「麒麟がくる」第23話義輝(向井理)反撃チャンスの裏に危険が迫る!22話ネタバレあらすじと予告動画

2020年09月05日08時00分ドラマ
©NHK

長谷川博己主演、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」(総合夜8時~ほか)足利義輝(向井理)の暗殺がささやかれる中、新たな将軍擁立の動きが起こる9月6日(日)放送の第23話「義輝、夏の終わりに」あらすじと第22話「京よりの使者」ネタバレあらすじ、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信。※NHKプラスについて

※台風10号の特設ニュース放送の影響で第23話は13日に放送延期。



約3か月の休止を経てついに放送が再開した大河ドラマ「麒麟がくる」。30日放送の第22話「京よりの使者」では、放送を待ちわびた視聴者から「待ってました!」「再開ありがとうございます!」など”おかえりなさい”の声が多く寄せられた。特に関心が高かったのは、近衛前久役の本郷奏多や、次期将軍・足利義昭となる覚慶を演じる滝藤賢一など、新たなキャラクターの登場だ。中でも本郷は大河ドラマ初出演にもかかわらず、向井理や吉田鋼太郎を前に若き破天荒な関白っぷりを発揮。一方で尾野真千子演じる伊呂波太夫との姉弟のような絡みでは、チャーミングな一面も見せている。近衛前久は伊呂波太夫と同様オリジナルキャラクターだが、これからの物語を盛り上げてくれるの登場人物になりそうだ。

6日放送の第23話「義輝、夏の終わりに」では、将軍・足利義輝に暗殺計画の噂が持ち上がる。名ばかりの将軍とは言え、その頼りなさに今まで義輝を慕う家臣たちも新たな将軍擁立の動きが・・・。その一方、将軍に権威を取り戻すべく、織田信長(染谷将太)に後ろ盾を頼みに光秀(長谷川博己)が奮闘する。越前で長い間、悶々とした日々を送っていた光秀、久々の大役だが果たしてその結末は?

■悲劇の剣豪将軍・足利義輝
以前、「麒麟を呼べる男になりたい」と語った将軍・足利義輝。足利義輝は幕府の権力が失墜する中で若くして将軍職に就き、台頭してきた細川家や三好家の勢力に何度も京都を追われてきた。悔しい思いをする中、義輝が出会い、多大な影響を受けたのが聖剣・塚原卜伝だと言われている。卜伝とは、京都を追われた義輝が朽木に滞在している際に出会ったとされ、そこで卜伝より鹿島新當流(かしましんとうりゅう)を伝授され、義輝は心身ともに鍛えられたと言われている。

塚原卜伝は戦国時代の剣士であり兵法家で「幾度も真剣勝負に臨みつつ一度も刀傷を受けなかった」などの伝説により、後世に”聖剣”と呼ばれるようになった人物。その卜伝に師事した義輝は奥義である「一之太刀」を伝授されたと言われ、剣豪将軍と呼ばれる由縁となった。そんな義輝は、三好長慶の死をきっかけに幕府再興を企てるが、それが目障りな松永久秀と三好家との争いが激化、「永禄の変」へと突き進んでいく。戦乱の中で自ら刀を抜き、戦いに挑んだとされるほど剣術に長けた将軍・足利義輝の活躍を最期の散り際までお見逃しなく。

■前回(第22話)ネタバレあらすじ
桶狭間の戦いから4年後の永禄7年(1564年)、光秀ら明智家は越前の暮らしにも慣れ、光秀は2人の娘に恵まれ慎ましく暮らしていた。その頃京都では、三好長慶(山路和弘)が京都と畿内の実権を掌握し平穏な時を迎えていた。しかし、実権を奪われた将軍、足利義輝は三好の傀儡に成り下がっていた。

ある日、光秀の元を細川藤孝(眞島秀和)が訪れ、義輝の申し出で光秀と能が見たいから京都へ来るよう告げるのだった。しかし、光秀は藤孝に将軍の仕事をないがしろにし、怠惰な生活を送る義輝の真意を探って欲しいと頼まれる。次の日、京都行きの許しを得るため、光秀はさっそく朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)に面会する。義景は快く京都行きを了承し、京都であったことは全て報告するように光秀に告げるのだった。

