TBS 長谷川博己主演「小さな巨人」500%の熱演で最終回自己最高16.4%!有終の美を飾る!見逃し配信

2017年06月19日13時48分ドラマ
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窮地に追い込まれた香坂(長谷川博己)と山田(岡田将生)!このままだと2人とも懲戒免職に!最後の切り札を持っていたのはやはり小野田(香川照之)!警察組織を守るのか?それとも正義を貫くのか!?最終回視聴率自己最高16.4%を樹立!TBS「小さな巨人」第10話は18日放送された。TBSオンデマンドで全話見逃し配信中。

今期連ドラで一番の話題をかっさらったのがTBS日曜劇場「小さな巨人」初回視聴率13.7%、2 話13.0%、3話11.7%、4話13.4%、5話13.9%、6話13.5%、7話12.1%、8話13.6%、9話13.7%、そして最終回16.4%(全てビデオリサーチ調べ、関東地区)の自己最高視聴率をたたき出し、有終の美を飾った。

「半沢直樹」(2013)、「ルーズヴェルト・ゲーム」(2014)、「下町ロケット」(2015)と数々のヒット作を生み出した伊與田英徳プロデューサー、福澤克雄監督(本作では監修)コンビが再び集結。将来有望視されていた警視庁捜査一課刑事・香坂(長谷川博己)と山田(岡田将生)がある事件がきっかけで所轄に飛ばされ、それでもなお警察としての正義を貫き、組織を守ろうとする上層部とガチンコ勝負をする、熱い物語だった。

■長谷川博己vs香川照之の手に汗握る最終対決!
最終回、事件の切り札を握っている小野田(香川照之)のもとへ、辞職覚悟、単身で乗り込む香坂(長谷川博己)。自分のもの、そして17年前に父(木場勝己)が書いた辞表を小野田の前に叩きつけ「警察組織を守るのか?それとも警察官として『正義』を貫くのか!?」と迫った香坂。緊迫のシーンなのだが、2人の迫力ある演技が凄すぎて目を見張った。

殺人事件の証拠となるペンのキャップをなくしたのでは?と小野田に迫る香坂。勝ち誇った顔で小野田は「机の中にありました!」とまるで小学生のように息巻いて反論。たった2人しかいない部屋の中で、まるで舞台のように大声を張り上げて熱弁をふるう香坂と小野田を見て、ちょっとだけ笑ってしまった。

「小さな巨人」の主人公は長谷川博己演じる香坂だが、初回から最終回まで、やはり本当の主役が香川照之だった。昆虫好き、ボクシング好き、歌舞伎役者もこなす、最近の香川照之の活躍ぶりはワークホリックとしか思えないほどめまぐるしい。香川照之はこれから先、どこへ行くのだろうか…。

■最終回(第10話)ネタバレあらすじ
横沢(井上芳雄)の身柄も、証拠となる裏帳簿もすべて小野田(香川照之)に持って行かれてしまった。さらに香坂(長谷川博己)も山田(岡田将生)も留置所に入れられ絶体絶命の危機に…。しかし裏で藤倉(駿河太郎)がマスコミに手を回し、毎朝新聞記者が小野田に「刑事が2人留置所に入れられているそうですが、何があったんですか?」と揺さぶりをかけた。それにより、香坂、山田ともに釈放。2人は横沢が送検される36時間の猶予をもらい、その間に真犯人を見つけろと小野田に命じられる。

江口(ユースケ・サンタマリア)殺しの真犯人を見つけるためには、17年前の早明学園と富永(梅沢富美男)、山田勲(高橋英樹)、金崎(和田アキ子)、そして小野田の癒着の証拠を見つけなければならない。

17年前、早明学園設立のため当時政界進出を狙っていた山田に賄賂を送っていた金崎。しかしその裏帳簿が公になりかけたとき、山田の運転担当だった松山にすべての罪をかぶせ自殺に追い込んだ。当時の捜査一課長は富永、その部下が小野田。すべてのカギは裏帳簿の破れた切れ端。それは捜査一課長の金庫の中にしまわれている。

