ホンダ、「シビック TYPE R EURO」を2010台限定で発売、インプレッション映像を公開

2009年11月05日16時37分商品・CM
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シビック TYPE R EURO

ホンダは、プレミアム・スポーツ「シビック TYPE R EURO」(298万円)を、2010台の台数限定で11月5日から発売する。欧州シビックシリーズの走りの頂点のモデルとして、英国のホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッドで生産し、日本に輸入する。
同車は、エキサイティングな走行性能と洗練された走りを楽しむ大人のプレミアム・スポーツモデルとして、幅広い領域での爽快で卓越した動力性能と、しなやかな乗り味を実現した。
エクステリアは、“鍛えぬかれたアスリートボディ”を表現した独創的かつスタイリッシュで洗練されたフォルムで、空力性能とスタイリングのベストバランスを追求して開発した専用エアロパーツ(メッシュグリル、エアロガーニッシュ、カラードテールゲートスポイラーなど)を装備。
大型エンジンアンダーカバーやフロアアンダーカバー、サスペンションビームカバーなどを採用し、フロア下全体の整流による空力効果を向上させた。
また、TYPE Rの証しである赤いHondaエンブレムとともに、専用「CIVIC TYPE R EURO」エンブレムを装備した。
ボディカラーは、ミラノレッド、アラバスターシルバー・メタリック、チャンピオンシップホワイトの3色。
インテリアは、クルマとドライバーの一体感をより確かなものにするとともに、洗練された素材や心を高揚させる演出により、大人の感性に響くインテリアを追求。3本スポーク小径本革巻ステアリングホイール、アルミ製・球形シフトノブ、Honda R specシート、メタル製スポーツペダル&フットレスト、シリアルナンバー入りアルミ製エンブレムなどを装備した。
専用のHonda R specシート(フロント)は、ドライバーの身体を全体で包むように開発したバケットシートを採用。スポーツ走行を楽しめるホールド性と長距離走行での快適性を両立した。
専用メーターパネル「i-VTEC/REVインジケーター」は、マルチプレックスメーター(自発光/レッド照明/イルミネーションコントロール)の配置を生かし、高速走行時でも視線移動を少なく、運転に集中できるように、エンジン回転数に応じて段階的にランプの点灯で表示する。
快適装備は、左右独立温度コントロール式フルオート・エアコンディショナー、リアヒーターダクトなどを採用。AM/FMチューナー付CDプレーヤー、車速連動ボリュームコントロール、6スピーカー、照明付オーディオリモートコントロールスイッチ、USB/AUXジャック、EPS(電動パワーステアリング)、パーキングセンサーシステム、キーレスエントリーシステムなどを装備した。
エンジンは、自然吸気2.0L DOHC i-VTECエンジン(K20A型)の圧縮比の設定やNSX製法へッドポート処理(ポート表面を滑らかに仕上げる)による吸排気抵抗の低減、吸排気系やバルブタイミングの最適化などにより、高回転、高出力を達成。
最高出力は148kW(201PS)/7800rpm(ネット値)、最大トルクは193N・m(19.7kg・m)/5600rpm(ネット値)を発生する。
また、DBW(ドライブ・バイ・ワイヤ)の採用により出力とレスポンスの両立を実現し、専用インテークマニホールドにより高回転、高出力とともに実用域のトルクを向上させた。
さらに、エンジン2次バランサーによりストレスとなる騒音や2次振動を低減し、吸気系による加速エンジン音の演出と合わせて洗練されたエンジン回転の伸び感を実現した。
トランスミッションは、クロスレシオ6速マニュアルトランスミッションを採用し、ギアレシオの最適化により高速走行での速さ、爽快な伸びを実現。また、ショートストロークのアルミ製・球形シフトノブは、スポーティなシフトフィーリングを実現する。
ボディとシャシーは、ハイテン材の適用箇所の拡大や優れたレイアウトのベース車(欧州シビック 5ドア)を生かし軽量、高剛性で、センタータンクレイアウトにより広い室内空間とともに低重心による高い走行安定性を獲得。
また、専用サスペンションや高性能な専用18インチタイヤ、トルク感応型ヘリカルLSDなどの採用により、高い操縦安定性を実現した。
さらに、VSA(ABS+TCS+横滑り抑制)を装着し、専用セッティングのEBD(電子制御制動力配分システム)付ABS+ブレーキアシストを採用。
足回りは、専用18インチタイヤ(225/40R18 88Y)と専用18インチ軽量アルミホイールを装備し、「TYPE R」ロゴ入りの専用ブレーキキャリパー(フロント)を採用。ホイールカラーは、ブレードシルバー・メタリック、チャンピオンシップホワイトの2色。
安全面では、衝突時の自己保護性能と相手車両への攻撃性も軽減したコンパティビリティ対応ボディと、万一の歩行者衝突時の傷害軽減にも配慮した歩行者傷害軽減ボディを採用。
また、運転席用&助手席用SRSエアバッグシステムを標準装備し、フロント3点式ロードリミッター付プリテンショナーELR(緊急ロック式巻取装置)シートベルトとリア3点式ELR/ALR(チャイルドシート固定機構)シートベルトを装着。ディスチャージヘッドライト(HID、ロービーム、オートレベリング機構付)と、タイヤ空気圧警報システムも装備。
環境面では、平成17年排出ガス基準を達成。内装部品やボディアンダーコートなどでPVC(ポリ塩化ビニール)を廃止し、車全体でPVC使用量を大幅に削減。鉛の使用量も可能な限り低減しており、リサイクル材の適用は、車全体で90%以上のリサイクル可能率を達成した。
オフィシャルサイトの「TYPE R EURO on the Road」では、レーシングドライバー兼モータージャーナリストの清水和夫によるインプレッション映像を見ることができる。
「Highway Impressions」は、ホンダの鷹栖の高速周回路で、高速移動における走りをアウトバーンを想定しつつインプレッションする。
「Winding Road Impression」は、ホンダの「鷹栖ワインディング」で、ヨーロッパの荒れた路面でどのように鍛えられたかをインプレッションする。
「After the Drive」は、ふたつの路面でのインプレッションを終えたうえで、日本のTYPE RとヨーロッパのTYPE Rの違いにもふれながら、インプレッションをしめくくる。

「シビック TYPE R EURO」オフィシャルサイト