NHK BS10日ドラマ×マンガ「お父さんと私の『シベリア抑留』」木村多江、古谷一行が出演!予告動画

2019年08月09日10時00分ドラマ
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ドラマとマンガが大胆なコラボ!漫画家おざわゆき(木村多江)は父・昌一(古谷一行)から聞いた「シベリア抑留」をマンガにしようと奮闘するも、父の壮絶な体験をマンガにするのは大変で…NHK BSプレミアム10日(土)夜9時より「お父さんと私の『シベリア抑留』凍りの掌が描く戦争」を放送。予告動画は番組公式サイトで公開。

■シベリア抑留とは
ドラマのタイトルにある「シベリア抑留」とは、第二次世界大戦終戦後、投降した日本軍捕虜らがソビエト連邦によってシベリアへ移送され、強制的に労働させられた。本来、武装解除した捕虜兵らは、ただちに解放されることがポツダム宣言によって約束されていたが、ソ連はそれを無視して強行した。

1993年、来日したエリツィン大統領(当時)は「非人間的な行為」として謝罪の意を表したが、ロシア側はあくまでも「捕虜」であり、不当に留め置いた「抑留者」ではないと主張している。



シベリア抑留で極寒のシベリアに移送された日本兵は約57万5,000人。劣悪な環境によって餓死、凍死したのは約55,000人いたとされている。抑留された人の中には、作家の胡桃沢耕史や歌手の三波春夫、俳優の三橋達也、政治家の宇野宗佑、第11代帝国ホテル料理長・村上信夫らが含まれている。

10日放送のドラマ×マンガ「お父さんとわたしの『シベリア抑留』」は、ドラマとマンガをコラボさせた画期的な企画。ドラマパートには木村多江、古谷一行、小手伸也が出演。マンガパートでは人気声優の小野賢章、木村良平、山下大輝らが出演している。

原作は漫画家・おざわゆき作『凍りの掌 シベリア抑留記』(講談社)。本作でおざわゆきは第16回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞を受賞した。

■あらすじ
漫画家のおざわゆき(木村多江)は高校1年でプロデビューしたものの、その後は連載も途絶え40歳過ぎて崖っぷちに。2006年、あることをきっかけに父・昌一(古谷一行)の「シベリア抑留」をマンガにしようと、父に協力を依頼する。

父から聞かされる「シベリア抑留」は想像を絶するもので、寒さ・重労働・餓えなど過酷を極めるものだった。ゆきは心身共に打ちのめされるのだが、それでもなんとかマンガにしようと奮闘するのだが…。

NHK BSプレミアム8月10日(土)夜9時より「ドラマ×マンガ お父さんと私の「シベリア抑留」凍りの掌が描く戦争」を放送。原作:おざわゆき作『凍りの掌 シベリア抑留記』(講談社)。【ドラマパート出演】木村多江/古谷一行/小手伸也ほか【マンガパート】小野賢章/木村良平/山下大輝/黒羽麻璃央。予告動画は番組公式サイトで公開されている。

NHK BSプレミアム「お父さんと私の『シベリア抑留』凍りの掌が描く戦争」番組公式サイト