三菱自動車は、スポーティセダン「ギャラン フォルティス」(175万3500円～299万2500円)と、スタイリッシュな5ドアハッチバック「ギャラン フォルティス スポーツバック」(189万円～302万4000円)に、燃費に優れた1.8Lエンジンを搭載するなどの大幅な変更を行い、12月24日から発売する。
今回のマイナーチェンジでは、従来搭載していた2.0Lエンジンを、燃費に優れる1.8Lエンジンに変更(「RALLIART」グレードは従来通り2.0Lターボエンジンを搭載)。
10・15モード燃料消費率を、2WD車は+1.6km/Lの15.2km/L(ギャラン フォルティス スポーツバックは15.0km/L)、4WD車は+0.8km/Lの14.0km/L(ギャラン フォルティス スポーツバックは13.8km/L)とした。その結果、2WD車は平成22年度燃費基準+15%を達成し、エコカー減税(環境対応車普及促進税制50%軽減)に適合した。
エクステリアは、「SUPER EXCEED」グレードのドアアウターハンドルを、メッキ仕様として質感を向上させた。
インテリアは、新デザインのハイコントラストメーター&マルチインフォメーションディスプレイ(カラー液晶)を採用し、視認性と質感を向上(「EXCEED」、「TOURING」グレードを除く)。エアコンダイヤルのリング部分にメッキを採用し、質感を向上させた。
また、車速やアクセルペダルの踏み込み量、エンジン回転数、シフトレバーのポジションなどから、燃費によい運転状態を判定し、低燃費運転への心がけをサポートするECOランプを「SPORT」、SUPER EXCEEDグレードに設定した。
さらに、高級感を演出する本革シート(運転席8ウェイパワーシート、前席シートヒーター)や、万一の衝突の際に頭部を保護するサイド&カーテンSRSエアバッグなどの装備をセットにした"レザーパッケージ"をSPORT、SUPER EXCEEDグレードにメーカーオプションで設定(内装色はブラックのみ)。RALLIARTグレードには、運転時の身体のホールド性を高めるレカロ社製フロントシートをメーカーオプションで設定した。
機能面では、坂道でのスムーズな車両発進を実現するヒルスタートアシストをRALLIARTグレードに採用。フロントウインドシールドに、室内の静粛性を向上させる遮音ガラスを採用した(EXCEED、TOURINGグレードはメーカーオプション設定)。
また、乗降時にポジションランプやヘッドライトを30秒間点灯させ、夜間の乗降に安心感を与えるウェルカムライト、カミングホームライト機能を追加した(EXCEED、TOURINGグレードを除く)。
さらに、急減速時やABS作動時に、ハザードランプを通常の約2倍の周期で点滅させることで後続車に危険を促す、エマージェンシーストップシグナルシステム(ESS: Emergency Stop signal System)をギャラン フォルティスにも採用した。
ギャラン フォルティスのサイトには「雪の試乗会」と「MOVIEカタログ」、ギャラン フォルティス スポーツバックのサイトには「イメージMOVIE」が、それぞれ用意されている。いずれもマイナーチェンジ前のムービーだが、両車の性格や特徴などはつかむことができる。

「ギャラン フォルティス」サイト
「ギャラン フォルティス スポーツバック」サイト