ヒジェによって改ざんされた観測記録に基づいて割り出された日食の予測時間！スンジはこれに気づくのか？格物振興を賭けた勝負の行方は？実在の科学者、蒋英実の波乱の生涯を描いた「チャン・ヨンシル～朝鮮伝説の科学者～」（BS-TBS）明日6月28日（水）放送の第20話のあらすじと見どころ、豆知識などを紹介！予告動画は番組公式サイトで公開している。本作はDVDも好評発売中で公式サイトでも予告動画が公開中だ。

【「チャン・ヨンシル」を2倍楽しむ】には、ドラマの時代背景や豆知識や、放送にあわせて各話のあらすじと見どころを紹介するので、視聴の参考にどうぞ。

■キャスト⇒相関図BS-TBS
チャン・ヨンシル役：ソン・イルグク
世宗役：キム・サンギョン
太宗役：キム・ヨンチョル
ソヒョン王女役：パク・ソニョン
チャン・ヒジェ役：イ・ジフン

■第20話「謀られた記録」
スンジは、ヒジェの観測記録を元にインジが割り出した内容に腑に落ちないものを感じ、たった一人で日食の計算を続けていた。チョ・グァンが密偵たちに見張りをさせていたために、ヒジェは真実を語ることができずに、スンジが一刻も早く気づいてくれることをひたすら願っていた。一方、世宗は、民のために新たな試みを始めていたが、体調に異変を感じていた。
義理堅いイ・チョンは、救食の儀式用の服をソックに注文してくれた。一方、ソックはヨンシルのために特別な服を用意する。果たしてその服は？この3人の関係が素敵だ。一方、世宗が次に試みていることは？

救食の礼の直前、スンジはついに記録が改ざんされていることに気づき、ヒジェを責めたてる。ヒジェは救食の礼を妨害しようとしている者がいるとスンジに明かし、人目を避けて急いで計算をやり直すように促す。ヨンシルは世宗にこの事実を知らせ、救食の礼はいったん延期に。
密偵からの報告でこれを知ったグァンは、刺客たちに隠れて計算しているスンジたちの捜索を命じる。
ヒジェは自らグァンの元に向かい、自分を殺せと告げる。グァンは、格物が仁で満たすべき人心を壊してしまい、お前の心も壊すと諭すが、ヒジェはグァンが格物を恐れていると告げ、生きて帰れたら、格物が本当に自分の心を壊すかどうか試してみると言う。
こんな時にもヒジェを恨むのではなく、1人で重荷に耐えてきたと考えるヨンシル。

なんとか正しい時刻を割り出したスンジたちを刺客が襲うが、チョンが駆けつけ助かる。ついに新たに日食の時刻が告げられる。
「午後1時23分頃に始まり、午後2時48分頃最も欠け、午後4時34分頃終わる」
救食の儀式が始まり日食の現象は予測時刻通りに起きた。
今回は、チョンが駆けつけるまでヨンシルとソックも刺客相手に大活躍。ここで役に立つのがソックお手製の防弾ならぬ防剣服。でかしたソック！チョンの「銭形平次」並みの小石投げの技にも注目。
当初割り出された時刻からほぼ、2時間遅れの日食だ。(19話参照)予測通りに起きた日食をそれぞれがどんな思いで見つけるのか？

これまで格物振興を反対していたメン・サソンは「これ程正確な儀式は初めてだ」という感嘆の言葉と共に、約束通り格物振興のためにこの身を捧げると申し出る。ヨンシルたちは互いの健闘を称え万歳で祝う。

世宗の格物振興のお陰で、1432年以降、日食の正確な予測法が確立された。また、イ・スンジらは「七政算内篇」と「七政算外篇」という暦法を完成させ、1444年にはこれを編纂。当時、世界を見渡しても独自の暦法を持つ国は、朝鮮と中国とアラブの3か国だけだった。
イ・スンジは実在の天才天文学者、李純之（1406～1465年）がモデル。本作では「輝いてスングム」のユン・ジョンス役に扮したイ・ビョンフンが演じているが、「根の深い木」ではチョン・ジェホという俳優が演じている。
儀式の最後にナレーションと図解で、地球の自転を知らないスンジたちが、日食の起きる時刻をどのように算出したのかも解説されるのでお楽しみに。

儀式の後、世宗は体調に異変を感じて倒れてしまうが、臣下たちを不安にさせないために、病のことを伏せるように内官に命じる。一方、ヒジェの身を案じるヨンシルはソックやヒジェと必死で探すが…。
実在の世宗の病は消渇症。現代でいう糖尿病だ。この病が後にヨンシルの運命に大きくかかわって来る。

◇BS-TBS「チャン・ヨンシル」番組公式サイト
　2017.06.01スタート　月～金17：00-17：54
◇DVD 公式サイト
　「チャン・ヨンシル ～朝鮮伝説の科学者～」
　DVD-SET１＆レンタルDVD Voｌ.1～8リリース中
　DVD-SET2＆レンタルDVD Voｌ.9～16リリース中
　各22,800（税別）
　発売・販売元：NBCユニバーサル・エンターテイメント

【作品詳細】【「チャン・ヨンシル」を2倍楽しむ】