メルセデス・ベンツ、Sクラスを大幅改良、輸入車初のハイブリッド車も発売、走りと内装をムービーで見せる

2009年09月03日18時28分商品・CM
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輸入車初のハイブリッドモデル「Sクラス HYBRID ロング」

メルセデス・ベンツ日本は、メルセデス・ベンツの最高級セダン「Sクラス」(1050万円~3040万円)に大幅な改良を施すとともに、輸入車初のハイブリッドモデル「Sクラス HYBRID ロング」(1405万円)を追加し、本日から発売を開始した。
新型Sクラスは、内外装デザインを一新。フロントデザインは、クロームトリムとLEDナイトドライビングライトを加え高級感とワイド感を強調したフロントバンパーや、より立体的となったフロントグリル、LEDを多用してシャープで美しいヘッドライトユニットなどにより、一層存在感を高めた。
「S 600 ロング」、「S 65 AMG ロング」には、ツインクロームデザインの専用フロントグリルを採用し、V12モデルならではの特別な威厳を醸し出している。
リアビューは、ワイド感と精悍さを強調するエグゾーストエンド一体型デザインのリアバンパー、52個ものLEDを使用し後方からの視認性を高めるともに、きらびやかでスタイリッシュなデザインのLEDリアコンビネーションランプを採用している。
ドアミラーは、スタイリッシュなアローデザインを採用し、鏡面を拡大して後方視認性を高めるとともに、優れた空力特性により燃費向上と風切り音を低減。全モデルともアルミホイールのデザインを一新している。
内装は、立体感を増した新デザインのシートを採用するとともに、ウッドトリムやクロームパーツを拡大し、より一層贅沢な質感とした。また、夜間の室内を美しく彩るアンビエントライトは、オレンジ、ホワイト、ブルーの3色から選択切替え可能となっている。
オーディオビジュアルやナビゲーションシステム、携帯電話ハンズフリーなどを集中的にコントロールするCOMANDシステムは、新たに地上デジタル放送(12セグ/ワンセグ自動切替)対応テレビチューナーを採用するとともに、充電機能付の携帯電話接続ケーブル(NTTドコモFOMA用)を装備している。
安全面では、走行中に不注意で車線を逸脱するとステアリングが振動してドライバーに注意を促すレーンキーピングアシストをはじめ、ヘッドライトの照射範囲を自動的かつ連続的に調整して対向車や先行車を眩惑することなく夜間の最大の視界を確保するアダプティブハイビームアシスト、ドライバーの運転特性を解析して長時間走行時にドライバーの疲労や眠気を検知して注意を促すアテンションアシストを標準装備(レーンキーピングアシストは「S 350」には非装備、アテンションアシストはHYBRIDには非装備)。
また、夜間走行時に赤外線カメラを用いて車両前方90mまでの範囲の画像を映し出すナイトビューアシストは、歩行者を認識し画面内にフレームで強調する歩行者検知機能を新たに加えたナイトビューアシストプラスとなった(S 600 ロング、S 63 AMG ロング/S 65 AMG ロングに標準装備)。さらに、衝突の際、運転者の膝への衝撃を軽減するSRSニーバッグを採用している。
走行性能は、ステアリングの舵角に応じてギア比が変化する「ダイレクトステアリング」を標準装備し、優れた直進安定性と俊敏なハンドリング、低速走行時の取り回しのよさを両立。
コーナリング時に、ブレーキを用いて各車輪を制御しハンドリングに違和感を与えることなく正確に車両姿勢をコントロールし安定したコーナリングをもたらすトルクベクトリングブレーキを装備している(Sクラス HYBRID ロングには非装備)。
また、ABC(アクティブボディコントロール、S 600 ロング、S 63 AMGロング、S 65 AMGロングに装備)の機能として、高速走行時に横風を検知すると各ホイールの荷重配分を制御し、横風の影響を低減し安定した高速直進性を実現する横風制御機能を追加している。
さらに、さまざまな「BlueEFFICIENCY(ブルーエフィシェンシー)」技術(メルセデス・ベンツならではの卓越した安全性や快適性、走行性能を犠牲にすることなく、燃費の向上とCO2排出削減をめざすこと、そのために開発されるパワートレインや新しい技術、コンセプト)が注ぎ込まれている。
転がり抵抗を最大10%低減したタイヤ、ガソリン吐出量をきめ細かく制御する燃料ポンプ、アシスト状況に応じてポンプの駆動を制御しエンジン負荷を低減するECOパワーステアリングポンプ、空気抵抗を低減するドアミラー形状など、細部にわたって燃費向上に貢献するテクノロジーを使用している。
Sクラス HYBRIDロング、S 350、S 550、S 550 ロング、S 550 ロング 4MATICは、国土交通省による「平成17年排出ガス基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」認定を、S 63 AMG ロングは「平成17年排出ガス基準50%低減レベル(★★★低排出ガス車)」認定を取得し、優れた環境適合性を実現している。
Sクラス HYBRID ロングは、ガソリンエンジンを搭載したラグジュアリーセダンとしては世界最高レベルの燃費効率と最小レベルのCO2排出量を実現した輸入車初のハイブリッドカー。
ベースとなる3.5リッターV型6気筒ガソリンエンジンは、Sクラス HYBRID ロング専用に熱効率を改善する大幅な改良を実施。
このガソリンエンジンと組み合わされる新開発ハイブリッドモジュールは、エンジンとトランスミッションの間に組み込まれた薄型の電気モーターと、量産ハイブリッド車初のリチウムイオンバッテリーなど、徹底した小型軽量設計により重量増はわずか75kgに抑えることに成功している。
また、このリチウムイオンバッテリーは、従来のカーバッテリーと同様にエンジンルーム内に設置されるため、これまでハイブリッドカーの欠点とされていたトランクスペースは通常のガソリンモデルと同じ容量を確保している。
最大160Nmのトルクを発生する小型電気モーターは、発進時や加速時などトルクを必要とする際に「ブースト機能」としてガソリンエンジンをサポートしてエンジンの負荷を減らす一方、減速時にはジェネレーターとして運動エネルギーを回収しバッテリーを充電する「回生ブレーキ」として機能する。
さらに、減速して時速15kmを下回るとエンジンが停止し、アイドリングストップ状態となる「ECOスタートストップ機能」が 燃料消費低減に大きく貢献。その結果、Sクラス HYBRID ロングの燃費(10・15モード11.2km/L)は、S 350に比べ約30%向上している。
なお、バッテリーの充電状態やモーターのアシスト状態は、エナジーフローディスプレイとしてメーターパネル内のマルチファンクションディスプレイにリアルタイムに表示される。
同車の排ガス性能は、国土交通省による「平成17年排出ガス 基準75%低減レベル(★★★★低排出ガス車)」認定を取得しており、「平成22年燃費基準+25%達成」の認定も獲得したことにより、正規輸入車初のエコカー減税対象車として、自動車取得税・重量税が100%減免される。
オフィシャルサイトでは、同車の威厳ある走りと、贅沢な内装を映像で見ることができる。

「Sクラス」オフィシャルサイト