【最終回】NHK BS18日 「弟の夫」佐藤隆太、把瑠都を義弟と認める!第3話予告動画と2話ネタバレ

2018年03月17日11時00分ドラマ

ちょっと前まで、ゲイに対する偏見で一杯だった弥一(佐藤隆太)。しかしマイク(把瑠都)と過ごすうちにその考えはすっかり変わった。マイクのことを自慢げに友人に紹介する娘・夏菜(根本真陽)を微笑ましく見守るのだが…NHK BS 18日(日)夜10時より「弟の夫」最終回(第3話)を放送!予告動画は番組公式サイトで配信。

SNS等で反響の大きい「弟の夫」。そりゃそうだ、原作者の田亀源五郎は、ハードコア・ゲイ・ポルノアートの第一人者。世界的に有名なゲイ・アーティストであり漫画家である。

その田亀源五郎が一般コミック誌で連載、というだけで事情通は腰を抜かすほど驚いた。さらにそのコミックがNHKでドラマ化だなんて、夢のまた夢…。

ドラマ「弟の夫」は、自分の身内(弟・涼二)がゲイだと認められない弥一と、涼二のパートナー・マイクの物語。ノンケサイドから見たゲイ、そしてゲイから見たノンケ。それぞれが抱える悩みや不安が、原作の世界観を壊すことなく、実に丁寧に描かれている。

筆者にはゲイの友人がいるが、友人のことをゲイだと思って接したことはない。一人の人間として大切な友人と思って接している。しかし、世間の目は必ずしもそうでない場合もある。「子どもに悪影響を及ぼすんじゃないか」「男同士が付き合ってるなんてヘンタイよ」と、トゲトゲしい言葉がドラマの中でも使われる。それは劇中だけのことではなく、一般的な見方なのだ。

それを非人道的だと思う人と、そうでない人がいるのは事実。でも、少しでもそういう偏った考え方を持つ人が、理解する心の窓口を拡げてくれればいい。このドラマはその1つのキッカケになったのではないだろうか。

■前回(第2話)ネタバレあらすじ
娘の夏菜(根本真陽)が学校帰りに仲良しのユキちゃんを家につれてくると弥一(佐藤隆太)に言った。夏菜はマイク(把瑠都)をユキちゃんに紹介したくてたまらないのだ。

しかし夏菜は一人で帰ってきた。ユキちゃんはお母さんから「アクエイキョーだから行っちゃダメ」と言われたと言う。夏菜は弥一に「アクエイキョーって何?」と尋ねたが、弥一はすぐに答えられなかった。

ここ数日、見知らぬ男の子が折口家をのぞき込んでいた。弥一がその少年に声をかけると、彼は恐る恐る「マイクさんに会いに来た」と言った。事情を察したマイクは、しばらく少年と2人で話をした。

少年は、夏菜の友だち・トモくんの兄・一哉(小林喜日)で、弟からマイクのことを聞いたと言った。一哉は自分がゲイだと自覚し、誰にも相談できずに悩んでいた。そんな中、マイクの存在を知り会いに来たのだ。

マイクもかつて思春期には一哉と同じ悩みを抱えていた。だから一哉の気持ちが痛いほどわかるのだ。マイクは一哉に優しく「トモダチになりましょう」と声をかけ握手をした。

そんな中、夏菜がみんなで温泉に行きたいと言いだす。夏菜一人で女湯に入れるワケにもいかず、弥一は夏樹(中村ゆり)にも声をかけ、マイクも連れ4人で温泉旅行へ行く。

マイクが弥一の元を訪れたとき、彼がゲイだと知り差別的な目で視ていた弥一。そんな自分が今ではマイクと一緒に風呂に入っている。自分の考え方が大きく変わったことを実感した弥一だった。

旅行から戻った弥一は、偶然駅で涼二の友人、カトやん(野間口徹)と遭遇。カトやんは、長いこと涼二から借りていた本やCDを返しに行きたいと申し出る。翌日、弥一の家に現れたカトやん。

弥一はマイクのことを紹介しようとしたが、カトやんはすでにマイクのことを知っていた。涼二が自分よりも先に、カトやんにマイクのことを打ち明けていたと知り、少しショックを受ける弥一。

その夜、マイクは友人に会いに行くと言って外出。新宿で待ち合わせしていたのはカトやんだった。

■最終回(第3話)あらすじ
一人で留守番していたマイク(把瑠都)は、夏菜(根本真陽)がリコーダーを忘れていったことに気づき、夏菜の小学校まで届けに行く。その日の夕方、夏菜は友人を連れ家に帰ってきた。

誇らしげにマイクのことを友人に紹介する夏菜を見て、弥一は微笑ましく見守る。しかし弥一は、夏菜の担任・横山(大倉孝二)から、夏菜とマイクのことで話があると学校に呼び出されてしまう。

NHK BSプレミアム3月18日(日)夜10時より「弟の夫」最終回(第3話)を放送。原作:田亀源五郎作『弟の夫』(双葉社)。出演:佐藤隆太/把瑠都/中村ゆり/根本真陽/大倉孝二/野間口徹ほか。第3話予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK BSプレミアム「弟の夫」番組公式サイト
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