文秀を巡るミセス・チャンと玲玲の恋模様…ドラマ「蒼穹の昴」第9話予告動画と前回のあらすじ-NHK

2010年11月19日14時49分ドラマ
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11月21日NHK総合で放送のドラマ「蒼穹の昴」は第9話「恋ごころ」を放送、予告動画が公開されている。ふとした出会いから新密度を深めていく梁文秀とミセス・チャンだが、一方で妹として育った玲玲も文秀に思いを寄せていた。文秀を取り巻く女性たちの思惑が交錯する。

春児(チュンル)の事を相談したのがきかっけで親しく行き来をするようになった文秀とミセス・チャンだが、自分の生い立ちの秘密などから文秀にとって自分は相応しくないと思ったミセス・チャンは文秀との関係に一線を引くように心を決める。そんな事はついぞ知らない文秀の恋心はいつしか強まり、とうとうミセス・チャンへ思いの丈をぶつける。一方、春児の妹の玲玲もまた、成長と共に兄と慕っていた文秀に男性として恋心を抱いていた。しかし一つ屋根の下で暮らしながらそんな玲玲の気持ちには全く気が付かない文秀。唯一、その思いに気づいた春児だけが玲玲のやるせない気持ちを受け止めるのだった。

<第8話>あらすじ
西太后に申し渡されたとおり、春児は棒打ち50回の刑罰を受けていた。いつしか尻の皮は裂けて血まみれになり、食いしばった口元も傷だらけで血を流す春児。刑罰の音は西太后の耳にも届いており、自分が命令したものの気が気ではなかった。その瞬間、春児を打つ音に混じって春児が歌う声が聞こえてきた。「春が来て春が去り、雲が来て雲が去る…」その歌は、以前ミセス・チャン(寿安)が安徳海から聞いて西太后の耳に入れた龍玉に関する歌と同じであった。改めて詩の内容を確認しようと覚書を見た西太后は、歌の行頭の文字を並べると「春雲来たりて龍玉を得る」の文になる事に気づく。そこで春児の本名が春雲である事を思い出した西太后は、春児こそ龍玉へ導く者と気づき、即刑罰を取りやめさせて手厚く介抱するように申し付ける。回復した春児を召し寄せた西太后は何故その歌を春児が覚えたのか、龍玉を知っているかなど問いただすものの、春児の答えはあやふやなものである。ただ、春児もこれで何故安徳海が自分を弟子入りさせたのかを知る事となる。
そんな折、春児のもとに安徳海が危篤との知らせが入る。宦官には死ぬ際に切断した部分も含めて埋葬されなければ来世ではメスの騾馬(らば)になってしまうという言い伝えがあり、宦官になった後も切除したものは「宝」として大事に手元に置いておく習慣があった。自分の「宝」を紛失して気を落としていた安徳海だったが、春児は安徳海に宝を届け、安徳海は喜びと安堵のうちに死を迎える。
その後、春児は文秀宅へ泣きながら訪れ、実は安徳海に渡したのは自分の「宝」で、自分は来世ではメスの騾馬になるので文秀とは来世で兄弟になれないと悲嘆にくれていた。そんな優しい春児の前に、どんな事があっても兄弟であると文秀は力づける。この出来事からか、春児は自分が上官からもらうものの使い道に困っていた"袖の下"で、宦官たちの「宝」を買い戻すことにする。自分が買い戻したなどと恩を着せることなく、春児は何人もの宦官の「宝」を取り戻してやるのだった。

<第9話みどころ>
この回では、文秀を取り巻く恋模様だけでなく久々に光緒帝とその周辺人物も関係してくる。光緒帝の実父であり西太后にとっては義弟である醇親王、先々代皇帝の弟である恭親王といった人物関係も把握しておくと話が分かりやすくなる。春児と文秀、それぞれが宮中での信望が厚くなるにつれて、2人の立場上の問題も微妙なものになってくる様子も今後に関わってくる。

ドラマ「蒼穹の昴」第9話は11月21日(日)よる11時から放送。予告動画は番組公式サイトの「あらすじ」で視聴出来る。


あらすじ|NHKドラマ「蒼穹の昴」

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