日産、新型セダン「フーガ」のスペックやプレミアムムービーを公開

2009年10月23日17時15分商品・CM
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新型セダン「フーガ」

日産自動車は、新型セダン「フーガ」を11月19日に発売するが、そのスペックやプレミアムムービーを公開した。
同車は、高級セダンとして、細部にいたるまでこだわりぬき、妥協することなく正真正銘の高級車とすることをコンセプトに開発。
エクステリアは、高級セダンが本来持つ伝統的なFRスタイリングの美しさを最大化し、先代に比べてAピラーの位置を50mm後退させてロングノーズにし、全幅を40mm拡大させて安定感を強調。ホイールベースは、先代と同じく2900mmとクラストップレベルの長さを確保した。
ボディデザインは自然界にある躍動と魅惑的な艶を有機的にデザイン、ヘッドランプは先代の面影を踏襲しつつ筆の勢いをモチーフにしたシャープなラインとした。
インテリアは、乗る人の目線に立ってピラーやシートの位置を工夫することによって視覚的な広さを演出。後席は、頭上のスペースと乗員の50cm前方の頭上空間を広げることで、限られた空間の中に心地よい広さを実現。
トランクも、9インチのゴルフバッグ4セットとスポーツバッグ4セットが積み込める容量を確保した。
3.7Lエンジンは、アクセルペダルの踏み込み量に応じてエンジンの吸気バルブの作動角とリフト量を可変制御する「VVEL」を搭載。2.5Lエンジンは、ハイパフォーマンスと扱いやすさを両立。いずれも、「平成17年基準排出ガス75%低減レベル」を達成している。
サスペンションは、新開発の標準サスペンションに加え、ダブルピストンショックアブソーバーを採用したスポーツチューンドサスペンションと、コンフォートサスペンションをラインナップ。リヤサスペンションも新開発した。
スポーツチューンドサスペンションは、20インチタイヤに対応し、スポーツカーのようなシャープなハンドリングと高い安定性を実現しながら、きわめてしなやかな乗り心地も両立させた。
コンフォートサスペンションは、高速走行時や荒れた路面などでの振動を大幅に低減。後席でのビジネスワークも大幅に快適に行えるようになった。
新開発リヤサスペンションは、インシュレーターの剛性とジオメトリーの見直しにより、静粛性と安定性をさらに向上。
同車独自の4輪操舵システム「4WAS(4輪アクティブステア)」も採用しており、低速では取り回しを楽に、中速ではキビキビさを出し、高速では安定した走行を約束する。
同社初の車両総合制御システムも搭載している。エンジン、トランスミッション、ECOペダル、4WAS、コーナリングスタビリティーアシスト機能などを統合して制御する。
STADARDモードは、ドライバーの運転状況に合わせた最適な走りを実現する。
SPORTモードは、ワインディングなどで気持ちよい走りを実現する。
ECOモードは、スムーズな発進、安定した巡航など、燃費向上を狙った特性に切り替え、エコドライブを容易にする。
SNOWモードは、滑りやすい路面に合った駆動力を自動的に調整する。
安全にかかわる装備も充実している。
サイドブラインドモニターは、助手席側ドアミラーに内蔵されたカメラにより、見えにくい左側前方をモニターに表示する。
バックビューモニターは、シフトレバーを「R」に入れると、自動的に車両後方がカラーでモニターに表示される。
インテリジェントペダルは、先行車との距離や速度に応じて、ドライバーの操作をアシストして負担を軽減。
インテリジェントクルーズコントロールは、停止から100km/hの範囲内で先行車との車間を保って走行。カーブ手前では、ナビゲーションからの情報をもとに車速を制御する。
コーナースタビリティアシスト機能は、ドライバーの運転操作や車速などを探知し、障害物を回避する際に発生する横滑りを防止し、走行時の安心感を高める。
LDP(車線逸脱防止支援システム/レーンデパーチャープリベンション)&LDW(車線逸脱警報/レーンデパーチャーワーニング)は、高速道路での安定走行時に意図せずに走行車線を外れてしまいそうなときにドライバーに操作を促すシステム。
安全運転支援システム(DSSS)は、出会い頭事故が多発する見通しの悪い交差点において、路上のインフラ設備との通信により、音声ガイドと画面表示でドライバーに注意を喚起するシステム。
先行特設サイトでは、同車のエクステリアとインテリアが見られるムービーが公開されている。短いムービーながらも、伝統と独創性が調和したエクステリアと、上質で安らぎを感じられるインテリアであることがうかがえる。

新型フーガセダン 先行特設サイト