「トンイ」、地震でイベント中止!ハン・ヒョジュ会見の一部始終をレポート②-NHK

2011年03月12日23時40分ドラマ
撮影:ナビコン

これは、トンイ」、地震でイベント中止!ハン・ヒョジュ会見の一部始終をレポート①の続きです。
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Q9:日本に対して抱いているイメージを。日本語は個人的に勉強しましたか?
ハン:日本はこれで10回くらいです。一人で旅したり、「春のワルツ」「華麗なる遺産」で10回くらいになります。日本に対するイメージはとても楽しく親切でどこに行ってもきれいだなと思います。日本という国は来れば来るほど魅力的だなと常に感じます。好きなところは東京で、行きたいところは沖縄。ウミガ キレイダッテキキマシタ。本当に日本語がうまい!
機会があれば(日本のドラマにも)出てみたいです。気持ち的にはオープンでいます。「春のワルツ」のプロモーションで来たときに、日本語を覚えたいと思ったんです。日本という国は近い国でもあって、似ている単語も非常に多いので、日本語が聞き取れたらいいなと勉強を始めました。日本の勉強を始めてみたところ、日本のドラマや映画にも関心を持つようになって、今では好きな日本のドラマもたくさんあります。
そんな風にして、今日本語を自然に勉強していました。スコシズツ ダンダン ガンバッテ勉強シテイマス。


Q10:一緒に仕事をしてみたい日本の俳優や監督は?
ハン:とても素敵な方が多いので一人に絞るのは難しいのですが、少し前は、岩井俊二監督です。岩井監督といえば「ラブレター」これは韓国で本当に人気がある犬童一心監督も好きです。一緒に仕事をしたい俳優さんということでは、男性俳優より女優を考えてしまうんですが、蒼井優さん、上野樹理さん、宮崎あおいさんです。こんな女優陣との共演見てみたいな!

Q11:イ・ビョンフン監督の演出で一番印象に残っているのは?体調管理で気を使ったのは?
ハン:監督とは、ドラマが始まる前に、個人レッスンを受けました。監督の作品の「チャングム」「イサン」「ホジュン」といったドラマの台本を基にしてレッスンを受けたんですね。すると、「イ・サン」のソンヨンや、チャングムにもなったんだ!監督から見て、私がこれから時代劇をやるときに必要だと思われるシーンを監督自らがチョイスして、演じてみました。その時に演技指導を受けましたが、その時に、私一人が演じるのではなく、監督も一緒になさったんです。怒るところでは、本気で怒って一緒に演技をやってくださいましたので、より胸に迫るものがありました。
健康維持には、中盤からは薬に頼っていました。体に良いという薬や食べ物に頼っていました。撮影中はほとんど眠る時間がないんです。ですから、少しでも眠れる時間があるならできるだけ寝るようにしていました。


Q12:共演したチ・ジニさん印象は?イ監督に出ていましたが、アドバイスなどは?
ハン:スゴク イイヒト。ホントウニ素晴らしい俳優さんでした。年齢差も私とはかなりあるんですが、だからこそ気楽に撮影できたという部分もあります。現場でも楽しい雰囲気を作ってくださって、チ・ジニ先輩がいらっしゃたので、大変な撮影も盛りきれたと思います。本当にチ・ジニ先輩が楽しい人だったので、辛い撮影の後もまた活力を取り戻すことができました。本当に現場で笑っていて下さって、私も楽しく撮影することができました。そして演技の面でのアドバイスもたくさんくださったんですが、どちらかと言うと生きる上での導きを授けて下さったような気がします。というのは、チ・ジニさんを見ていると、人生を楽しもうと思わせてくださいます。余裕のある方で、先輩を見ていると、人間ハン・ヒョジュも人生を楽しもうと思えるようになりました。本当に特別な存在の人だと思いました。

ハン②トンイと女優ハン・ヒョジュQ13:ハン・ヒョジュさんがドラマと同じように運命を変えたことがありますか?また、女性が運命を変えるときに必要なものは?
ハン:私は、女優になることで運命を変えました。私はこのような仕事をする状況ではなくて、むしろそこから離れた場所にいる学生でした。家の環境を見てもそういう機会がなかったんですが、運よく偶然このお仕事をすることになったんですが、これによって私の運命が変わったと思います。そうでなければ今頃は、静かな学生だったと思います。平凡な何か別のお仕事をしていたのかなと思います。そう思うと今このお仕事をできていることがとてもうれしいことだと思います。そして女性が運命を切り拓くときに大切なことですが、私も自分の運命を振り返った時に、自分を変えてくれたのは勇気だと思います。勇気を持てばいろんなことができると思います。新しい挑戦をする上でも勇気が大切だと思います。コンナ、ニホンデ プロモーションモ ヤッテイルシ(悪戯っぽい笑顔を見せる)

