ブッチャーと戦い、猪木とタッグを組んだプロレスアニメのヒーロー「タイガーマスク」無料配信開始!

2010年10月15日13時33分アニメ
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アニメ「タイガーマスク」は、漫画雑誌「週刊少年マガジン」に1968年から1971年まで連載された人気漫画が原作のテレビアニメ!「巨人の星」「あしたのジョー」と並ぶ梶原一騎の代表作である(作画:辻なおき作)。昭和の時代、子供たちをプロレスに熱中させた立役者である。このアニメをGyaO!が本日15日より無料配信開始する。また、特集ページ「FEVER タイガーマスク」も開設しているので、当時の作品を知っている方も、そうでない方にも楽しめる。

「タイガーマスク」は、東映アニメーションが製作して一世を風靡(ふうび)したスポ根アニメの代表作として、手に汗握る激しいバトルだけでなく、人間ドラマとして第一級の作品に仕上がった。社会問題を扱ったエピソードなども意欲的に投入して日本中で大きな話題を呼んだ。

主人公は虎の仮面を着けた覆面レスラー、タイガーマスク。アメリカのプロレスリング界では“黄色い悪魔”と呼ばれて恐れられた日本人レスラーだ。
彼の素顔は伊達直人という孤児院育ちの青年。孤児院ちびっこハウスデ育った伊達直人は、動物園の虎の檻の前で喧嘩をしたのがきっかけで、悪役レスラー養成機関“虎の穴”にスカウトされる。卑劣な悪魔として戦う術を徹底的に叩き込まれるが、かつて自分が育った孤児院が経営難で存続の危機にあると知ると、幼なじみのルリ子や子どもたちのために、自分がタイガーマスクであることを隠したままファイトマネーで借金を返済しようと申し出る。
彼はそのために“虎の穴”への上納金を支払うことが出来なくなり、裏切り者と見なされ、次々と送り込まれる刺客レスラーと戦うことになるのだった。

当初タイガーは、強敵を倒すためにレフェリーの目を盗んだ喉笛へのトウキックなど卑怯な隠し技を使うこともあったが、先輩レスラーに見抜かれ、以降封印する。その先輩レスラーこそが、ジャイアント馬場だった。このジャイアント馬場の登場には、当時の子供たちが大興奮した。「巨人の星」もそうだが、原作者の梶原はこうした現役プロスポーツ選手を実にうまく物語の中に組み入れる。
物語のなかではジャイアント馬場だけでなく、アントニオ猪木とはタッグを組み、グレート・ズマ、ミル・マスカラス、ザ・デストロイヤー、ザ・デストロイヤーといった実在のプロレスラーたちとも戦っている。

孤独な戦士として生まれ変わったタイガーは、ウルトラ・タイガー・ドロップ、フジヤマ・タイガー・ブリーカー、タイガーVなど、独自の必殺技を開発し、“白いマットのジャングル”で悪の刺客たちと戦い続けるのだった…。

■スタッフ
原作:梶原一騎、辻なおき
企画:斎藤侑
製作担当:江藤昌治
脚本:辻真先、三芳加也、安藤豊弘、他 演出:田宮武、白根徳重、矢吹公郎、他
キャラクターデザイン:木村圭市郎 美術:浦田又冶、秦秀信、沼井肇、他
音楽:菊池俊輔

■キャスト
タイガーマスク(伊達直人):富山敬 
若月ルリ子:山口奈々 
若月先生:中川謙二
健太:野沢雅子 
ジャイアント馬場:兼本新吾 
ミスターX:柴田秀勝 ほか

■音楽
オープニング「行け!タイガーマスク」
 作詞:木谷梨男、作曲:菊池俊輔、唄:新田洋 / スクールメイツ
エンディング「みなし児のバラード」
 作詞:木谷梨男、作曲:菊池俊輔、唄:新田洋 / スクールメイツ


GyaO!「タイガーマスク」
「FEVER タイガーマスク」特集