二股男・榊（成田凌）と別れを決意するもののやっぱりヨリを戻してしまった純（桐谷美玲）！純を心配する満子（水川あさみ）聖良（ブルゾンちえみ）と大げんかしてしまった！失って初めて本当に大切なものに気づいた純は…フジテレビ「人は見た目が100パーセント」最終回（第10話）は15日放送された！FOBにて全話見逃し配信中。

冴えないリケジョの女子モドキ3人が、八王子から大都会丸の内に転勤！そこから始まる3人の涙ぐましい「ビューティー研究」を描いたドラマ「人は見た目が100パーセント」。15日の放送で最終回を迎えた。初回視聴率が9.5％、2話6.4％、3話6.0％、4話5.5％、6話6.4％、7話5.6％、8話5.8％、第9話5.7％、そして最終回は0.4ポイントアップ6.1％（全てビデオリサーチ調べ、関東地区）という数字で終わった。

全話通して苦戦を強いられた「ひとパー」だが、リケジョ3人のビューティー研究は意外と役立つと視聴者からも高評価。ドラマ後半には研究シーンでちょいダサなアニメを使うなどの演出効果もあってか、研究内容にも面白みが増してきた。

ドラマスタート時には、視聴者から「桐谷美玲が女子力の著しく低いリケジョを演じるのに違和感がある」「共感できない」という否定的な意見も多かった。しかし桐谷はどんなに顔のパーツが整っていても、極度の内気、極度の人見知りじゃモテないことをリアルに演じた。そして最終回では自然な笑顔を振りまけるようになり、ビューティー研究の成果が得られたと言えよう。

「人は変われない」と断言した榊に純は「努力すれば変われる」と言った。回を重ねるごとに女子モドキを応援したくなったり、純のセリフに励まされた視聴者も少なくなかったのではないだろうか。視聴率的には低迷したが、毎回リケジョ3人から元気をもらえるドラマだったように思う。

■最終回に流れたBGMはm-floの名曲「let go」
最終回のラスト、夕陽を見て純が「私は太陽に向かって歩いて行きたい」と決意するシーンで流れたBGMに、SNSには多くの反響が寄せられた。あのシーンで流れたのはm-floの名曲「let go」のインストバージョン。原曲は2004年にリリースされ当時NTTガラケーのCMソングに起用された。

なぜm-floの楽曲が「ひとパー」のBGMに？と思われるかも知れない。実は本ドラマの音楽はm-floの☆Taku Takahashiが担当していたのだ。感動のシーンに相応しいインストアレンジされた「let go」。m-floの公式YouTubeチャンネルにオリジナル曲のPVがアップされているので興味ある方はぜひご覧頂きたい。インストもいいがヴォーカル入りもいい。名曲とはどんなアレンジでも名曲なのだ。
⇒m-flo loves YOSHIKA／let go（YouTube）

■最終回（第10話）ネタバレあらすじ
榊（成田凌）に二股かけられていたことが発覚。ショックを受けた純（桐谷美玲）は榊と別れることを決意した。純が失恋のショックから早く立ち直れるよう、満子（水川あさみ）と聖良（ブルゾンちえみ）が奮闘。少しずつ笑顔が戻ってきたところに…。

榊から「あれからずっと城之内さんのこと考えてました。城之内さんも同じ気持ちですよね？」と言われ、結局ヨリを戻してしまうことになった。あんなクズとヨリを戻すなんて！と非難する満子と聖良に思わず逆ギレしてしまった純。満子から「もういい、勝手にすれば！私たちには関係ない」と言われてしまった。それ以降、3人の関係はギクシャクしてしまった。

そんな中、クレエラジャパン創立25周年記念パーティーが開催されることになった。國木田（鈴木浩介）からちゃんとオシャレして参加するよう念を押される女子モドキ3人。満子と聖良はビューティー研究を続けたが、純は2人から離れた。

創立パーティーのことを榊に話すと「ぼくがぜんぶやってあげる」と言ってパーティー用の服を一緒に買いに行ってくれた。榊がセレクトした服を純が試着している間、もう一人の彼女から榊の携帯に電話があった。どうやらあちらの彼女は具合が悪くなったらしい。純は「行ってあげてください」と榊を送り出した。

モヤモヤした気持ちを抱えた純に「人は絶対に変わらない。相手の悪いところも含め、最初から無理しないで受け入れたほうがいい」と二股交際を継続したいと榊は言った。

満子たちとギクシャクしたままパーティー当日を迎えた純。松浦（室井滋）は満子と聖良を見て「あれでオシャレしてるつもりかしらね。あなた（純）はいいじゃない」と褒めてくれたのだが、純は「人に選んでもらった服なので…」と返答するのが精一杯だった。

松浦からセルロースナノファイバーの古いデータを用意してほしいと頼まれた純は、前の職場・八王子製紙に久々で向いた。かつての上司は今の純を見て「見ちがえた！丸の内の会社なんかに行って馴染めないんじゃないかと心配してたけど、人は頑張れば変われるものなんだね」と褒めてくれた。

八王子製紙に務めていたころの純は、太陽に背を向け陽の当たらない西に向かって歩きたいと思っていた。あの頃の自分と今と、環境だけでなく精神面でも大きく変わった純。改めて自分の気持ちを再確認した。

丸の内に戻ってきた純は、榊にこう言った。「私、東へ行きたい…太陽に背を向けるんじゃなくて太陽に向かって歩いて行きたい」さらに「私は変わりたい、これからも変わり続けたいです」と正直な気持ちを榊に伝えた。「人は変わらない。変わりたくない」と思う榊は、純と別れることに同意した。

満子と聖良に謝罪する純。そして再び榊と別れたことを伝えた。そんな純に満子と聖良は「頑張ったね、辛かったよね、でもすごく頑張ったね」と泣き出した純をそっと抱きしめた。

2カ月後。満を持して発売されたマニュリーファンデが店頭に並ぶ日。女子モドキ3人は自分達が手がけた商品を見にショップへ出かけた。その途中、偶然榊と再会した純。伏し目がちだったあのころの純とはもういない。純はしっかり前を向いて笑顔で榊に挨拶をした。そんな純の笑顔につい榊は「あの…」と声をかけたが、その先は言葉を濁してしまった。

フジテレビ「人は見た目が100パーセント」最終回（第10話）は6月15日放送された。人気マンガ家・大久保ヒロミの同名コミックの実写ドラマ化。出演は桐谷美玲／水川あさみ／ブルゾンちえみ／成田凌／町田啓太（劇団EXILE）／足立梨花／岡崎紗絵／堤下敦（インパルス）／鈴木浩介／室井滋ほか。

番組公式Twitterアカウントは「@hitopa_fuji」。番組公式Instagramアカウントは「hitopa_fuji」。最新話は放送終了後、FOBならびに民放公式テレビポータル「TVer」にて見逃し配信中。

◇フジテレビ木曜劇場「人は見た目が100パーセント」番組公式サイト
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