ホンダ、「S2000」の生産ライン映像を公開

2009年08月31日17時38分商品・CM
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ホンダ「S2000」

ホンダは、スポーツカー「S2000」の生産ライン映像を公開した。同車は、2009年6月末をもって生産を終了しているが、その生産ライン映像をじっくり見られる貴重なムービーとなっている。
サイトを開くと、イントロ映像で文字による同車の生産ラインについての解説が流れる。同車は、「匠・ドリーム」と名づけられた特別な製造ライン「TDライン」によって、1台1台、人の手によって丁寧に作られていた。
TDラインは、2004年6月1日に生産を開始した鈴鹿製作所の少量生産ラインで、高根沢工場で培ったクラフトマンシップと設備を受け継ぎ、エンジンの組み立てから完成車検査までを一貫して行う理想の製造ラインとなっている。
ムービーは、「AE」、「WE」、「PA」、「AF」、「VQ」に大別される。
AEは、同車の心臓部であるFCCC2エンジンを組み上げていく工程。1ムービー。
WEは、ボディを作り上げていく工程で、ひとつの工程に要する時間は24分、オプションのアルミハードトップは1日に3個しか生産できない。12ムービー。
PAは、ボディを美しく彩る工程で、塗装と焼付けをそれぞれ3回、丹念に繰り返していく。1ムービー。
AFは、全17工程による組み立てライン。ひとつの工程に約30分を要する。5ムービー。
VQは、完成車テスト。テストコースで同車の走りを入念にチェックする。5ムービー。
いずれも、音声による解説はなく、静かなBGMが流れる中、同車が作られていく様子が淡々と流されるという味のある映像になっている。

「S2000」生産ライン映像