夢をつむぐ人々全75話

●今回は、放射性炭素年代測定の川村さん。福岡市東区。玄界灘に面した香椎(かしい)という町に、川村さんが勤務する「九州環境管理協会」はあります。●川村さんが所属しているのは分析科学部。この部署で、主に放射線に関する調査や分析を行っています。ここ数年、考古学に関する仕事が増えたと川村さんは言います。●この年代測定法でポイントとなるのが放射性炭素14です。生き物全てに存在する炭素14は、呼吸などをやめた時、すなわち生物が死んだ時から崩壊をはじめます。ある決まった年数を周期に半減していく性質を利用して、年代測定したいものから炭素14を抽出しその減り方をみて年代を割り出します。●番組では、川村さんを通して、遺跡から出土した木片の年代測定の作業を追います。
  • 川村秀久氏 (財)九州環境管理協会分析科学部、
  • 再生時間 : 29分
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●今回は、水力発電の田名部さん。福島県の山間にある、水力発電施設、第二沼沢(ぬまざわ)発電所。実に10年ぶりという、発電機のオーバーホールが行われています。●会津技術センターが管轄する発電所や変電所は、全て無人。各施設の管理は、会津の制御所で一括して行っています。田名部さんは、その発変電業務課に所属しています。課には62名の職員が働いていて、司令があると、発電所や変電所へ急行し、事故を未然に防ぐための作業を行います。さらに、定期点検やオーバーホールなどの工事を見守る業務があるため田名部さんは発電機のオーバーホールを行っている第二沼沢発電所に出張しています。●番組では、田名部さんを通して、水力発電の仕組み、発電機の大規模なオーバーホール作業の詳細を追います。
  • 田名部幹雄氏 東北電力㈱会津技術センター発変電課、
  • 再生時間 : 29分
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●今回は、風力発電の嘉数さん。青森県下北半島の先端にある風力発電所、「岩屋ウィンドファーム」。海からの冷たい風を受け、風車が勢いよく回っています。この発電所を管理しているのが、風力発電の会社、エコ・パワーの嘉数昇太郎さん。●嘉数さんの勤務地は、つい最近完成し、現在、試運転中という青森県六ヶ所村にある風力発電所、「むつ小川原ウィンドファーム」。この管理事務所で、岩屋ウィンドファームなど全国にあるエコ・パワーの風力発電所を管理しています。●今回番組では、嘉数さんを通して、風力発電の仕組み、管理の内容、風力発電所を決めるまでの方法などを描きます。
  • 嘉数昇太郎氏 エコ・パワー㈱むつ小川原ウインドファーム、
  • 再生時間 : 29分
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●今回は、波力発電装置開発の小林さん。日本の船はもちろん、外国船や漁船など、沢山の船が行き来する海。こうした船が事故を起こさないよう、海には船の通り道、航路というものが決められています。この航路の目印となるのが、灯台や海に浮かぶブイなど航路標識と呼ばれているものです。この大切な航路標識を管理し、海の安全を守っているは、海上保安庁です。航路標識の中でも、海上に浮かび、光を出して位置を知らせるブイを灯浮標といいます。灯浮標は大きなものになると、高さ10mもあるそうです。●茨城県竜ヶ崎市。この町に、波力発電装置を使った灯浮標を製作している会社があります。小林さんは、その波力発電装置の開発を担当しています。今回は、小林さんを通して、波力発電のしくみ、発電装置を紹介します。
  • 小林正光氏 ㈱緑星社竜ヶ崎工場、
  • 再生時間 : 29分
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●今回は、「スーパーごみ発電」技術者有田さん。福岡県北九州市の皇后崎(こうがさき)工場は、「スーパーごみ発電システム」で電気を作り、国内最大の出力を誇っています。工場の電気主任技術者を務める有田さんは施設全体の電気設備を管理する立場にあります。●ゴミを燃やした熱で蒸気を発生させ、タービンを回し、電気を起こすゴミ発電。しかし、この仕組みだけでは効率が悪いと、有田さんは言う。焼却炉内では腐食性ガスが発生し、水管を腐らせようとしている。水管の表面温度が300℃以上になると、急激に腐食が進行するため、中を通る水蒸気の温度を、低めの、250℃程度に抑えています。その低温の蒸気を発電機に送っているので、発電の効率が悪い。そこでこのスーパーごみ発電では、ボイラーから出た低温の蒸気を、ガスタービン発電機の排気ガスで暖め、蒸気タービンへ送るということで発電効率を高めている。
  • 有田仁志氏 北九州市環境局皇后崎環境センター皇后崎工場、
  • 再生時間 : 29分
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