追い詰められた長次郎が選んだ侍の道、大河ドラマ「龍馬伝」―NHKオンデマンド

2010年08月23日19時01分ドラマ
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英国留学を夢見た長次郎の悲劇―、大河ドラマ「龍馬伝」第34回「侍、長次郎」が、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴料金は315円。

龍馬(福山雅治)らはユニオン号を長州・馬関(下関)に運搬したが、桂小五郎(谷原章介)は船の運航は亀山社中が行い、薩摩藩が自由に使える契約になっていることを問題視する。この約束を交わしたのは近藤長次郎(大泉洋)と井上聞多(加藤虎ノ介)だった。龍馬は薩長に手を組ませることを優先しようと、船の管理を長州に委ねることを承知するが、現実を見極めて契約をまとめてきた長次郎は落胆する。ところが社中の面々は、長次郎が私欲に走ったと責める。

亀山社中で孤立する長次郎は、グラバー(ティム・ウェラード)から英国への留学を進められ、ほのかにいだいていた夢に心を弾ませる。しかし密航を決意したものの、悪天候に見舞われて出航できなかった。密航の情報は長崎奉行所の知るところとなり、亀山社中にも調査が入る。

ようやく薩摩と向かい合う気になった桂は、龍馬と共に西郷吉之助(高橋克実)と会うため京へ向かおうとする。そんな龍馬の元へやってきた高杉晋作(伊勢谷友介)は、「あなたは決して死んじゃならん」と、龍馬にピストルを贈るり、警護役として三吉慎蔵(筧利夫)を託す。そこへ、長次郎が奉行所に追われている書かれた手紙が届く。

桂を先に京へ向かわせた龍馬は、長次郎がかくまわれていた小曽根乾堂の元へ向かうが…。


これまで飄々とした出で立ちの長次郎だったが、今回は冒頭、写真撮影ではしゃぐ他の亀山社中の面々とは裏腹にいつもの違う表情を見せる。そしてその表情は、坂道を転がり落ちるように険しさをましていく。勘定役としての意地、なりたての“侍”としてのプライドが、徐々に長次郎自身を追い詰めていく。そして真の侍になった長次郎の選択肢は、あまりに酷いものだった。また信頼すべき友を失った龍馬が最後に酌み交わす酒は…。涙なくして見られないエピソードだ。(足立謙二)

NHK大河ドラマ「龍馬伝」「龍馬伝」各放送回の見どころ

大河ドラマ「龍馬伝」 第34回「侍、長次郎」 NHKオンデマンド