2週連続NHK内野聖陽主演 特集ドラマ「どこにもない国」150万人の日本人を満州から救え!予告動画

2018年03月23日11時00分ドラマ

戦後、満州に残された日本人150万人の帰国を成し遂げた男達がいた!国家から見捨てられた同胞を無事故郷に帰すため命をかけた男たちの物語!内野聖陽、木村佳乃、原田泰造、片岡鶴太郎、萩原健一出演!NHK総合24日(土)全編、31日(土)後編、両日夜9時より「どこにもない国」を放送!予告動画は番組公式サイトで配信。

NHK総合にて24日、31日の2週にわたって放送される「どこにもない国」は、満州から150万人の日本人引揚げを実現させた丸山邦雄氏の三男、ポール・邦昭・丸山氏が書いた『満州 奇跡の脱出』(柏艪舎)を原作とするドラマである。

ポール・邦昭・丸山は1941年、日本人の父・丸山邦雄とアメリカ日系2世の母の間に生まれ、4歳のとき満州で終戦を迎えた。父は満州に残された同胞を救うべく、満州で建設会社を営んでいた新甫八朗(劇中では原田泰造が演じる)と、新甫の部下・武藤正道(劇中では満島真之介が演じる)の3人で、決死の覚悟で満州を脱出し多くの日本人を救出するため尽力した。

その知られざる丸山邦雄ら3人の偉業を後世に残したいと、ポール・邦昭・丸山は『満州 奇跡の脱出』を執筆した。父が残した古い資料をはじめ、アメリカ・ヴァージニア州にあるマッカーサー資料館、メリーランド州にある国立公文書館、ニューヨークにあるメリノール宣教会へ出向き当時を知る人、資料等を収集し、6年の歳月をかけ、この本を書き上げたという。

丸山邦雄は1930年にアメリカに留学し、日系2世のメアリーと結婚。アメリカ人の思考を深く理解し、またネイティブな英語がしゃべれたからこそ、マッカーサーと意思の疎通ができたとポール氏は語る。

脚本を手がけるのは、NHK大河ファンタジー「精霊の守人」、ドラマ「64ロクヨン」(NHK)などを手がけた大森寿美男。主演の内野聖陽のほか、木村佳乃、原田泰造、満島真之介、片岡鶴太郎、萩原健一のほか、ナレーターとして柴田恭兵が出演する。

■前編「命をかけた満州からの脱出」あらすじ
昭和20年、満州で終戦を迎えた丸山邦雄(内野聖陽)。その頃の満州はソ連軍による略奪、暴行に加え極寒という気象状況の中、多くの日本人が命を落としていった。丸山は日本政府、GHQに引き揚げを訴え、マッカーサーと吉田茂に直訴すべく、満州を脱出して日本へ向かおうとするのだが、幾多の困難が彼らの前に立ちはだかる…。

■後編「引揚げは実現するのか150万人同胞を祖国へ」あらすじ
決死の覚悟で日本に帰国した丸山(内野聖陽)。しかしGHQの占領下において日本政府には何の権限もないことを知り愕然とする。時の首相・吉田茂(萩原健一)に直訴するも、吉田は日本に外交が存在しないため、草の根で世論を盛り上げるよう忠告。丸山はラジオで、150万人の同胞の満州引揚げを訴えるのだが…。

NHK総合「どこにもない国」3月24日(土)夜9時より前編、31日(土)夜9時より後編を放送。脚本:大森寿美男。語り:柴田恭兵。出演:内野聖陽/木村佳乃/原田泰造/蓮佛美沙子/満島真之介/片岡鶴太郎/萩原健一ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK総合「どこにもない国」番組公式サイト

【2018春ドラマ】