聖火点灯まで飛び出した想定外な豪華閉会式!動画でチェック-NHK
聖火の点灯は開会式でやるのが五輪の常識、この常識を覆したのは、2010年バンクーバー冬季五輪!なんと閉会式で、聖火の点灯をやってしまった。この想定外、前代未聞の演出は、開会式で起こしてしまったトラブルを逆手に取ったユーモアのある演出だった。
日本時間13日の開会式で、一番の見せ場にハプニングが起こった。注目の聖火台への点火で、聖火台を支える4本の柱のうち1本が上がらなかったのだ。会場内には気まずい雰囲気が流れたが、長野、ソルトレークシティー両五輪で金メダルを獲得したスピードスケート女子のカトリナ・ルメイ・ドーン(カナダ)の、堂々とした行動でどうにか乗り切った。
その後17日間の激闘に、そんなトラブルも忘れていたところ、日本時間の1日午前10時半からの閉会式で、“古傷”に自ら触れたわけだ。ところが、これがなんともユーモアーあふれる演習となり、却って粋な計らいにもみえた。
無事聖火がともった閉会式は、現地1000人の若者たちの歌声に導かれてのスタートとなった。日本の旗手を務めたのは、韓国との熾烈な優勝争いを繰り広げた女子フィギュアの浅田真央選手。韓国はキム・ヨナ選手が旗手を務めるというニュースも伝わったが、スピードスケート男子500m金メダルリストのモ・テボム選手、カナダはロシェットと揃って女子フィギュア選手が担当している。
旗手を務める選手たちの入場の後、オリンピック史上、最も多い82の国と地域から集まった選手たちが、和やかに入場。選手たちは、自身の手元にも記録として残したいのか、カメラを手に入場する姿が目だった。
式典の最後には、「オリンピック旗」が、カナダの代表からロゲIOC委員長へ、そして、4年後の2014年、冬季五輪の地、ロシア・ソチの市長へと手渡された。
これを機に閉会式は、「ソチからの挨拶」へと移った。ロシアを代表するファッションモデル、歌手、バレエ団と、ありえない豪華キャスティングのステージが会場を魅了した後、いよいよ閉幕の言葉。
バンクーバー冬季五輪組織委員会のCEO、ファーロングからは、グルジアのリュージュ男子選手の事故死を悼む言葉と、バンクーバー五輪の成功と、関連したあらゆる人々への謝辞の後、IOCのロゲ会長の閉会宣言で、17日間続いたバンクーバー五輪の“氷の炎”は、静かに消えた。
厳かな閉会式の後は、カナダの文化を紹介する楽しいイベントが始まり、カナダを代表する、歌手やープたちがフィナーレコンサートで会場を沸かした。これには、座って見ていた選手たちも感激し、ついにはステージ中央に集まり、会場はまるでクラブのようなノリノリ雰囲気で、バンクーバー五輪はピリオドを打った。
NHKバンクーバーオリンピック公式サイトでは、オープニングから閉会式のフィナーレまでの、さまざまな場面の動画を公開している。閉会式の動画は、同サイトの自由検索の「>セレモニー/インタビュー/ダイジェスト」の検索窓の▼で「閉会式」を選択して検索できる。
次の、2014年五輪の舞台となるソチ!ソチは、ロシア連邦クラスノダール地方の都市で、ロシア随一の保養地。ロシアでの冬季オリンピックの開催は、旧ソビエト連邦時代も含めて史上初!4年後、今度は、どんな感動と記録を見せてくれるのか?17日間、最高の感動を与えてくれたアスリートたちに惜しみない賞賛と拍手を贈ろう。
NHKバンクーバーオリンピック公式サイト「自由検索」コーナー