「麒麟がくる」第14話あらすじと第13話ネタバレ|戦国名場面に帰蝶(川口春奈)の演出光る|予告動画

2020年04月18日09時00分ドラマ
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長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)4月19日(日)放送の第14話「聖徳寺の会見」あらすじと第13話「帰蝶のはかりごと」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。
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12日放送の13話「帰蝶のはかりごと」は斎藤道三(本木雅弘)と娘帰蝶(川口春奈)の親子対決が面白い。特に帰蝶が兵と鉄砲を調達する為に伊呂波太夫(尾野真千子)を前に、笑顔で砂金袋をどさっどさっと落とすシーンにゾクゾクした人も多いはず。「かっこいい」「太っ腹」と帰蝶の思い切った財政投資にネットも沸いた。うつけと噂される信長(染谷将太)だが、たくさんの兵と煌びやかな正装で面会したことで一気に道三のお気に入りとなる有名な戦国エピソードの序章として描かれた親子対決。帰蝶の夫プロデュースが物語をぐっと盛り上げた。

19日放送の14話ではついに道三と信長の直接対決、「聖徳寺の会見」が放送。13話の最後、みすぼらしい恰好を見せた信長だったが会見となると一変、美しい武家の正装で登場し道三を驚かす!その背後で太原雪斎(伊吹吾郎)率いる今川軍が再び尾張を攻め込もうとしていた。援軍要請を出す信長に即座に応える道三。美濃の立場を危うくした道三に憤りを隠せない高政は家督を譲るよう詰め寄るのだった。

■普遍を描くに庭に光秀が見たもの
大河ドラマの見どころのひとつに豪華なセットがあるが、道三と高政(伊藤英明)の間で苦悩する光秀が眺めていた明智家の庭園もそのひとつではないだろうか。北山安夫が庭園指導して作成された庭園は番組公式サイトでも紹介されているが、細部までこだわりを見せている。石組みの庭は広く見えるように考えられた配置で石が置かれ、周りの苔と共に荒磯をイメージして厳しい戦国時代を表現。庭の片隅には光秀がいた岐阜という土地柄イチイの木を植えた。命のやり取りを常に強いられる戦国時代に、光秀が「今日も生きて帰って、またあの庭を眺めたい。」と思える庭をつくりたいという願いで作ったという北山。死が近くにある光秀、一方で庭は普遍であり、悠久の世界だという。まさに侘び寂びの空間だ。今回庭指導として参加した北山は、京都、高台寺、圓徳院の庭園修復や、建仁寺の方丈、「潮音庭」の作庭を手掛けている。セットを間近で見れなくても、光秀の庭を造った北山の作品が見れることは、京都を訪れる際の楽しみにしても良いかもしれない。

■前回(第13話)ネタバレあらすじ
天文21年、家臣を殺されたことで土岐頼芸(尾美としのり)を攻撃することを国衆の前で宣言した道三と、頼芸に味方することを決意した高政の間で、光秀はどちらにつくべきか悩んでいた。そこで光秀は道三に思いとどまってもらおうと「鉄砲の話がある。」という嘘の理由で道三に面会する。守護である頼芸を攻撃することも、恩がある道三を敵に回すことも出来ないと訴える光秀に、道三は頼芸への攻撃はしない。「頼芸と一戦を交える。」と言ったのは守護を頼りにする国衆たちに喝を入れるためだったと説明。そして、これからの戦に鉄砲が不可欠と考える道三は光秀に鉄砲30丁揃え、鉄砲隊を作るべく指導するよう依頼する。頼芸を追放するのかと問う光秀に「土岐様には穏やかに美濃から出て行ってもらう。」と不敵な笑みを浮かべる道三だった。

一方、鷺山(頼芸の館)では頼芸が大好きな鷹狩に出発しようとしていたが、大事にしていた鷹たちが殺され失意に暮れる。丁度その頃、高政が道三の企てと、自分や他の国衆も頼芸に味方すると宣言しにやってくる。しかし鷹が殺されたのは道三の脅しで、さらに攻めて来られることに恐れをなした頼芸はあっさりと美濃から近江の六角定頼の元へ逃げてしまうのだった。

