿」のような非日常感、「謎解きはディナーの後で」のような優雅さも楽しめた。その他、誰もが一度は目にしてきた人気ミステリーを彷彿とさせたのではないだろうか。
近年苦戦を強いられている月9。30周年記念作品において、人気シリーズの続編などで無難に数字を狙いに行かず、新たな人気作を生み出そうとしたその姿勢。いわば9回裏、サヨナラ逆転満塁ホームランを狙いに行く、攻めに攻めたこのドラマ。その行方はどうなるのかきっちりと最後まで見届けたい。

■第2話 あらすじ
高徳愛香(武井咲)は、編集者・日岡美咲(紺野まひる)の車で、人気ミステリー作家、厄神春柾(大和田伸也)の別荘に向かっていた。なんと探偵に取材したいという厄神の依頼に女探偵である愛香が招かれたのだ。
が、その道中車の前に、突然、巨大な石が。愛香が現場の安全を確保し、警察に通報して車に戻ると美咲がいない。慌てて探してみると、何と美咲は、貴族探偵とお茶をしているではないか。
落石に憤った様子の貴族探偵は、落下場所の真上にある別荘・愛香たちの目的地である厄介の別荘へ文句を言いに向かう。
が、呼び鈴を鳴らしても誰も出ない。当然のように別荘内へズカズカと入り込む貴族探偵は書斎のベッドに頭から血を流して横たわる死体を発見する。

探偵としてすぐさま、状況を把握しようとする愛香。貴族探偵専任となった鼻形雷雨(生瀬勝久)と常見慎吾(岡山天音)、そして事件の管轄刑事・久下村(平山祐介)もやってきていよいよ事件は本格的に調査が始まった。
早速、厄神の関係者、妻の令子(横山めぐみ)、美咲と同じ編集者の松尾早織(豊田エリー)と滝野光敏(丸山智己)に聴取する愛香と鼻形。厄神のファンだったと言うメイドの田中も捜査に付き添うのだが…。

「貴族探偵」第2話は4月24日(月)夜9時から放送、予告動画は公式サイトで公開中。

貴族探偵│公式サイト
フジテレビ「貴族探偵」│youtube

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