土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」第2話でスクールカーストを描く!保健室通いの校長がまさかの…?予告動画-日テレ

2017年10月19日20時00分ドラマ
©日本テレビ

日本テレビ土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」第2話でスクールカースト問題に直面!?私立京明館高校の校長として左遷させられた鳴海(櫻井翔)は、自分が熱く語りかけた生徒が不登校になってしまったと聞き…!?さらに、保健室の沙織(井川遥)から腹痛を訴えて保健室通いとなっている生徒の話を聞いて?土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」第2話は10月21日(土)夜10時から放送、予告動画は公式サイトで公開中。

アイドルグループ嵐のメンバーである櫻井翔。彼がキャスターをする“意味”といつも話すことがある。“僕じゃないと届けられない方々がいる”。今年、KAT-TUN・亀梨和也、NEWS・小山慶一郎と共にメインパーソナリティーとして臨んだ24時間テレビでも残した言葉だ。
このドラマは、まさにそんなキャスター櫻井の想いも載せたドラマだ。親世代、子世代のどちらからも支持される櫻井が演じることで初めて完成するドラマだったのだ。

第1話、恐らく視聴者の中で最も印象に残ったのは“奨学金問題”。確かにどこかで聞いたことのある問題なのだが、実際のところ何がそんなに問題なのかよくわからないという人もいただろう。まさか、ドラマでその問題の内容を知るとは…。

父親が怪我をして仕事を今後続けられるかわからない、という状況で進学について悩む生徒・に対し、担任・真柴(蒼井優)は“奨学金を借りて進学すればいい”と話す。
これは当然の進路指導であろう。実際、日本学生支援機構による調査では、何かしらの奨学金を受給している学生の割合は約50%ほど。2人に1人は奨学金を利用しており、今や奨学金を受給することは全く珍しくない、学生にとって当たり前の光景なのだ。
“大学に行く”という選択肢の中に、奨学金というアイテムが当たり前に存在している今。しかし、鳴海(櫻井翔)は自身の経験と重ね合わせ、その指導に疑問を抱く。
“奨学金が借金ということ、自分は知っていただろうか”と。

実は、鳴海のこの疑問はドラマの中だけの話ではない。大学や専門学校に奨学金を利用して入学、卒業した者の中でも、奨学金の返済が出来ず、延滞しているという人もいるのだ。その要因にあるのが奨学金の返済義務を知らないこと。
実は無延滞者の10%ほど、延滞者の50%ほどが手続きを行うまで奨学金の返済義務を知らなかったというのだ。
パソコンやスマホが普及している中で“自分で調べないのが悪い”という人もいるかもしれないが、返済義務を知ったところで、その返済の事なんて、どこまで現実的に想像できるだろうか。初任給20万、そこから2,3万円程度の返済なんて余裕じゃないか?と思ってしまうのも仕方ないのではないだろうか。

劇中、鳴海は大人として生徒に問いかける。
“大学進学は諦めてほしくない。けれど奨学金は大変な借金だ。だから、4年間で大学を卒業して、しっかりとした就職をしなければならない。さらに、これからの社会、一流企業でも潰れるかもしれないし少子高齢化は進み、多くの仕事はロボットに代わるかもしれない。
だから、生きていくのに必要なスキル、人に必要とされる力を身に着けていかなけらばならない。その覚悟があるなら、奨学金をもらって大学に行け。”
商社マンとして、一社会人として、悩める高校生に向けられたエールだったのだが、その言葉を受けた生徒は“聞きたくなかった。そんな怖い話聞きたくなかった!無理だよ!”と言ってその場を走り去るのだった。

一筋縄ではいかない展開。でも、リアルだった。
確かに、自分が高校の時にこんな話されたら、なんで苦しい勉強して奨学金を背負わなくてはならないのか、と思ったことだろう。
劇中で真柴が放った“私たちは教師で、校長はサラリーマンなんだから”という言葉。確かに、先生はこんな絶望的なこと言わなかった。
確かに、鳴海の話は絶望的だった。

しかし、だったらこの現実は、いつ、誰が彼らに伝えていけばいいのか。
現実を教えりゃいい、と言うわけではないなら、現実はこんなに厳しいままでいいのか。
問題は山積。京明館高校のお先も真っ暗。
しかし今、“教師”ではない“先に生まれただけの僕”が学校という小さい社会に風穴をあけようとしている。
その先に見える姿、必ず最後まで見届けたいと思わせる、希望に満ちた始業であった。

キャスターとして奨学金問題にも向き合った櫻井翔だからこそ伝えられた第1話だったのではないだろうか。視聴率は10.1%。まずますのスタートを切ったがここから先、いかに学校改革を行っていくのか。
土曜の夜に少し背筋を伸ばして向き合いたいドラマが誕生した。

■第2話 あらすじ
教育の現場を知らない校長として、“校長はサラリーマンだ”と、職員室内で反発を受ける鳴海(櫻井翔)。
そんな中、鳴海は自分が奨学金を受給する事の覚悟を説いて聞かせた生徒が学校を休んでいると分かり、不登校になったのではないかと気が気では無くなる。
さらに、沙織(井川遥)からは、腹痛を訴えて保健室に毎日通っている生徒のことを聞かされる。鳴海はその生徒の担任である及川(木下ほうか)にケアをするよう指示するが、彼は取り合おうとしない。そして、この生徒が抱えていた悩みには、学校内の大きな問題が隠されていた…。

土曜ドラマ「先に生まれただけの僕」第2話は10月21日(土)夜10時から放送、予告動画は公式サイトで公開中。
出演は、櫻井翔(嵐)、多部未華子、蒼井優、瀬戸康史、木南晴夏、森川葵、平山浩行、池田鉄洋、 木下ほうか、井川遥、荒川良々、高嶋政伸、風間杜夫ほか。主題歌は11月8日発売の嵐の通算53枚目のシングル「Doors 〜勇気の軌跡〜」。予約受付中(Amazon)。公式Twitterは「@sakibokuntv」、Instagramは「sakibokuntv2017」

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