NHK 22日 向井理×上戸彩「太陽を愛したひと」日本初パラリンピックを成功させた医師の物語!予告動画

2018年08月20日21時00分ドラマ
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1964年、東京で開催されたもう1つのオリンピック!夏季パラリンピック開催に尽力した医師・中村裕(向井理)と彼を支えた妻・廣子(上戸彩)の物語!志尊淳、飯豊まりえ、松重豊、岸恵子ら豪華キャストが揃ったスペシャルドラマ!NHK総合22日(水)夜10時より「太陽を愛したひと」を放送、予告動画は番組公式サイトで配信。

「パラリンピック」という言葉が一般化されたのはこの数十年で、それ以前にはなかったかというとそうではない。パラリンピックの歴史は意外と古く、1960年にローマで開催された「第9回ストーク・マンデビル競技大会」が第1回大会とカウントされている。

「パラリンピック(Paralympic Games)」という言葉は脊髄損傷等による下半身麻痺者を意味する「パラプレジア(Paraplegia)」と「オリンピック(Olympic)を掛け合わせた造語で、この名称で呼ばれるようになったのは1988年ソウルで開催された第8回大会から。

現在と同じく夏季オリンピックと同じ年に開催されるようになったのは、2004年アテネで開催された第12大会からである。

1964年、東京でオリンピックが開催されたことは多くの人が知ることだが、実は同年11月8日から12日にかけ、東京大会が行われたのをご存じだろうか。Wikipediaによると、当時は1部と2部に分かれ、第1部は「第13回国際ストーク・マンデビル車いす競技大会」として、第2部は全身体障害者の日本人選手だけを対象とした国内大会が行われた。

当時、資金集めのために坂本九のチャリティーコンサートが開催され、総額5,000万円の資金が集まったそうだ。

それまでの日本では、重度の障害者は体を動かさない。さらに人目につかないようにすることが当然とされていた。しかし東京大会を機に、障害者スポーツが広く社会に認知されるようになり、現在に至る。

このパラリンピック東京大会を誘致、そして成功に導いたのが整形外科医・中村裕医師である。イギリスで研修を受けた中村医師は、障害者スポーツを広めようと尽力。しかし、当時の日本はまだ「リハビリ」という言葉すらなく、障害者やその家族からは「見せ物にしないでほしい」と反発する意見も多かったという。

その中村医師が、ある青年との出会いをきっかけに、車いすバスケットボールを普及させ、第2回となるパラリンピック東京大会を成功させるまでの物語をドラマ化した。

■あらすじ
1960年、イギリスでスポーツを取り入れた障害者医療を学んだ整形外科医・中村裕(向井理)は、日本でもそれを普及させようとした。しかし、当時はまだ「リハビリ」という言葉すらなかった時代で、中村医師の試みは社会から、そして障害者やその家族からも、受け入れられなかった。

そんな中、土山アキラ(志尊淳)という青年との出会いをきっかけに、中村医師は車いすば助っ人ボールを普及させていった。

そして中村には「第2回パラリンピック東京大会」を実現させるという、大きなミッションが課せられた。そんな中村を支える妻・廣子(上戸彩)の目線で、このドラマは語られていく。

NHK総合8月22日(水)夜10時よりスペシャルドラマ「太陽を愛したひと 1964 あの日のパラリンピック」を放送。原案:三枝義浩作『太陽の仲間たちよ』(講談社)。脚本:山浦雅大。出演:向井理/上戸彩/志尊淳/安藤玉恵/山口馬木也/尾上松也/飯豊まりえ/田山涼成/松重豊/岸恵子ほか。予告動画は番組公式サイトで視聴できる。

NHK総合 スペシャルドラマ「太陽を愛したひと」番組公式サイト