日露ついに開戦へ、スペシャルドラマ「坂の上の雲」第8回予告動画配信中―NHK

2010年12月14日11時23分ドラマ

いよいよ切られる激戦の火ぶた―、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」第8回「日露開戦」(12月19日地上波放送)の予告動画が、ドラマ公式サイトに公開されている。

■あらすじ
明治36年(1903年)、日本国内には対ロシア戦への機運がますます高まっていた。そんな中、秋山真之(本木雅弘)はかねてから交際していた稲生季子(石原さとみ)と結婚する。

千葉・習志野で陸軍騎兵師団の指導に当たっていた秋山好古(阿部寛)は、ロシアから演習視察の招待を受け旅順に渡る。好古はそこで地上最強と言われるロシア・コサック師団を初めとする兄弟な軍事力を魅せつけられる。だが一方で、好古はその奔放な性格を生かしてロシア軍人らと一時の旧交を温める。

一方、日本政府内では児玉源太郎(高橋英樹)ら対露戦に積極的な人材が台頭、乃木希典(柄本明)を現場復帰させるなどその機運は一気に加速する。海軍大臣・山本権兵衛(石坂浩二)は、艦上勤務から離れ京都・舞鶴にいた東郷平八郎(渡哲也)の元を訪れ、連合艦隊司令長官への就任を要請する。

東京・芝で新婚生活を送っていた真之は東郷に呼ばれ、作戦参謀を下命。妻・季子を連れて連合艦隊の基地である長崎・佐世保へ赴任する。

ロシアが再三の外交交渉にもかかわらず妥協の気配を見せない中、宮中では御前会議が開かれる。桂内閣の閣僚や元老らがロシアとの断交・開戦を促す発言を繰り返すものの、明治帝(尾上菊之助)は首を立てにふろうとしなかった。その背後にはロシア協商に失敗した枢密院議長・伊藤博文(加藤剛)の存在が影響していた。


日露戦争開戦へと、情勢がめまぐるしく進展する。その一方で、歴史の流れとは一見対照的なシーンが目を引く。ひとつは、真之と季子が和やかに楽しむ自転車乗りのシーン。当時の“文明の利器”に悪戦苦闘する真之の様子をリアルにこなす本木の名演ぶりは注目だ。そして、新婚生活を送る真之と季子の元へ正岡子規の妹・律(菅野美穂)が訪ねてくるシーン。華族育ちの季子と庶民の代表のような律、対照的な明治女の対決も、戦争とはまた違う意味でドラマのテーマである歴史の再現を成している。


一方、12月12日放送の第7回「子規、逝く」は現在、NHKオンデマンドの見逃し番組サービスに配信されている。視聴う料金は210円。またドラマ公式サイトには児玉源太郎役・高橋英樹のメッセージ動画が新たに配信されている。

スペシャルドラマ「坂の上の雲」第8回「日露開戦」予告
「坂の上の雲」メッセージ動画
「坂の上の雲」第7回「子規、逝く」 NHKオンデマンド

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