総大将となるはずだった頼芸を失った高政は怒り心頭で道三のもとへやってくる。道三に小馬鹿にされた高政はさらに「私は真の父上を失ったのじゃ!」と激昂する。実は道三の側室、深芳野(南果歩)が依然頼芸の妾であったことから、自分の父親は道三ではなく頼芸なのではないかと疑っていた高政。父から可愛がられずにいたこともあり、高政はその疑念が確信と変化していたのだった。自分が父親だと言う道山に対し土岐家の血が流れていると応戦する高政に、深芳野が止めに入るが、親子の確執は深まるばかりだった。

その頃、織田信秀の死が好機と捉えた駿河の今川は、尾張を攻めるべく、浜名湖まで進軍していた。帰蝶の頼みで尾張を訪れた東庵(堺正章)と駒(門脇麦)だったが、信秀が亡くなった事でその後すぐに駿河へ向かっていたが、今川の軍勢が関所を通る為足止めを食らっていた。そこで大きな荷物を背負いながら書物を読む汚い男に出くわす。今川の大軍を前にして、信秀亡き後これからは今川義元の時代だ。自分はそこで一旗揚げるのだと意気込むその男こそ、藤吉郎、後の豊臣秀吉(佐々木蔵之介)だった。

天文22年正月、家督を継いだばかりの信長を良く思わない清須城の織田彦五郎、その他分家の親戚たちが信長に戦を仕掛けてきていた。その折、織田家の家老、平手政秀(上杉祥三)が切腹。ますます窮地に立たされた信長の元に道三から会見を申し込む手紙が届く。会見と称し自分を殺すのではないかと疑う信長。ここで断れば自分は美濃へ戻されると思った帰蝶はある計画を思いつく。さっそく帰蝶は方々に顔が利く伊呂波太夫のもとへ、鉄砲と大量の兵を調達するよう依頼に行くが、急な申し出は高くつくと言って伊呂波太夫はなかなか引き受けない。そこで帰蝶は手付金として砂金が入った巾着を数袋、伊呂波太夫に渡すのだった。

美濃では信長からの返事を受け取った道三に光秀と叔父の光安(西村まさ彦)が呼び出されていた。手紙には10日後に聖徳寺で会いたいとある。信長と面識のある光秀は、信長の替え玉が来たら見破る為についてくるよう道三から言い渡される。娘婿を殺す気はないという道三だが、身内からも狙われている信長の立場は危うく、そう考えると信長が和睦を続ける価値のある人物か見定めたかった。

天文22年4月、帰蝶は信長と共に道三との会見の準備に余念がない。新しく、美しいものを好む父親の趣向をくみ取った帰蝶は信長に正装ではなく、普段通りの恰好で行くよう勧めるのだった。方や道三は会見の場、聖徳寺から少し離れた場所から、信長を待ち伏せていた。もし信長がつまらない人物だと判断した場合、準備した800の兵に寺を取り囲ませて攻め入るという道三。しかし、そこで道三達が目の当たりにしたのは、想像を超える300人以上の鉄砲隊が隊列を組む中、みすぼらしい衣を身にまとい馬に乗ってやってくる信長の姿だった。

■第14話「聖徳寺の会見」あらすじ
信長と道三の会見は帰蝶の機転により大成功。二人の関係は良好となる。鉄砲隊に圧倒された道三だが、豪華な直垂で会見に現われた信長に興味が沸く。その様子を安堵の気持ちで見守る光秀。ところが厄介なことに、今川軍が再び尾張に再び攻め入ってくる。信長からの援軍要請に道三は即座に応えるが、危うくなる美濃の立場を顧みない道三に憤りを隠せない高政は家督を譲れと道三に詰め寄るのだった。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第14話は4月19日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/染谷将太/門脇麦/川口春奈/伊藤英明/佐々木蔵之介/西村まさ彦ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第14話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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