母の日特集!余命3ヶ月を宣告された母の愛、奇跡のドキュメンタリー「母の約束」無料配信中

2010年05月08日18時52分ドラマ
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MBCジャパンが、母の日の明日9日(日)まで、奇跡のような1年間を記録した母の愛の物語「母の約束」を無料配信している。「母の約束」は、子供を生んだ翌日、余命3ヶ月と宣告された今は亡きひとりの女性アン・ソボンさんの母性愛を綴ったドキュメンタリーである。

ソボンさんは一目惚れした男性と結婚し、妊娠し、幸せな時間を過ごしていたが、直ぐに激しいつわりに悩まされ、妊娠期間中ずっと原因の分からない痛みと嘔吐に苦しんだ。これも母になるための準備過程のつわりだと思って、彼女は妊娠期間を耐え抜き、無事可愛い女の子ソユンちゃんを出産した。
しかし、彼女が出産の喜びを味わったのはその1日だけだった。翌日、彼女を苦しめた10ヶ月間の痛みは、末期の胃癌(がん)で余命3か月と宣告されたのだ。

韓国では、生まれて初めての誕生日(満1歳)を祝うパーティを「トルチャンチ」と呼んで盛大に祝う慣わしがある。トル(Dol)とは、赤ちゃんが生まれて一年になる日のこと。チャンチ(Cianci)とは、韓国語でお祝いのこと。英語のPartyと同意語。つまり、トルチャンチ(Torcianci)は、1歳誕生日パーティーのこと。
ソボンさんは、「娘の1歳の誕生日までは必ず生きる」と約束し、体調の良い日には、娘のおもちゃや洋服を作った。

映像には、新米ママとしての束の間の喜びと、激痛に耐えながらも娘のために頑張るソボンさんの姿、彼女を看病する夫とソボンさんの母の献身的な姿が収録されている。時には激痛のために駄々をこねるソボンさん。しかし、彼女が一番辛かったのは、愛する娘ソユンちゃんが、自分よりソボンさんの祖母になついていることだったかもしれない。娘のソユンちゃんは闘病中の彼女に代わって育ててくれる祖母の姿が見えなくなると、祖母を探して泣くのだった。自分の手元で育てることのできない寂しさが、彼女のやせ細った肩を一層小さく見せた。それでもソボンさんは命の限り娘を愛し、奇跡的に1年を生き抜いた。

このドラマは、2008年韓国MBCで放送され、多くの視聴者の涙を誘った。「母の約束」は、娘の1歳まで生き抜くと誓った新米母のドキュメンタリーであるが、同時に、彼女を支えた夫と、ソボンさんの母、祖母と3代にわたる母の愛の記録でもある。
「母の約束」は明日9日までMBCジャパンで無料配信している。

MBCJAPAN「母の約束」
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