ホンダ、軽商用車「アクティ・トラック」を10年ぶりにフルモデルチェンジし発売、動画で魅力を解説

2009年12月17日16時17分商品・CM
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アクティ・トラック SDX<ガードパイプ付鳥居>(4WD)

ホンダは、軽商用車「アクティ・トラック」(76万6500円~112万8750円)を10年ぶりにフルモデルチェンジし、12月17日(木)に発売する。最量販モデルの「SDX」は従来モデルより価格を4万円下げるなど、お求めやすい価格設定としている。パワフルシリーズ(ダンプ/リフター)、フレッシュデリバリーシリーズ(冷凍/保冷/ドライ)などの特装車は、2010年1月21日(木)に発売する。
居住性は、フロントピラーを前方へ大きく移動することで、室内空間を大幅に拡大。ホイールベースを従来より520mm短くするとともに、ホイールハウスをシート下に配置し、ペダル操作がしやすいよう足元空間を拡大するなど、パッケージレイアウトを全面的に見直し、ゆとりある居住空間を実現した。
乗降性は、フロントホイールハウスの室内への張り出しをなくすことで、足元のドア開口長を広げ、スムーズな乗り降りを可能とした。
インテリアは、メーターなどの文字表示を大きく見やすくするとともに、各種スイッチ類を大きくすることで操作しやすくした。また、センターコンソールリアトレイなど収納スペースを増やし、使いやすさを向上させた。
視認性は、キャビンの大型化とガラスエリアの拡大により、開放感のある、視認性に優れた運転席空間を実現した。
機動性は、ホイールベースを短くすることに加え、タイヤの切れ角を広げることで、軽トラックNo.1の最小回転半径3.6mを実現。小回り性を向上し、田畑の狭いあぜ道や山道における取り回しを容易にしている。
走破性は、最低地上高185mmを確保し、あぜ道の凸凹や、みかん畑などの急勾配での段差でも地面と接触しにくくしている。
また、エンジン配置は、ミッドシップエンジン・リアドライブ方式を採用。空荷時でもリアの駆動軸にしっかりと荷重がかかり、安定感のある走りを実現している。
さらに、ショートホイールベース化による前後重量配分の変化に対応した、専用セッティングのサスペンションを採用することで、積載荷物の量や重さで荷重バランスが変わっても、高い走行安定性を確保した。
ATTACK仕様の4WD車には、1速前進や後退よりも、さらに低いギア比のウルトラロー/ウルトラリバース・ギアを搭載。歩くような速度で走行ができ、ぬかるみからの脱出や、急な坂道でのスムーズな走行に加え、田畑での収穫時の積載作業などに合わせた低速走行を可能としている。
エンジンは、荷物満載時や坂道でも力強く走るHYPER 12-VALVEエンジンを採用。車体の軽量化などにより、最量販モデルの4WD車で優れた燃費性能(10・15モード走行で17.6km/L、JC08モード走行で16.8km/L)を実現。全タイプが「平成22年度燃費基準+5%」を達成しており、「環境対応車普及促進対策費補助金」に対応している。
耐久信頼性は、フロント部位やドアパネルなどへサビに強い亜鉛メッキ鋼板の適用範囲を拡大し、主要なつなぎ目に防錆ワックスを塗布するなど、防錆性能を格段に向上させている。
また、防錆保証期間については、全タイプを対象に、ボディ外板表面サビ保証を1年に対し3年、ボディ外板穴あきサビ保証を3年に対し5年としており、軽トラックとしては最長の防錆保証期間とした。
安全性能は、フロント部のサイドフレームの断面に、衝突時の衝撃を効率的に吸収する多角形状を採用。ドアビームを通常の側面衝突に加え、正面からの衝突時に受ける衝撃も吸収する構造とするなど、衝突安全技術を進化させた。
また、運転席用i-SRSエアバッグシステムは、エアバッグ本体に「うず巻き状の縫製」と「排気制御弁」を設定し、エアバッグの内圧と展開を適切にコントロールすることで、より「迅速」かつ「低衝撃」で展開しながら、乗員保護性能をより長く「持続」させ、乗員の着座位置、衝突形態に幅広く対応するシステム。助手席には、助手席用SRSエアバッグシステムを使用し、タイプ別メーカーオプション設定とした。
その他の各種装備は、リア部には軽トラック唯一のけん引フックを標準装備。リアゲートには、耕うん機などの積載時に使用するみち板をセットしやすい溝を設置。
また、暗い場所での作業に便利な荷台作業灯を設定。バッテリー位置をよりメンテナンスしやすいように荷台の下に変更するなど、使い勝手を向上させた。
さらに、上級グレードのTOWN仕様には、電波式キーレスエントリーシステム、パワーウインドウ、パワードアロック、AM/FMチューナー付CDプレーヤーを採用するなど、装備の充実を図った。
WEBカタログでは、動画で同車の魅力をチェックすることができる。荷台の広さと便利さ、積載量、室内空間の広さと装備、多彩な収納、走行性能などを順に分かりやすく解説している。

「アクティ・トラック」WEBカタログ