“ガンダム生みの親”富野監督に名誉豹賞-ロカルノ映画祭

2009年08月10日18時58分映画
視聴サイトへ

今月5日からスイスで開催されているロカルノ国際映画祭で、映画祭事務局は9日、「機動戦士ガンダム」シリーズの生みの親であるアニメーション監督の富野由悠季氏に、長年の功績を表彰する「名誉豹賞」を贈ることを決めたと発表した。授賞式は現地時間10日夜(日本時間11日早朝)行われる。富野監督の手がけた「機動戦士ガンダム」シリーズの動画は現在、Yahoo!JAPANの「機動戦士ガンダム30周年記念特集」特設サイトなどで視聴できる。

富野由悠季監督は現在67歳。「鉄腕アトム」の絵コンテなど黎明期のアニメ制作から携わり、1972年にテレビアニメ「海のトリトン」で初の監督を務めたのを皮切りに、「勇者ライディーン」、「無敵超人ザンボット3」などロボットものを手がけたのち、1979年、「機動戦士ガンダム」を手がけ、放送終了後の再評価などを経て不動の人気を確立。「ガンダム」シリーズは今年30周年を迎え今なお新作の製作に取りかかっているなど、絶えず第一線で日本のアニメ界を引っ張ってきている。一方、時折メディア上で放つ個性とインパクトあふれる言葉の数々は「富野語録」として幅広い年齢層から指示されている。

なお今年のロカルノ国際映画祭では先日、富野監督の良きライバルといえる、「アルプスの少女ハイジ」などを手がけた高畑勲監督も同じ「名誉豹賞」を贈られている。

Yahoo!動画 ガンダムシリーズ
機動戦士ガンダム30周年記念特集 Yahoo!JAPAN