終わらぬ就活戦線、若者たちの“苛立ち”は救われるのか-テレ東
景気が底を打ったとの声が聞かれる一方で、依然シビアな状況に見舞われている就活戦線など若者をめぐる現状の問題に迫る特集リポート「日本の苛立ち 若者が報われない」の動画が、テレビ東京・E morningの公式サイトに配信されている。
来春卒業する大卒の求人倍率は1.6倍と、今春卒の2.1倍から大幅に落ち込んでいる。例年通りなら5月のゴールデンウィーク過ぎには大方の学生が就職活動を終えているはずだが、今月上旬都内の大学で開かれた就職説明会の会場は、リクルートスーツを身にまとった大勢の学生たちで埋め尽くされていた。学生たちの口からは厳しい壁に直面する悲痛な声が聞こえてくる。一方、この時期に説明会を開いたのも異例なら、会の主催を初めて4つの大学が合同で開いたところに、現状の厳しさが表れている。説明会に参加した採用担当者は「緊張感が去年とは違う」と、すでに採用を終えながらも優秀な人材を特別枠で確保しようと意気込むが、全体の数をカバーするまでには至らない。
一方、新卒者至上主義の傾向が依然強い中で、派遣など非正規雇用者を巡る状況は深刻さを増している。広がる一方の賃金格差など、解決の糸口があるのか考察する。
日本の苛立ち(4) 若者が報われない テレビ東京・E morning