封印された真の黒幕!「イ・サン」第14話のあらすじと予告動画-NHK

2011年07月23日13時16分ドラマ

無事に元護衛官ソ・インスたちの無罪を証明したサンは、これを機に一気に黒幕を探ることを決める!第14話では、父を陥れ、謀反を企てた黒幕が思いもよらない人物だったことが判明する。サンはもちろん英祖王もショックを受けるその人物とは…。NHK番組サイトでは予告動画が公開されている。以下、王朝特有の用語やしきたりについては、朝鮮王朝豆知識を参考に!

13話の中盤では、叔母ファワンから慰めの言葉をかけてもらっているサンは、優しい叔母の裏切り、謀反の黒幕であったことに深く傷つきショックを受けるサンだったが、気を取り直したサンは、敵を一網打尽にし、ついに謀反を計画した者たちと証拠品を押収した。
その頃ファワンは、保身のために英祖を訪ね身の潔白を訴えるが、英祖はすでにサンから全てを聞いた後だっただけに、冷たく追い返されてしまう。謀反をおこした者がファワンをはじめ重臣たちが関与していたことを明かし、宮中は大混乱に陥った。しかし、真の黒幕を暴くまでには至らなかった。捕らえた犯人の一人が、すべては自分の計画という遺書を残して自殺したのだ。もちろんそう仕向けたのは真の黒幕、貞純王妃だった。実の叔母の裏切りと、血はつながらないとはいえ祖母の裏切られたサン。英祖にいたっては、実の娘と妻が、自分のかわいい孫を殺そうとしているのだから、党派の争いとはげにおそろしや・・・。

isan(c) 2007-8 MBCこうしてひとまず宮殿に平和が訪れた。サンは、今回一番の功労者であるテスとソンヨンを宮中に招待し、プレゼントを渡した。テスは護衛官の訓練場を見に行き、ソンヨンはサンに宮中を案内してもらう。何度もソンヨンの絵に助けられたサンは、ソンヨンに図画署の画員になることを勧めた。尻込みするソンヨンを勇気付けるため、サンは言葉だけでなく手を握って励ましたのだ。「あーあ」…タイミング悪くそこに妻のヒョイがやってきた。
ここでサンの名誉のために一言言っておこう。このとき、サンはソンヨンに対して友達以上の気持ちは持っていない。しかし、ソンヨンには友達以上感情があるのは間違いない。そして、ヒョイは瞬時にこれを見抜いているはず。それが女ってものだ!だから「あーあ」なのだ。

ところで、サンはソンヨンに半ば強引に画員になることを勧めるが、これには単なる友情以外に、サンの政治理念から出たものだ。彼は、身分や性別といった差別をなくす世の中を目指し、王位についてからは、旧い悪習にとらわれることなく、革新的な数々の政策をとっている。そのもっとも代表的な政策が、人材登用にあった。サンは、これまでの厳しい身分による縛りの奴婢制度を廃止したり、適材適所に有能な人物を登用している。

さて、ファワンの養子チョン・フギョムは切れ者のホン・グギョンを味方につけようと、王と密接な関係を持つ司諌院(サガノン)の正言(チョンオン)という破格の昇進話をエサに取引を持ちかける。はたしてホン・グギョンはこれに対してどう答えるのか?第14話で心を決めるので、こちらもお見逃しなく。

ドラマ「イ・サン」は、2011年4月3日よりNHKにて毎週日曜日深夜11時から放送中。番組サイトには予告動画が公開されている。

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NHK総合「イ・サン」番組サイト

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