JAXA、ビデオライブラリ「SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第93号」を公開

2010年03月03日18時06分暮らしと文化
視聴サイトへ

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターは、ビデオライブラリ「SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第93号」を公開、3月2日から「きぼう」日本実験棟で開始されたナノスケルトンの実験などについて紹介する。
ナノスケルトン(高機能多孔質骨格構造体)は、ストローを組み合わせたような構造を持っており、穴の直径は5~15nm。その穴に、目的に合った物質を入れることにより、さまざまな機能を持たせることが可能になる。
触媒機能を上げるためには、穴に入る吸着物質をより多く取り込むことが重要になってくる。今回の実験では、その方法を探る。
ナノスケルトン実験では、対流や浮上・沈降のない静かな環境が維持される微小重力の中で、チューブの細孔(筒状の穴の部)のサイズを大きくしたナノスケルトンを作製し、地上で重力の影響を受けた状態で作成したナノスケルトン触媒粒子と、微小重力で作製し高い特性を有することが期待されるナノスケルトンを比較する。
そして、重力が何に影響を及ぼしているかを調べ、地上での生産技術に役立てるためのシミュレーションを向上させる。ナノスケルトンは、環境やエネルギー分野をはじめ、医療や宇宙開発への応用も期待されており、産業界からも注目されている。
実験に使用されるサンプルは、2月8日(月)にスペースシャトル「エンデバー号」(STS-130ミッション)で打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)に到着後、ISSの冷凍冷蔵庫で保管。
3月1日(月)に野口聡一宇宙飛行士が実験準備(実験試料の解凍など)を行い、3月2日(火)に同宇宙飛行士が実験試料の攪拌・混合を行い、20時25分頃から実験を開始した。
同実験は、3月12日(金)まで実施され、サンプルは山崎直子宇宙飛行士が搭乗する予定のスペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-131ミッション)で回収される予定。

ビデオライブラリ「SPACE@NAVI-Kibo WEEKLY NEWS 第93号」