さらに江口殺害現場で、横沢が「何かを蹴ってしまった」と証言していたが、それがペンのキャップではないかと推測する香坂。さらに江口殺害事件の捜査資料が一式、何者かに盗まれた。香坂は「この中に内通者がいる」と判断。敢えて内通者が捜査一課に知らせるようわざとカマをかけた。

早明学園屋上で江口を殺害した犯人が、ペンのキャップを落とし、横沢がそれを蹴ってしまった。しかし鑑識は屋上では何も発見できておらず、香坂は横沢が蹴った拍子に排水溝に落ちたと推理。すぐ早明に向かいキャップを探しに行ったのだが…そこに現れたのが小野田だった。香坂が睨んだ通り内通者・須藤(神野三鈴)が小野田に知らせていたのだ。小野田がキャップを探しにきたこと自体が、江口殺害にかかわる証拠だと言う香坂。しかし小野田は頑としてそれを認めない。

香坂は17年間、父・敦史(木場勝己)が書いた辞表を発見する。そこには「山田さんが自首することを決意してくれた。それが山田さんとの絆…」と書かれていた。山田さんとは、金崎理事長の旧姓だった。

自分の辞表、そして父の辞表を持って香坂は小野田に会いに行く。そして小野田が17年前からある事実をひた隠しにしているのではと問い詰める。そして香坂は自らのカンで、金崎こそが江口、そして17年前の松山殺害の犯人だと主張した。

17年前、収賄事件の罪を一人で被らされた松山は、裏帳簿を証拠に自分が犯人じゃないと警察に訴えるつもりだった。裏帳簿を取り返すため、金崎ともみ合う松山。勢いあまって松山の手が金崎の顔に当たり血が出てしまった。怒った金崎は松山を殺害。その時、松山の手には金崎の血痕が付着した裏帳簿の切れ端が握られていた。

その切れ端こそが全ての源。17年前小野田は富永から「殺人の証拠を捨てろ」と命じられた。正義を貫くより警察組織を守ることを優先させたのだ。断腸の思いで上司の命令を聞いた小野田。しかし彼の警察官としての正義が、切れ端を保管していたのだった。

香坂は小野田の正義に訴えた。「あなたも本当はこの事件を解決したいはず。この腐敗した組織を何とかしたい、悪しき絆を自分の代で断ち切りたいんじゃないですか!?負の遺産を次の世代に残しちゃいけない!」

小野田は涙を流しながら「よく見ろ!これが警視庁捜査一課長・小野田義信の正義だ!私がこの17年間、一度も言えなかった言葉を心の底から言ってやる!殺人犯は逮捕されなければならない!」そう言って、裏帳簿の切れ端を香坂に渡した。

その後、金崎は17年前の事件と江口殺害で逮捕された。江口に17年前の収賄事件を暴露されそうになり、金崎が屋上で江口を殺害。その時、ペンのキャップを落とした。富永が横沢の犯行に見せかけるよう偽装、これが事件の真相だった。

逮捕された金崎は江口殺害は認めたものの、17年前の事件に関して一切口をつぐんだ。富永は警察上層部に手を回しお咎めなし。山田勲が体調不良を原因に内閣服官房長官の座を降りた。そして小野田は豊洲署の署長へ。小野田の手配により、香坂、山田は再び警視庁捜査一課に戻ることとなった。

TBS日曜劇場「小さな巨人」最終回(第10話)20分拡大版は6月18日(日)に放送された。出演は長谷川博己/岡田将生/安田顕/駿河太郎/手塚とおる/竜星涼/木場勝己/春風亭昇太/ユースケ・サンタマリア/和田アキ子/梅沢富美男/香川照之ほか。

番組公式Twitterアカウントは「@chiikyo_tbs」。最新話は放送終了後一週間「TVer」にて配信。「TBSオンデマンド」にて全話見逃し配信中。

TBS 日曜劇場「小さな巨人」番組公式サイト
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