最後の闘い!世の中を変えるために…「推奴-チュノ」、感動の最終話!あらすじと動画

2011年05月22日19時15分ドラマ

チョボクとの悲しい口づけの後、オッポクは奴婢団の仲間たちの待つ場所に駆けつけた!そこでオッポクが見たものは、両班ではなく仲間たちの遺体だった…ドラマ「推奴」最終回は、時代に立ち向かった者たちの凄惨な生き様を描いている。

何がおきたのか瞬時には理解できないオッポクだったが、瀕死のクッポンが事情を教えてくれた。オッポクたちが“上の方”として指示を受けていた、あの礼儀正しい青年にだまし討ちにあったのだ。仲間を皆殺しにされたオッポクはなす術もなく慟哭するしかなかった。

一方、月岳山ではテギルからの急ぎの知らせが入っていた。その内容は、チャッキはオンニョン(ヘウォン)と石堅(ソッキョン)を連れて鳥飛山へ、チェ将軍とワンソンは利川の商人宿で落ち合おうと言うもの。チャッキにとっては、そこまで手伝う義理はない。しかし、子供を連れたテハ夫人が、テギルの捜し求めたオンニョンだと知り、護衛を引き受ける。もっともソッキョンが王孫だとは知らないわけで、この後も子供好きのチャッキはソッキョンに気安く接する。チャッキは最後までソッキョンの身分を知らない。わかったときのリアクションが見てみたかった。

その頃朝廷では、奴婢たちが掌隷院を襲撃したとの報告に、仁祖王が怒りをあらわにしていた。反対していたイ左議政の考えに同調するしかなかった。イ左議政の考えとは、前回の見どころで紹介した、奴婢の戸籍を整理し、彼らを清との戦いに備えて北部に築城する奴婢として送り込むことだった。これが目的で、オッポクらに奴婢団を結成させたのだ。

オッポクには難しいことはわからない。しかし、自分たちがまた支配層である両班にだまされたということはわかった。オッポクは銃を構えひとり光化門の前に立った。さあ、このあとオッポクが何をするのか、ドラマのサイドストーリーとしてこれまでドラマを引っ張ってきたオッポクの最期をお見逃しなく。

テギルとテハ(C) 2010 KBS. All rights reserved ドラマ「推奴」は、厳しい身分制度の中で、同じ女性を愛したテギルとテハの悲しい愛と忠義を描いた物語ではあるが、ひょっとすると、男の友情を描いたドラマなのかもしれない。追う者と追われる者から始まったテギルとテハが、恋の敗者と勝者となり、そして今二人は同じ方向を見つめて走っている。
 テハ「こうして共に走ることになるとは」
 テギル「前から一緒に走っていただろう」
 テハ「一緒に走っていたたわけではない」
このとき、二人には間違いなく友情が芽生えていた。この後続く会話もお聞き逃しのないように。

その頃テギルと合流するために利川に向かうチェ将軍とワンソンの後ろをコソコソとソルファついてきた。もちろんテギルに会うためで、なんともいじらしく可愛い。しかし、ソルファはただ可愛いだけではない。テギルが、チェ将軍たちと合流するつもりはなく、あくまでもテハたちを手伝うつもりと見抜いた。彼女は鳥飛山へ向かった。

その鳥飛山でテギルとテハは清に向かうため、オンニョンたちの到着を待っていた。ヨンゴルテの部下たちに護衛されてオンニョンの姿が見える。視聴者は、テハの気持ちになってこの場面を観るのか、テギルの気持ちになるのか…。どちらにせよ、テギルの哀しい目が切ない。
さあ、これでテギルのお役目は終了!のはずだったが、テハの最後まで見届けてほしいという頼みに、テギルは逆らうことが出来なかった。

利川に到着したチェ将軍とワンソン。ここはテギルがみんなで暮らそうと農地を買っておいた場所。初めてその事実を知ったワンソン。しかし、テギルの土地の分だけは未払い状態。嫌な予感がする。

結局テハたちと同行することにしたテギル。そんなテギルに恩を感じたのか、テハが、テギルとオンニョンに二人っきりの時間を作ってやる。二人の最後の切ない会話をお聞き逃しのないように。涙をこらえきれないテギルは、ひと足先に船の調達に出かけた。

テギルが立ち去った後、チョルンが官軍を引き連れてやってきた。まったくしつこい!そして、強い!ヨンゴルテの部下たちが倒れ、テハが負傷した。万事休す!そこにテギルが戻ってきた。チョルンはテギルがここまでついてくるとは意外だったのだろう。「世の中を恨んでも、人を恨むものじゃない」なんともカッコいいテギルの台詞だ。
この言葉とテギルの生き様が、チョルンを正気にした。闘いは終わった。

kandoratop【作品詳細】【「推奴-チュノ-」を2倍楽しむ】

作品情報
■発売・レンタル:カルチュア・パブリッシャーズ
■(C) 2010 KBS. All rights reserved
■2010年、KBS、全24話
■キャスト:チャン・ヒョク、オ・ジホ、イ・ダヘ、キム・ジソク、
        イ・ジョンヒョク、コン・ヒョンジン
■スタッフ:監督・演出=クァク・チョンファン、脚本:チョン・ソンイル

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