新ブランド「東京水」をもっと知ろう!動画で勉強して「東京水検定」をウェブ受験

2010年06月27日11時58分社会
視聴サイトへ

東京都が展開する「もっと!水道キャラバン2010」の一環としてこの程「東京水検定」が登場、美味しい水道水が作られる過程が動画で学べるコンテンツが公開されている。東京堵水道局は1992年にオゾンを使用した高度浄水処理を開始したことで水道水の水質が飛躍的に向上し、それをPRするために「東京水」としてイベントなどでペットボトルに入れて無料配布したところ好評で、要望により販売も開始されることとなった。これを機に都水道局は「東京水」としてブランド展開する事で、より安全で美味しい水を家庭に届けている事をPRするものだ。
日々接する水道水について子どもたちに知ってもらうために都内の小学校4年生を対象に行われている水道キャラバンが、2010年度はウェブ上でも展開され「東京水検定」を設けてより水と環境に興味を持ってもらう取り組みが始まった。

今年から都水道局ではキャラバン内に「東京水検定」を開設し、3級から1級まで水の知識について問う問題が出される。自治体の水に関する検定としては熊本市や横浜市などでも開催されており、水という資源に関心を持ってもらう機運が全国的に広まる傾向を見せている。
この「東京水検定」は各級10問出題され、合格ラインはどの級も9問正解というもので、初見で解くにはやや難関である。1級になると水道処理施設の容量や歴史についての問題も出題され、科学分野・歴史分野・生物分野など色々な観点から水道を見つめる問題が出されている。

検定と合わせて公開されている「東京水バーチャル体験」では、動画を利用して水道水が家庭に届くまでを分かりやすく解説している。内容は「水道水源林」「ダム」「浄水場」の3つのパートに分かれており、現在は「水道水源林」の部分の動画公開がスタートしている。ここでは水道水のまさに最初の一歩として森を育てる取り組みを水道局が行っている事が紹介されている。「水を作るにはまず森から」とはよく耳にするが、具体的な取り組みや水の源となる環境が映像で示される事でより水道水に対する興味関心と親近感が沸いて来る。以後、「ダム」「浄水場」についても順次公開予定だ。
現在は都知事が東京水の売り出しを積極的に進めており、都庁他、都の関連施設では東京水を購入が出来る上に通信販売も手掛けるようになっている。都会の水は不味いというのはもう昔の話。今や世界的にも胸を張って美味しいと言えるほどの水道水が飲める場所が東京なのだ。

東京水を知る動画「東京水バーチャル体験」は、東京堵水道局の水道キャラバンのサイト内で視聴出来る。


東京水バーチャル体験 東京都水道局水道キャラバン