富士重工業は、軽乗用車「サンバーディアスワゴン」をフルモデルチェンジし、「ディアスワゴン」(137万250円～169万5750円)として、本日から発売する。
同車は、欧州向け「ジャスティ」や国内向け「デックス」に続きダイハツ工業からOEM供給を受けるもので、「広大な室内空間と気持ちのよい走りで、あなたの毎日を楽しくする軽ワンボックスワゴン」をコンセプトとしている。
フロントには、光輝感のあるメッキタイプの大型グリルや張り出し感を持たせたカラードバンパーを採用し、存在感のある精悍な表情を表現。スポーティで軽快なイメージを持たせたサイドシルスポイラーを採用している。
リヤは、横長に配したテールランプと光輝感のある伸びやかなリヤガーニッシュや、面構成が特徴的な大型バックドアにより、安定感と力強さを演出。スポーティさを高めるルーフスポイラーを装備している(「RS」、「RS Limited」に標準装備)。
ボディカラーは、ブルー・マイカメタリック、ブラック・マイカメタリック、パール・ホワイトIII、プラムブラウンクリスタル・マイカ、ブライトシルバー・メタリックの全5色を設定。
コンパクトなボディでありながら、室内長2015mm、室内幅1310mm(パワースライドドア装着車は1285mm)、室内高1350mmを確保し、すべての席で十分くつろげる広さを持つとともに、全車にオートエアコンやリヤヒーターの快適装備を設定、機能性と高い質感にこだわり快適な室内空間を実現している。
シート表皮には肌触りの良いファブリック素材を採用、内装をアイボリー色とすることで、明るく解放感ある空間を演出している。
また、操作性に優れたインパネセンターシフトやフットパーキングブレーキの採用により、広々とした前席の足元空間を確保し、スムーズなウォークスルーを実現。
リヤシートは、ヘッドレストをつけたまま容易に格納でき、左右分割式や180mmの前後スライド機能などにより、乗車人数や使用状況に合わせた多彩なシートアレンジを可能としている。
夜間など暗い状況での利便性を考慮し、ラゲッジルームを明るく照らす薄型カーゴルームランプ(蛍光灯)や、カーゴソケット(DC12V)を設定(「RS」、「RS Limited」に標準装備)。運転席まわりや後席まわりなどに、利便性の高い収納スペースを充実させている。
さらに、広いドア開口部と低く設定したフラットフロアにより乗降性を高め、左リヤドアに、半ドアの位置まで閉めると自動的に全閉するスライドドアイージークローザー機能(「RS」、「RS Limited」に標準装備、「LS」にメーカー装着オプションで設定)、挟み込み防止機能付きのパワースライドドア(「RS Limited」に標準装備、「LS」にメーカー装着オプションで設定)を設定。専用リモコンや、運転席スイッチ、インナードアハンドル、ドアアウターハンドルにより容易に開閉することができる。
エンジンは、直列3気筒DOHCインタークーラーターボエンジンを採用。低速域から力強いトルクを発生し、パワフルでスムーズな走行性能と優れた燃費性能(2WD車: 15.2km/ℓ、AWD車: 14.8km/ℓ(AWDのパワースライドドア装着車は13.4km/ℓ)、10･15モード)を両立。トランスミッションは、滑らかな走りと低燃費を実現する4速オートマチックを採用している。
安全面でも、世界最高水準の衝突実験(前面フルラップ55km/h、前面オフセット64km/h、後面50km/h、側面55km/h)により、高い乗員保護性能が実証された衝突安全ボディを採用。
万一の対人事故の際に歩行者の傷害を軽減するため、ワイパーピポットとフード内部に衝撃吸収構造を設けた歩行者傷害軽減ボディを採用し、高い歩行者保護性能を実現している。
また、全車にEBD(電子制御制動力配分)付きABSを採用し、安定した制動性能を実現。緊急時にブレーキペダルの踏み込む力が弱い場合でも高い制動力を発揮させるブレーキアシストも装備している。
さらに、全車に、デュアルSRSエアバッグ(運転席/助手席)を採用し、プリテンショナー&ロードリミッター付フロント3点式ELRシートベルトを標準装備。後席には、ISO FIX対応チャイルドシート対応構造&テザーアンカーを標準装備している。
オフィシャルサイトでは、ムービーの「Dias Wagonにアイツも乗っちゃうの?　森の友達 編」と「How many people in Dias Wagon?」が公開されている。前者は森の友達が乗り込むことで同車の魅力を、後者は大勢の人が乗り込むことで同車の広さを、それぞれ現す楽しいムービーになっている。

「ディアスワゴン」オフィシャルサイト