戦う女たちのフレンチポップミュージカル『ジュリーと恋と靴工場』本予告動画と場面写真公開!

2017年08月08日18時00分映画

『ラ・ラ・ランド』の次は、フランス郊外で社会のルールに沿って生きる女性が自立していく姿をジャック・ドゥミテイストで仕上げた社会派ロマンチック・コメディ! 9月23日(土)新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開される『ジュリーと恋と靴工場』の本予告動画が完成、youtubeにて公開された!場面写真と到着したのでご紹介。

jury

レトロ・ミュージカルを現在のハリウッドの夢追い人とマッシュアップしたのが『ラ・ラ・ランド』だとすれば、そのななめ上をいくフランスからは『ジュリーと恋と靴工場』!郊外で社会のルールに沿って生きる女性が自立していく姿をジャック・ドゥミテイストで仕上げた社会派ロマンチック・コメディ。

ドゥミが手がけた『シェルブールの雨傘』(64)、『ロシュフォールの恋人たち』(67)を彷彿させるオリジナルの歌とダンスはどこか懐かしく、カラフルでおしゃれ。でも脱力系というところが現代らしい。
舞台となるのは、ローヌ地方からほど近いロマン。かつては靴の都として栄えていた町のアトリエを中心に撮影を敢行したのは、これまで短編映画を手がけてきた監督コンビ、ポール・カロリとコスティア・テスチュ。
jury制作準備、撮影、ポスプロも、すべてメイド・イン・フランスにこだわった。そして、一度聴いたらやみつきになるスコアは『ゲンスブールと女たち』(10)で知られるオリヴィエ・ダヴィオらが手がける。ヒロインを演じるのは、キュートな存在感を放つ女優、『EDEN/エデン』(14)のポーリーヌ・エチエンヌ。
現代女性としての葛藤を抱えるジュリーを、等身大に好演している。そのほかフランスで活躍するミュージカル俳優やダンサーが脇を固め、心踊るフレンチ・コメディ・ミュージカルが完成した。

就職難のジュリーが流れ着いたのは、近代化により閉鎖が噂される高級靴の工場。
職場で出会った彼との恋の行方は? ジュリーの人生はいったいどうなるの?

jury25歳、職なし、金なし、彼氏なし。なんでもするけど、なんにもできない。たったひとつの目標は、正社員になること。
そんなジュリーが就職難で流れ着いた先は、高級靴メーカー「ジャック・クチュール」の工場。出勤早々、先輩女性たちは近代化による靴職人のリストラ計画の噂で持ちきり。
jury職場で出会ったハンサムなドライバーのサミーとの淡い恋も絡みながら、高級靴とは縁もゆかりもなかったジュリーは訳も分からず抗議運動に巻き込まれていく。果たして、戦う女たちは工場閉鎖の危機を乗り越えることができるのか? 世界の女性が憧れ、50年の歴史を持つ「ジャック・クチュール」を履きこなす女性たちの足元からヴィンテージ・コレクションまで、美しい靴の数々が作品をカラフルに彩る。こだわりとプライドを持って働く靴職人の女性たちの奏でるステップと歌声が、就職という安定コースが幸せなのだという価値観を軽やかにぶち壊し、一歩前に進む勇気を与えてくれる。自ら選び取った、美しい靴とともに……。

jury■あらすじ
田舎町に住むジュリーは、就職難の末ようやく高級靴メーカーの工場で試験採用を手にする。そんな中、靴職人の女たちは迫る近代化の波でリストラされることを恐れ、抗議のためパリの本社に乗り込み騒動を起こす。巻き込まれたジュリーはあやうくクビになりかけるが、ほのかな恋の予感も…。職人の意地とプライドをかけてアイデンティティを求めるたくましい女たちとともに靴工場閉鎖の危機を乗り越え、ジュリーは本当の幸せを手にすることができるのか?

■キャスト
ポーリーヌ・エチエンヌ『EDEN/エデン』、オリヴィエ・シャントロー『メルニモンタン 2つの秋と3つの冬』、フランソワ・モレル『ゼロ時間の謎』 ほか

■スタッフ
脚本・監督:ポール・カロリ、コスティア・テスチュ

提供:ギャガ、ロングライド
配給:ロングライド  サウンド・トラック:ランブリング・レコーズ

© 2016 LOIN DERRIÈRE L’OURAL – FRANCE 3 CINÉMA – RHÔNE-ALPES CINÉMA

Youtube予告動画
映画公式サイト