井上真央主演のNHK連続テレビ小説「おひさま」が4月4日からスタート、公式サイトにて各種PR動画や会見動画が公開されている。震災の影響で当初より1週間放送日を繰り下げてスタートするこのドラマ、各種番組スポットに加えて10分ものPR動画も加わって充実の動画コーナーとなっている。

一般的に連続テレビ小説のヒロインは経験の浅い若手女優が抜擢されることが多いが、今回は既にキャリアも知名度も抜群の井上の起用は驚きをもって報じられた。主人公の陽子の親友・郁子を演じるのも、映画「悪人」の演技で高い評価を得て注目を集めた満島ひかりが担当するなど、他の若手も既に活躍している実力派を揃えた印象だ。
物語は戦前・戦中・戦後を通してヒロインの生き方を描きながら、当時の日本の時代背景を織り交ぜて人々の生きる力を描く作品となっており、同枠ドラマの代表作である「おしん」を彷彿とさせる女一代記ものだ。しかしながら単に時代に沿って物語を追うのではなく、現代の主人公役として若尾文子が登場し、斉藤由貴演じる主婦がその聞き手となるという形で、回想シーンとしてメインの物語が位置づけられているという構成にも工夫がなされている。寄寓にも、斉藤も昭和61年4月期放送の同枠ドラマ「はね駒（こんま）」で主演を務めた際、前年にデビューして人気絶頂の頃だったのが話題になったという経歴の持ち主だ。
また、作中には注目の若手男優陣が集まるのもみどころだ。陽子の兄役に田中圭、永山絢斗、夫役に高良健吾、初恋の人役に金子ノブアキというように、色んなタイプのイケメンを揃えた感がある。
公式サイトの「おひさまムービー」と題されたコンテンツには、これまでに行われた各種取材会の模様が7本、25秒のPRスポットに2分のプレマップが2本、10分のガイド1本と、充実の動画が揃っている。ナレータや出演者のインタビューも交えて丁寧に作られたガイド動画は、物語の流れと登場人物の関係がわかりやすく紹介されており、背景となる長野県・安曇野の自然豊かで爽やかな映像も魅力だ。近年の同枠ドラマは、動画でのストーリー紹介を積極的に公開しており、途中から見始める視聴者にも配慮がなされている。ドラマの進行と共に動画コンテンツも充実すること間違いなしだろう。

NHK連続テレビ小説「おひさま」は4月4日（月）スタート、毎週月曜から土曜の朝8時から放送。再放送は同日昼0時45分から。BSプレミアムでの放送は月曜から土曜の朝7時30分からと午後6時45分から、1週間分まとめての放送は土曜日午前9時30分から。


おひさまムービー｜スペシャル｜連続テレビ小説「おひさま」

ナビコンでは、4月に放送開始するドラマの見どころを【4月新ドラマ】のコーナーでまとめて紹介している。各局ごとにまとめて見ると、刑事者の多いテレビ朝日、バラエティ色の強い日本テレビと各局の特色が見えてくる。予告動画が見られるので、まとめてチェックしてみよう。
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