一方、京都では駒(門脇麦)が芳仁(ベンガル)から教えられた薬をめぐり、東庵(堺正章)と喧嘩してしまい、駒は診療所を飛び出してしまう。困った駒は伊呂波太夫(尾野真千子)を頼りに家を訪ねると、関白の近衛前久(本郷奏多)と伊呂波が双六をしていた。実は伊呂波は幼い頃、近衛家に拾われた経緯があり、前久とは姉弟の様な関係だと聞かされた駒は驚く。さらに伊呂波は大和の国へ行くから一緒に行こうと駒を誘う。大和の国を治める松永久秀(吉田鋼太郎)の妻が亡くなり、松永は喪に服す間鳴り物禁止のお触れを出していた。そのお陰で伊呂波の一座は興行をうつことができず困っており、そのお触れを取り下げてもらおうと大和へ行こうとしていたのだった。

松永久秀は3年前に、大和の国に多聞城を築きそこで暮らしていた。松永と面会した前久は、三好方から提案されていた元号の改元は見送ることになったと伝える。改元は将軍家の務めであるが、ないがしろにされていた義輝はそれを不服とし、改元の申し出を朝廷に行っていなかった。そこで三好方から改元の申し出がなされていたのだが、将軍家を差し置いて改元を進めることはできないと前久は判断したのだった。さらに、前久は松永に、将軍暗殺計画の噂について、松永の息子が絡んでいると指摘するが、松永には軽くあしらわれてしまう。その頃伊呂波と共に大和の国を訪れていた駒は貧しいものたちに施しをする覚慶(後の足利義昭/滝藤賢一)と出会う。

一方、京都二条城では、上洛した光秀が三淵藤英(谷原章介)から能を見た後、義輝から話があると聞かされる。そしてそれは、三好長慶を討つよう言われるだろうと告げられる。将軍家が力を取り戻すためには三好を成敗する必要があると考える義輝はそれを光秀に依頼するのではないかというのだ。そして能を鑑賞した後、義輝と面会した光秀は、義輝から将軍家の力が衰えたことや、その結果諸大名から軽んじられ誰も当てにできないと心の打ちを聞かされる。そして、義輝は三好を討つよう光秀に言うつもりだったが、考えを改め闇討ちは断念すると打ち明ける。将軍家の権威を再び持ち直したいという義輝に、光秀はある提案をする。それは、今川義元を討ち、勢いを持った織田信長を将軍の後ろ盾とするべく上洛させるというものだった。

義輝から信長を連れてくるよう仰せつかった光秀は、久々の大仕事に昂る気持ちを抑えるため東庵の元を訪れた。そこで東庵に、目の前のことを一つずつこなすしかないと励まされた光秀は尾張へ向かうのだった。一方、河内の飯盛山城では、絶大な権力を持った三好長慶が病に倒れ息を引き取った。京都はまた動乱の時代へと突入することになるのだった。

■第23話「義輝、夏の終わりに」あらすじ
将軍、義輝の手紙を携え信長の元へ向かった光秀。しかし、信長は斎藤義龍の息子、龍興との戦いを続け、美濃攻めに苦戦しており話どころではなかった。代わりに取り次ぎを任された藤吉郎(佐々木蔵之介)から、京で三好長慶の息子らが義輝暗殺計画の噂を聞く。しかも裏で指揮しているのが松永久秀であると知り、衝撃を受けた光秀は松永がいる大和へ向かう。

その頃、大和を訪れていた駒は興福寺一乗院付近で覚慶と会っていた。駒は、芳仁から教えてもらった薬を巡り、東庵と喧嘩してしまったことを覚慶に打ち明ける。そして医療を施せる人が少ない現実に胸を痛める駒。また、覚慶も仏のように多くの人を救えないと、自分の無力さを嘆くのだった。すると覚慶は「麒麟がくる世を望んでいる」と言って駒を驚かせるのだった。

一方、松永の元を訪れた光秀は暗殺計画の真意を聞くと、松永は「義輝はもはや将軍の器ではない。このままでは世の中が治まらないので、殺しはしないが都から追い出す」と告げるのだった。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」第23話は9月6日(日)総合夜8時より、BSプレミアム午後6時、BSK午後9時より放送。語り:市川海老蔵。出演:長谷川博己/門脇麦/堺正章/向井理/本郷奏多/眞島秀和/ユースケ・サンタマリア/滝藤賢一/谷原章介/吉田鋼太郎ほか。番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。第23話予告動画は番組公式サイトで公開されている。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

NHK大河ドラマ「麒麟がくる」番組公式Twitterアカウントは「@nhk_kirin」。NHKオンデマンドにて見逃し配信中。

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