Q14:「華麗なる遺産」をきっかけにハン・ヒョジュさんのファンになった若い女性がたくさんいますが、同世代の女性たちに「トンイ」の魅力を教えてあげて下さい。
ハン:まずは感謝の言葉を申し上げます。昨日も空港についたときに、若い女性が温かく迎えてくださって、今までにない経験をして本当に感謝しています。「トンイ」という人物は凛とした何事にも屈しない強い意志を持っていたんです。そういう強さがトンイと人物を作り上げたんだと思います。皆さんもトンイを見て元気を、力を得てほしいと願っています。

Q15:撮影の中で一番楽しかったエピソードを教えてください。
ハン:チ・ジニ先輩と一緒にいた現場はすべた楽しかったんですが、出演者みんながおいしいお店に行くのが好きだったんです。ですから撮影が終わったらみんなでおいしいお店に行くのが楽しみでした。特別面白い事件と言うのはすぐには思い出せないんですが、ドラマの内容からしますと、トンイが王様の背中を踏むというシーンがあったんですが、そのシーンが最初に出てきて、そのあとみなさんこのドラマを見守っていただくと、実は最後の方にもそうした場面が出てきます。これもしかしたらネタばれでしたかしら?イエイエ、すれすれOKです(笑)

司会:そろそろ時間になりましたので、質問の方はこれで終わらせていただきます。4月10日からの「トンイ」、どうぞよろしくお願いします。
では、これからフォトセッションのコーナーとさせていただきます。


カメラマンの要求にあわせて、笑顔を向かてくれるハン・ヒョジュは、最後まで頬笑みを絶やさないで、時には手を挙げてみたりと、終始和やかな中でフォトセッションも終わった。
さあ、ここからイ・ビョンフン監督のインタビューの始まる15時20分まで、ナビコン韓ドラここが知りたいスタッフは休憩。ハン・ヒョジュの美しさに改めて感動しながら、NHKの食堂でランチタイム。新米カメラマンに、「イ・サン」を2倍楽しむコーナーの説明などしながら、2時半過ぎにイ・ビョンフン監督の取材の為に現場に戻る。現場の隅の方では、ハン・ヒョジュが個別特写の為の撮影中。その抜群のプロポーションに見とれていたその時、スタジオの天井に設えられているライトが、大きく左右に1m~2mほどスライド。あれッ?と思うや、NHKのスタッフらしき方の「ハン・ヒョジュさんを守って!」という声!午後2時46分、これまで経験したことのない大きな横揺れが長く続いた。かつてこれほどの大きな地震に遭遇したことのない筆者は、これが地震だとは気付かなかった。一方、同行した新米カメラマンは神戸で起きた大地震を経験しているだけに、すぐにこれが地震だと気づいて素早くスタジオの外に筆者を連れて出てくれた。

スタジオの外には、他のスタジオからも多くの人が飛び出してきた。廊下のテレビでは、マグニチュード8だか7だかの数字を映している。
結局、そのあとのイ・ビョンフン監督の合同取材以降のスケジュールは中止となった。

せっかくのプロモーションが、地震のためにおじゃんになってしまったが、トンイはどんな困難にもめげない強い女性。きっと4月10日から始まるドラマも、前作「イ・サン」同様、大ヒットするに違いない。
「イ・サン」を2倍楽しむコーナーを担当している筆者としては、サンの祖父の母、つまり正祖王の曾祖母のドラマだけに、いろいろ質問を用意していたのだが、こちらはいつかこの続きをNHKさんがやってくれるのを期待して、次回までのお楽しみとしておこう。

3時過ぎ、すべての交通手段がストップとなり、新米カメラマンと筆者は、NHKのある渋谷から、神奈川の自宅まで10時間をかけて歩いて帰宅した。「トンイ」は強い!でも、日本の母たちだって強いぞ!

今回の地震で被害を受けた多くの方々へのお見舞いと、亡くなった方々のご冥福をお祈りします。

ナビコンでは、韓ドラここが知りたい!【「トンイ」を2倍楽しむ】コーナーをオープンしました。ドラマのあらすじや見どころ、キャストの魅力はもちろん、舞台の背景となった朝鮮王朝の紹介もするのでお楽しみに。
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NHK「トンイ」番組サイト
初回放送は4月10日、NHKBSプレミアムで毎週日曜日夜9時から放送。

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