ロックバンド「シーナ＆ロケッツ」は決してヒットチャートを賑わすバンドではないが存在はもはや伝説と化している！シーナ（石橋静河）、鮎川誠（福山翔太）が出会い愛を育んだ半生を実写ドラマ化！NHK BS6日（日）ひる12時45分より福岡発地域ドラマ「You May Dream」を放送！予告動画は番組公式サイトで配信。

2015年2月14日、シーナ＆ロケッツのヴォーカル・シーナが子宮頸がんにより死去。享年61。若い世代の方々はご存じないかもしれないが、シーナ＆ロケッツとは、生粋のロッケンローラーであり、その生き様すべてが「ロック」なバンドである。

福岡出身の鮎川誠とシーナは1978年に上京し「涙のハイウェイ」でデビュー。1979年にリリースしたシングル「ユー・メイ・ドリーム」がJALのCMソングに起用され大ヒットした。ちなみに鮎川誠とシーナは、日本ロック界における超おしどり夫婦として有名である。

シーナ＆ロケッツは、決してオリコンチャートや「ザ・ベストテン」（TBS）や「ザ・トップテン」（日本テレビ）などを賑わすバンドではなかったが、チャラチャラしたアイドルバンドとは一線を画する、骨の髄まで「ロッケンローラー」なバンドとしてその名を馳せている。

毎年恒例、内田裕也主催「New Years World Rock Festival」の常連で、同フェスティバルのテレビ放送（フジテレビ）でシーナ＆ロケッツを見たことがある、という方も少なくないのではないだろうか。

ヴォーカルのシーナが亡くなった現在も、シーナの意志を継いで鮎川誠はバンド活動を続けている。

6日放送、福岡発地域ドラマ「You May Dream」は、シーナ＆ロケッツのヒット曲をタイトルにしたドラマで、2018年3月2日、九州・沖縄地方にて先行放送された。そして満を持してGWの6日、同ドラマは全国放送となった。

同ドラマでシーナを演じるのは石橋静河。池松壮亮とW主演を果たした『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』（2017）は、第67回ベルリン国際映画フォーラム部門に入選。さらに同作でブルーリボン賞新人賞を受賞している。

驚くなかれ、石橋静河とは、伝説のロックバンドARBのヴォーカルで現在は俳優として活躍している石橋凌と、女優・原田美枝子の娘である。4歳よりクラシックバレエを習い、15歳でボストン、カルガリーにバレエ留学。コンテンポラリーダンサーとして、俳優として活躍している逸材である。まだ映像作品への出演は少なく、同ドラマが初のドラマ出演で主演となった。

鮎川誠を演じる福山翔太は福岡県出身の24歳。2010年より映画、CMなどに出演。昨年放送されたNHK大河ドラマ「おんな城主直虎」では近藤武助役で出演。「You May Dream」が初の主演ドラマとなる。

そのほか、シーナの母・スエ子役に徳永玲子。父・敏雄役には松重豊と両人とも福岡出身の俳優。本場、ネイティブの福岡弁での演技となる。

NHK BSプレミアム 5月6日（日）昼12時45より福岡発地域ドラマ「ジYou May Dream」を放送。出演：石橋静河／福山翔太／徳永玲子／佐田正樹（バッドボーイズ）／松重豊ほか。予告動画は番組公式サイトで配信。

◇NHK BS 福岡発地域ドラマ「You May Dream」番組公式サイト

【2018春ドラマ】